King & Prince 平野紫耀が明かす、“役者”としてのスタンス 「僕の中で本業は“アイドル”」

平野紫耀が語る、役者とアイドル

「追い詰められ具合は刺激になります」

ーーKing & Princeとしてのアイドル活動と今回のような役者としての活動では、どのような違いを感じますか?

平野:あっちゃ〜、そうか……。お芝居をするときは、僕の中では“本業じゃない”という意識が高くて、いかに皆さんに迷惑をかけないようにやるか気をつけています。僕の中で本業は“アイドル”。他の俳優さんや女優さんに混じってお芝居をするのが、実は申し訳ないくらいなんです。なので、なるべく皆さんに迷惑をかけず、足を引っ張らないようにという意識はあります。今回のように主演をやらせていただく機会も多いですが、僕がリーダーシップを取ってやるというよりは、皆さんと協力させていただきながら、いいものを作っていきたいなという考え方です。

ーーお芝居をすることの魅力はどのように考えていますか?

平野:お芝居はすごく楽しいです。僕はずっとジャニーズで、グループで歌番組や舞台に出ることが多いからかもしれないですけれど、1人で違うお仕事に行ってお芝居をするのは、社会に放り出されたというか、やっと成人式を迎えられたような感覚になるんです。「自分が頑張らないとヤバいぞ」という追い詰められ具合は刺激になりますね。まあMじゃないんですけど(笑)。

ーーメンバーがいるのといないのも大きな違いですよね。

平野:メンバー以外との接し方もだんだん分かってきました。最初、1人でお仕事をするのはだいぶ心細かったんですけど、だんだん「1人でもやらなきゃいけないんだ」という自覚は出てきましたね。

ーーメンバーがいないのにも慣れてきたと。

平野:慣れ過ぎてしまうのもよくないとは思いますが、「メンバーがいて当たり前」と思うのもよくないと思っているんです。「親しき仲にも礼儀あり」という考え方は忘れたくないので、現場に慣れ過ぎず、いい緊張感を持って何事にも臨みたいなと。それに、今回も皆さんすごかったんです。例えば磯村くんは、僕が「こういうのしたいんですけど」って言ったら、「じゃあ俺こうするね」みたいな対応力が素晴らしくて。台本を読みこむ過程で桜井(日奈子)さんは意見を出していたりとか、みんなの作品に対する向き合い方は本当にすごいなと思いました。僕はまだお芝居もぺーぺーな状態なので、そうやって皆さんにいろんなことを教えていただきながら成長できたらいいなと思ってやっています。

※高橋海人の「高」はハシゴダカが正式表記。

(取材・文=宮川翔)

■公開情報
映画『ういらぶ。』
11月9日(金)全国ロードショー
出演:平野紫耀(King & Prince)、桜井日奈子、玉城ティナ、磯村勇斗、桜田ひより、伊藤健太郎
原作:星森ゆきも『ういらぶ。―初々しい恋のおはなし―』(小学館『Sho-Comi フラワーコミックス』)
監督:佐藤祐市
脚本:高橋ナツコ
製作:『ういらぶ。』製作委員会
制作プロダクション:アスミック・エース、共同テレビジョン
配給:アスミック・エース
(c)2018 『ういらぶ。』製作委員会 (c)星森ゆきも/小学館
公式サイト: http://welove.asmik-ace.co.jp/

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる