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西島秀俊演じる夫は完璧な良い夫? 『奥様は、取り扱い注意』それぞれの夫婦の形

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 「君の一度きりの人生において、一番大切なものは何だい?」。11月1日に放送された『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)のエピソード05「太極拳教室」。物語は、夫・啓輔(石黒賢)の何気ない一言がキッカケで、これまで溜まり続けていた不満を爆発させた優里(広末涼子)が、家出を決意することから始まる。優里に誘われた伊佐山菜美(綾瀬はるか)と京子(本田翼)もまた、夕食の支度を放り出して家を出ていってしまう。

 しばらく経ってから、妻の家出に気づき、慌てて外に飛び出す啓輔、勇輝(西島秀俊)、渉(中尾明慶)の三人。偶然家の前で居合わせた彼らは、家出したのが自分の妻だけじゃないことを知り、「三人一緒なら、そんなに心配する必要はないかもしれませんね」とホッとする。安心している勇輝と渉に対して、「心配すべきなのは、そんなことじゃないでしょう。もめるたびに家出をされたら、たまったもんじゃありませんよ」と険しい口調で指摘する啓輔は、きつく叱った方がいいと続けた。それを聞いた勇輝は「彼女たちにも、たまには家から離れて、息をつく時間が必要なんじゃないでしょうか?」「僕たちが思ってる以上に、家事をこなすのは重労働で、自由と呼べるような時間は、少ないと思いますよ」とやんわり反論。

 優里は家出をする理由について、「これ以上家の中にいたら窒息する」と言っていた。一見、我が家は自由の場所であるように思えるが、家族もまた社会(の最小単位)なのだ。家庭とは、家族が生活を共有する場。ある意味では最も“不自由”な場所なのかもしれない。ちなみに、菜美が家を出る時に「家出します」というメモを置いた玄関には、大きな白い羽の絵画が飾ってあった。羽のデザインには、“自由”という意味もある。まるで、菜美たちが「“羽”を伸ばしてきます(抑えられた状態から解放されて、のびのびと振る舞う)」と言っていることを表現しているようだ。

 一方、菜美たちは優里が「昔、ちょっとだけ通った所」というクラブに行くことに。そこで、若い男性にナンパされる優里。「人生は一度きりだよ。後悔しないように、俺を試してみない?」と口説かれるも、「一度しかない人生だから……あんたみたいな男は願い下げ」とキッパリ断る。

 第5話では、この“一度きりの人生”という言葉が頻繁に使われていた印象だ。優里の主婦友である佳子からのメールには「人生、一度しかないぞ。笑」という文面があり、優里が啓輔に働きに出たいと再度お願いする時も、その理由について「一度しかない人生だから、悔いのないようにやってみたいの」と口にする。優里が「働きたい」と力強い瞳で真っ直ぐに訴えかけるも、啓輔は「君の一度きりの人生において、一番大切なものは何だい? 僕や啓吾(息子)じゃないのか?」という最もズルイ言葉で投げ返す。そして「君は、目をそらそうとしているだけだ。主婦として、僕と啓吾をもっとしっかり見つめてくれ」と続ける。

      

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