草なぎ剛、『ムタフカズ』会見中に“5才児タイム突入”のゴング 「僕たちの声が、U・S・A!」
マッスルといえば、本作には人気プロレスラーたちも出演しており、この日は桜庭和志、所英男、中村大介もステージの上に。「ちょっとみんなでやりませんか?」という満島の提案で、なぜかみんなで「サンキューベリーマッスル!」とポーズをすることに。
さらに、プロレスシーンのアフレコは、実際に3人がチョップを入れるなどして、リアルな音が使われているという秘話が飛び出すと、「草なぎさん、ちょっと(技を)かけてもらったら?」と、またもや満島から無茶振りが! 草なぎが3人から絞め技をかけられる、まさかの展開になってしまうのだった。といいつつも、もちろんこれはかけているフリなので「……はい、OKです!」と草なぎが合図をするとすぐに技が解け「やさしいから全然力入ってなかった」とファンを安心させる。
しかし、それが草なぎ剛の5才児タイム突入のゴングだった。「桜庭さん、YouTube見てますよー」と、雑談に持ち込む自由奔放っぷりを発揮。「(満島も)やってもらったら?」と小さい声で振るのだが、そんな時間はないと判断した満島がジェスチャーで「やめておきます」と伝える。すると悔しかったのか、草なぎは満島のレザージャケットについていたチェーンを掴み「チェーン引っ張っちゃうぞ!」と戯れる。
見かねた柄本が「ちょっと(MCの)話、聞いてもらっていいですか」と注意するも「柄本さん、茶色いスーツ似合ってますよ、今日(笑)」と、まったくめげない草なぎ。「いいよ、スーツは! 進行があるからー!」という柄本に、さらに「ここまで着こなす人は最近見たことないね。茶色のスーツにこの柄ってすごいですよ。JANTJE_ONTEMBAAR(ヤンチェオンテンバール)だな」と、親友・香取慎吾のブランド名を出して絡みまくり。「いいよ、俺の色合いはー。恥ずかしいんだから。進行あるから、進行!」とタジタジになりながらも、草なぎを慕う姿は、劇中のアンジェリーノとヴィンスの関係性に近く、微笑ましかった。
柄本の頑張りによって、ようやく草なぎの脱線が軌道修正されると、ステージ上にくす玉が出現。草なぎが割ると、本作が日・英・米での同時公開というニュースが発表された。すでにフランスでは60館で公開され、3週間で4万人以上を動員している本作。ドイツ、オーストラリア、ニュージーランドでの公開が予定されており、さらにスペイン、スイスでは公開日調整中。そして、東ヨーロッパとフィンランドではテレビ放映も決定するなど、世界的人気作品となりそうだ。
しかも、アメリカでは日本語版+英語字幕で公開されると聞くと、草なぎは「すごい! 僕たちの声が、ユナイテッド……USAに? U・S・A!」と叫び、満島と共に“いいねダンス“で大喜び。その後もアンジェリーノボールを観客にプレゼントしたり、取材陣のみならず客席にもフォトセッションタイムを実施したりと大盛り上がり。「みなさん世界に拡散してくださいね!」(草なぎ)、「イェ〜、ウィリーウィリー!」(満島)と、ラストまでハイテンションな初日大感謝祭だった。
(取材・文=佐藤結衣/写真=大和田茉椰)
■公開情報
『ムタフカズ』
全国公開中
声の出演:草なぎ剛、柄本時生、満島真之介、上坂すみれ、成河、柴田秀勝、藤井隼、桜庭和志、中井祐樹、所英男、中村大介、木原実、福井謙二、吉田尚記、男色ディーノ、Creepy Nuts
監督・絵コンテ:西見祥示郎
監督・編集:ギヨーム“RUN”ルナール
作画監督:滝口禎一
美術監督:木村真二
プロデューサー:田中栄子、アンソニー・ルー
アニメーション制作:STUDIO4℃
製作:ANKAMA
Presented by:パルコ、Beyond C.
配給:パルコ
2018年/日本・フランス/94分/カラー
(c)ANKAMA ANIMATIONS - 2017
公式サイト:mutafukaz.jp