欅坂46 平手友梨奈、女優として“覚醒”なるか 映画『響 -HIBIKI-』への期待
平手が演じる鮎喰響は、圧倒的な文才を持った現役女子高生。何事にも動じず、堂々とした雰囲気、自分の感性に従う性格は、“欅坂46の平手友梨奈”に限りなく近い。平手の演技経験としては、欅坂46が出演したドラマ『徳山大五郎を誰が殺したか?』(テレビ東京)、『残酷な観客達』(日本テレビ)があるが、『響 -HIBIKI-』で求められるのは、そのさらに何段階か上の演技力。女優・平手友梨奈として覚醒する姿が、今回の『響 -HIBIKI-』には大いに期待できる。
また、平手は現役の女子高生であるということも、演じる鮎喰響との共通点にある。現在、平手が出演する坂道合同オーディションCMが流れているが、「いい青春というのが送れない可能性もある」というセリフは、平手の生きている今を、生々しく表した象徴的な一言だ。『響 -HIBIKI-』は、後に平手の青春を切り取った、女優としての大きな一歩として語られるであろう作品になるのではないだろうか。
■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter
■公開情報
『響 -HIBIKI-』
9月14日(金)全国東宝系にて公開
原作:柳本光晴『響~小説家になる方法~』(小学館『ビッグコミックスペリオール』連載)
監督:月川翔
脚本:西田征史
出演:平手友梨奈、北川景子、アヤカ・ウィルソン、高嶋政伸、柳楽優弥、野間口徹、小松和重、黒田大輔、板垣瑞生
配給:東宝
(c)2018映画「響 -HIBIKI-」製作委員会 (c)柳本光晴/小学館
公式サイト:http://hibiki-the-movie.jp/