有村架純、ついに岡田健史への恋心に気づき涙 『中学聖日記』は怒濤の展開に

『中学聖日記』第3話は怒濤の展開

 聖と晶の組み合わせは、視聴者にとってもチャーミングなカップルとして映るのではないだろうか。勉強合宿の帰りに、手が触れ合うか触れ合わないかの距離での2人の会話は初々しく、微笑ましい。有村架純が生み出す親近感が、この2人を見守っていたいという思いを強める。

 一方、勝太郎は、女性のリーダーとして弱みを見せることを拒んできた律の強がりに理解を示す。そんな勝太郎に、律は無言でキスをする。律のミステリアスな振る舞いは、聖と勝太郎の感情を言い当て、アドバイスをするなど常に物語を動かし続ける役割を果たしてきたが、いよいよその律も、このストーリーに飛び込む形となった。

 物語の終盤は、息をのまずにはいられない。いつものように、聖の部屋でかつての指導担当者・千鶴(友近)に晶の話をしている中で、千鶴が突如「あんたもう嘘つくのやめな」と指摘する場面は、視聴者にとっても驚きだっただろう。今まではコメディーパートを担っていた聖と千鶴の会話において、このシリアスな一言と有村架純の涙は、聖がもう元に戻れないことを明確に示す。

 晶に振られたるな(小野莉奈)が、晶の母・愛子(夏川結衣)に「担任の末永は、晶くんをたぶらかしてます」と感情をあらわに言い残すなど、るなは今後大きな「悪役」の役割を担うことになりそうだ。千鶴の忠告に対して、聖は「分かってます。これ以上はありません」と涙を拭きながらも、まっすぐな表情で声を張る。いよいよ今後の展開は読めないものになってきた。

(文=島田怜於)

■公開情報
火曜ドラマ『中学聖日記』
TBS系にて、毎週火曜22:00~23:07放送
出演:有村架純、岡田健史、町田啓太、マキタスポーツ、夏木マリ、友近、吉田羊、夏川結衣、中山咲月
原作:かわかみじゅんこ『中学聖日記』(祥伝社フィールコミックス)
脚本:金子ありさ
演出:塚原あゆ子、竹村謙太郎、坪井敏雄
主題歌:Uru「プロローグ」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
製作:ドリマックス・テレビジョン、TBS
(c)TBS
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/chugakuseinikki_tbs/

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