菊地亜美、地味な“黒髪”に反響 SNS賑わせた『レンタル救世主』の試み

 11月20日に放送された沢村一輝主演ドラマ『レンタル救世主』(日本テレビ系)第7話が、ふたつの大きなトピックでSNSを賑わせた。

 ひとつは、タレント・菊地亜美のゲスト出演だ。テレビで彼女の姿を見ない週はないと言っても過言ではないほど、様々なバラエティ番組に引っ張りだこの菊地だが、ドラマや映画で演技を披露する機会は少ない。今回菊地がドラマに出演したのは、2015年4月に放送されたスペシャルドラマ『容疑者は8人の人気芸人』(フジテレビ系)以来、約1年半ぶりのことだった。

 期間限定・料金加算方式の支払いにより、どんな無理難題もこなしてくれる「レンタル救世主」が、訳アリ依頼者たちを“救済”していく模様を描いた同ドラマ。菊地が演じたのは、中村アン演じる「レンタル救世主」秘書の秦野いろはの高校時代の友人・星子という役柄だ。「バーガー村」という市の施設の移転問題で収賄疑惑をかけられ、ワイドショーなど世間でも注目される星子は、逮捕される前に、自身が高校時代に所属していたチアリーディング部“ラバーズ”のメンバー7人に会いたいと「レンタル救世主」に依頼する。

 放送後、菊地の演技はSNSなどで賛否両論を巻き起こしたが、普段とは違う彼女の姿に、「菊地亜美だと気づかなかった」「こっちの方がかわいい」などといった声も多数見受けられた。菊地本人も放送後にTwitterで「演技は…(顔文字/悲しい)だけどね、こんな素晴らしい役を下さったプロデューサーさんに後悔されたくないので(笑)私は前向きに行きます(顔文字/楽しい)笑」と演技については自分でも納得できていないことを明かしていたが、髪を真っ黒に染め、普段の明るさを封印して全力で挑んだ役作りは評価に値するものだろう。バラエティ番組で数々の修羅場を乗り越えてきたからこそ生み出される努力が垣間見え、今後もこの“誠実さ”が買われて、演技の仕事も増える可能性もあるのではないだろうか。

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