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深田恭子の“困った笑顔”が切ない 『隣の家族は青く見える』が男女から共感されるワケ

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 ドラマ『隣の家族は青く見える』(フジテレビ)は、様々な家族が暮らすコーポラティブハウスが舞台だ。それぞれ悩みを抱えている4組のカップル・家族が暮らしているが、2月1日放送の第3話では、不妊治療に励む主人公夫婦に焦点が当てられ、妊娠・出産に悩む女性の気持ちを代弁する印象的なシーンがあった。

 主人公・五十嵐奈々(深田恭子)と大器(松山ケンイチ)は引き続き不妊治療に励んでいる。第3話で奈々は、担当医からクロミッド(排卵誘発剤)の服用を勧められる。

 子づくりに励み始めて1年経っても妊娠しなかった奈々。精液検査や卵管造影検査では特に異常は見られておらず「原因不明不妊」と診断されている。不妊治療の初期段階に行われるタイミング療法(排卵に合わせて性行為をする方法)を行っているが、芳しい結果は得られていない。次の段階(人工授精等)へ進む前にタイミング療法で結果が得られるため、担当医は奈々にクロミッドを勧めたのだろう。

 クロミッドの副作用からか、奈々は些細なことで苛立つようになる。そんな奈々の姿に大器は戸惑いを見せつつも、不妊症を除けば、2人の生活は順風満帆に見える。大器は職場の大きなプロジェクトに参加することになり、奈々もそれを喜び、大器をサポートする。

 そんな中、ある出来事が奈々の心を静かにかき乱していた。大器の妹・琴音(伊藤沙莉)がはじめて胎動を感じた時である。琴音は、大器の両親が営む焼き鳥屋のバイト店員・糸川啓太(前原滉)と予期せぬ妊娠をした。しかし、大器の母・聡子(高畑淳子)は「孫の顔が見たい」と望んでおり、待望の初孫ということで啓太と琴音の間にできた子供のことをあっさり承諾する。琴音のお腹の中にいる子供はスクスクと成長しており、琴音はお腹の中で動く赤ちゃんを感じるのだ。胎動を感じて喜ぶ啓太と聡子。しかしそんな彼らの様子を見て、奈々は複雑な表情を見せる。奈々は琴音の妊娠が発覚した時もその場にいた。その時は、大器の家族とともに喜ぶ表情を見せた奈々だったが、今回ばかりは“素直に”喜べなかったようだ。

 クロミッドを服用し、タイミングを取り、苛立ちや眠気などを感じていた頃、奈々は生理(劇中では「あれ」と呼ばれていた)が来ていないことに気付く。今までの奈々の症状が妊娠の兆候に当てはまっていることを知り、喜ぶ奈々と大器。しかし薬局で妊娠検査薬を購入した日、生理が来たことが分かる。残業していた大器のもとには「妊娠してなかった」「期待させちゃってごめんね」と書かれたメールが届く。任されたプロジェクトの準備を楽しそうに進めていた大器だったが、メールを読んだ後、不妊治療に励む奈々の心の内を察した彼の背中が印象的だった。

 翌日、休日の土曜日にも関わらず、大器は朝早くから奈々を連れて出かける。富士山の麓にある御胎内神社へ行き、子宝祈願に向かう2人。奈々は大器の思いやりに触れ、優しげな表情を浮かべる。自宅へ戻り、奈々のために食事をつくる大器。大器は冷蔵庫からビールを持ってくるのだが、なぜか奈々の分も用意する。驚く奈々だったが、大器は「(妊娠していなかったと)落ち込むのも仕方がない」と声をかけ、一旦全部リセットしてまた挑戦しようと声をかける。優しく励ます大器の言葉に思わず涙ぐむ奈々は、大器の妹・琴音の赤ちゃんがお腹の中で動いた時、素直に喜べなかったことを吐露する。自己嫌悪に陥ったと話す奈々の肩を優しく抱き寄せる大器は言う。

「大丈夫。絶対いつか俺たちのところにも来てくれるって」

      
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