齊藤工、長編監督デビュー作『blank13』公開へ 高橋一生、リリー・フランキーらが出演

 齊藤工が長編映画初監督を務めた高橋一生主演『blank13』が、2018年2月3日よりシネマート新宿にて限定公開されることが決定した。

 俳優の斎藤工が「齊藤工」名義で長編監督デビューを果たし、放送作家のはしもとこうじの実話を基にした本作は、13年前に突然失踪した父が余命3カ月で見つかったことから始まるある家族を題材にした物語を描く。主人公・松田コウジ役を高橋一生が、その彼女役に松岡茉優、失踪した父親役にリリー・フランキー、母親役を神野三鈴が務める。また、監督の齊藤自身も主人公の兄・松田ヨシユキ役で出演する。

 本作は、本年度のゆうばり国際ファンタスティック映画祭にてゆうばりファンタランド大賞「作品賞」を受賞。音楽監督は俳優・ミュージシャンとして活動する金子ノブアキ、スチール撮影はレスリー・キーが務めている。

齊藤工 コメント

オブラートくらいペラッペラな私には、“監督”と言う重厚な響きが未だしっくり来ませんが、この作品への関わりとしてそれ以外の役職名が今の所無いので、偉そうに名乗ってしまっています。私がこの作品に対してした事と言えば、はしもとこうじ氏のとっておきの物語を映画にしたいと言い、身に余るスタッフ方・キャスト方に集まって頂き、それをワクワクしながら特等席で見ていた、ただの我儘おっさん傍観者です。映画とは、やはり映らない部分にも沢っ山のドラマがある事を、身を以て体感しました。まだ先ではありますが、皆様のお陰で無事に来年公開が決まりました。本当にありがとうございます。派手にではなく、じっくりと手渡しの様に劇場にてこの作品を届けて行きたいと思っています。同時にここから公開までが最も大事な時間です。恩着せがましいですが、この作品を一緒に育てて頂きたいです。かつて映画少年だった私には、この瞬間も含め、夢の様な映画の時間の進行形を過ごしています。

高橋一生 コメント

この作品に参加しての感想

作品作りというものに、撮影前からこれほど参加させていただいた経験は、はじめてのことでした。幸せな時間でした。

齊藤監督について

映画に向ける静かな熱情を常に現場で感じていました。お芝居をしっかり見てくださっていたので、技術的な事を敢えてしない臨み方が出来たと思っています。

メッセージ

人生の愛しさも、滑稽さも、絶望も、少しの希望も感じられる映画になっていると思います。是非ご覧になっていただいて、少し忘れてしまっていたかもしれない、自分の身近に居る好きな人達の事を思っていただけたら嬉しいです。

■公開情報
『blank13』
2018年2月3日、シネマート新宿にて限定公開

監督:齊藤工
原作:はしもとこうじ
脚本:西条みつとし
音楽:金子ノブアキ
主題歌:笹川美和「家族の風景」cutting edge
スチール:LESLIE KEE
出演:高橋一生、松岡茉優、斎藤工、神野三鈴、大西利空、北藤遼、織本順吉、村上淳、神戸浩、伊藤沙莉、川瀬陽太、岡田将孝(Chim↑Pom)、くっきー(野性爆弾)、大水洋介(ラバーガール) 、昼メシくん、永野、ミラクルひかる、曇天三男坊、豪起、福士誠治、大竹浩一、細田香菜、小築舞衣、田中千空、蛭子能収、杉作J太郎、波岡一喜、森田哲矢(さらば青春の光)、榊英雄、金子ノブアキ、村中玲子、リリー・フランキー 他
(C)2017「blank13」製作委員会
配給:クロックワークス
公式サイト:www.blank13.com

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