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「週末映画館でこれ観よう!」今週の編集部オススメは『ウインド・リバー』

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 リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今年の夏はセブンイレブンの「金のワッフルコーン」がやめられない阿部が『ウインド・リバー』をプッシュします。

『ウインド・リバー』

 2018年ももう半分以上過ぎましたが、今のところ日本公開の映画で2018年マイ・ベストを飾っているのが『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』。それでもやはり、ホークアイの不在は寂しいもので、ジェレミー・レナーのInstagramをただただ眺めてニヤニヤする日々を送っておりました。

 そんなわたしのホークアイロス(死んでないけど)を癒やしてくれたのが、7月27日公開の『ウインド・リバー』。アメリカ中西部・ワイオミング州のネイティブアメリカンの保留地ウインド・リバーを舞台に、少女ばかりが殺される謎の事件を追う物語です。

 事件の第一発見者となったのが、ジェレミー演じる野生生物局の白人ハンター、コリー・ランバート。そして捜査のために新米FBI捜査官ジェーン・バナーが、ウインド・リバーにやってきます。そのジェーンを演じるのが、エリザベス・オルセンなのです。

 言うまでもないですが、ホークアイ×ワンダの夢の競演。しかし『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で描かれたようなメンタルボロボロのワンダを、ジェレミーが救い出すという形ではなく、コリーとジェーンは共に犯人探しに奮闘します。ただ寡黙ながら、心の奥に熱い魂を持つという点ではホークアイとコリーが重なる部分があり、「そのジェレミーが見たいんです!」という欲を満たしてくれる作品でもありました。

 少女の遺体は他殺と断定できず、規定によりジェーンは新米であるのに仲間のチームを呼べずにいました。仕方なく1人で捜査を続けることになり、そこから様々な困難にぶつかります。ジェーンが捜査を進める中で、われわれ観客は極寒の地ウインド・リバーに静かに潜むネイティブ・アメリカンの闇を知ることになるのです。

 本作の監督・脚本を務めたのは、『ボーダーライン』『最後の追跡』の脚本家テイラー・シェリダン。『ボーダーライン』で麻薬戦争の闇、『最後の追跡』でテキサス貧困の闇を描き、今回長編映画監督デビューを果たします。ちなみに、『ボーダーライン』から『ウインド・リバー』までの3作は、“フロンティア・トリロジー”と呼ばれています。

 シェリダンはインタビューで、『ボーダーライン』で提起された問題が『ウインド・リバー』の中で答えられているという見方もできると言っていますがその一方で、それぞれの作品はしっかり独立して仕上がっているとも語っているので、本作がシェリダン作品初見となっても十分楽しめます。いや、もう最高です。

 これだけのキャストが出演しているのに上映当初はわずか全米4館からスタートしたという本作。出演者が豪華で、アカデミー賞ノミネート経験のある脚本家ともあり、『カメラを止めるな!』現象とまでは言えないものの、評価されるべき作品がしっかり広がっていく口コミの力を改めて考えてしまいます。

      

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