「この映画を通して成長できた」 『モダンライフ・イズ・ラビッシュ』J・ホワイトハウスが語る
「音楽は自分の心から出てくるアート」
ーーダニエル・ギル監督から主人公・リアムを演じるにあたって、アドバイスなどはありましたか?
ホワイトハウス:ダニエルは撮影スタイルや役柄についても、明確なビジョンがある監督だった。リアムとナタリーの仲の良さを表現するために一緒にワークショップもやったし、口ゲンカの即興の練習もしたよ。あと、劇中の思い出作りのシーンの前は、リアリティーを出すために実際に2人でデートするようにと言われて、2人でライブに行ってバンドを見たりもしたね。
ーー今回の撮影で苦労した部分はありますか?
ホワイトハウス:全部簡単だったよ。というのは冗談で(笑)、今回ほぼ初めての主役だったんだけど、準備期間も短い中、全責任が自分の肩にかかっているみたいで、それはすごく大変だった。ただ本当に、この映画を通して成長できたと思う。いろんな経験や責任もあったけど、それも自分がやりたかったことだったからよかったよ。
ーー得たものは大きかったと。
ホワイトハウス:練習をして、セリフも覚えて、キャラクターも作って......という作業を短期間でやることは、俳優として大きな経験だったね。
ーー俳優だけでなく、ミスター・バーバリーのモデルやミュージシャンなど多岐に活動が渡るあなたの今後の展望は?
ホワイトハウス:モデル業も、映画もドラマももちろん続けていきたいと思っている。この業界に入るのはすごく大変なことだから、入り込めたということだけでもラッキー。ただ一番やりたいのは、実は音楽なんだ。俳優業はある種、監督のビジョンや、誰かのアートに協力するという形で携わっているけれど、音楽は自分の心から出てくるアートだと思っているよ。
(取材・文・写真=島田怜於)
■公開情報
『モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~』
11月9日(金) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
監督:ダニエル・ギル
脚本:フィリップ・ガウソーン
出演:ジョシュ・ホワイトハウス、フレイア・メーバー、イアン・ハート
主題歌:「リコリス・ガール」ヘッドクリーナー
配給:S・D・P
後援:ブリティッシュ・カウンシル
協力:British Culture in Japan
2017 年/イギリス映画/英語/104 分/ビスタ/カラー/5.1ch/原題:Modern Life is Rubbish/PG12/日本語字幕:中沢志乃
(c)Modern Life Pictures Limited 2016
公式サイト:http://nakimushiguitarist.com/