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ジャッキー・チェンは今もワン&オンリー! 『ポリス・ストーリー REBORN』は大満足の出来

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 おまえが50歳になっても、ジャッキー・チェン、銃や刃物を持った相手と戦ったり、高くて足場の狭い場所でノースタントでバトルしたり、その末に「それ『滑落』じゃなくて『落下』じゃん」と言いたくなる按配で地面まで落っこちたりしてるぞ。64歳だぞ。

 『ドラゴンロード』の映画館の物販で、ドラゴンキッカーを使用用と保存用のふたつ買い求め、一緒に観に行った同級生とあたりがまっ暗になるまで蹴り合っていた、36年前の自分にそう教えたくなった。『ポリス・ストーリー REBORN』を観て、という話だ。で、映画館を出て、スマホで公式サイトを見たら、各界の著名人たちが寄せている推薦コメントの多くが、そんなふうに自分が思いを巡らせた感じと同じノリで、笑ってしまった。わかる。めっちゃわかるわあ。

 あ、ドラゴンキッカーというのは、『ドラゴンロード』に出てくる、サッカーとバトミントンを合わせたようなスポーツです。羽根を手で触らぬよう、地面に落とさぬよう、蹴って運んで敵のゴールに入れるというもので、当時、映画館ではその羽根(その商品名もドラゴンキッカー)が売られていたのです。蹴るたびにボロボロと羽が抜け、翌日には使えなくなるシロモノでした。

 何度にもわたるハリウッド進出→失敗の末、1990年代後半についに達成(『レッド・ブロンクス』から『ラッシュアワー』シリーズあたりですね)、その後2010年代に入ってからは、『ベスト・キッド』(準主演、2010年)あたりを最後に、本国に戻った感のあるジャッキー・チェン。要は、よくも悪くも、ちょっと落ち着いた、というか。

 って、海外の状況をそこまで詳しく把握しているのかおまえは、と問われると自信ないが、少なくとも日本国内においては、ここ数年のジャッキー・チェンの映画は、明らかに公開規模が小さくなってきている、という実感はある。

 「身体を張った本格アクション映画はこれで最後」という宣言と共に公開された『ライジング・ドラゴン』(2013年)や、エンディングの出演者全員舞踊シーンに「ジャッキー、ボリウッド映画やりたかったんだな」と納得するしかない『カンフー・ヨガ』(2017年)などはまだよかった。しかし、今作『ポリス・ストーリー REBORN』は、11月23日の公開時点では、都内はTOHOシネマズ日比谷・新宿の2館のみ。山形(3館)よりも少なくてどうする、とも言い切れない、なんとなくその感じを理解できてしまうのが、我ながらちょっとあれだなあ……と思いながら、いそいそと日比谷まで足を向けるのだった。

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