相葉雅紀、抜群に高い好感度はどう演技に活かされる? 紅白司会後は映画・ドラマへの復帰なるか

 他にも、メイキングや特番などで見せる優しさやスタッフへの配慮なども、相葉が多くのCMに起用される理由の一因と言えるのではないか。『第67回NHK紅白歌合戦 夢を歌おう』(NHK系)の総合司会も務めることになったのも、共演者はもちろんスタッフまで、誰に対しても温かく接することができる人柄を見込まれてのことだろう。

 気になる演技の仕事だが、月9ドラマ初出演・初主演となった『ようこそ、わが家へ』(15年)以降、出演が途絶えている状況だ。同作では、優しくてどこか気弱な青年が、家族を守るために立ち上がる姿を演じ、「第25回 TVLIFE年間ドラマ大賞2015 主演男優賞」を受賞するなど、高い評価を得た。CMなどで見せる親しみやすさだけではなく、その芯にある強さも見せたことが評価の一因となった。司会やCMなどで大いに活躍しているのは、ファンとしては嬉しい限りだが、そろそろ演技の面でもその実力を見せてほしいところである。紅白総合司会を見事に務めたあかつきには、きっとより高いレベルでの芝居を披露してくれると信じて、次回作の情報を楽しみに待ちたい。

(文=高橋梓)

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