Hey! Say! JUMP知念侑李、“甘えん坊の人見知り”は初主演映画『金メダル男』で輝くか?

 ウッチャンナンチャンの内村光良が原作・脚本・監督・主演を務める映画『金メダル男』。2016年10月22日に公開予定であるこの作品は、2006年公開の『ピーナッツ』、2013年公開の『ボクたちの交換日記』に続く、内村監督3作品目だ。その『金メダル男』で、内村とW主演を務めるのがHey! Say! JUMPの知念侑李である。知念は今回が初の主演映画。内村が主人公の30歳以降の壮年期を、知念が30歳までの青年期を演じ、2人1役に挑戦する。

 『金メダル男』は、2011年に上演された内村の一人舞台『東京オリンピック生まれの男』が元となっている。東京オリンピックの開催に日本中が沸いていた1964年、長野県塩尻市に生まれたのが主人公・秋田泉一。小学生の時に運動会の徒競走で1等賞を獲った彼は、その幸福感に取り憑かれてしまう。それ以降、絵画や書道、火起こし、大声コンテスト、鮎のつかみ取りまであらゆるジャンルで1等賞をゲットし続け、「塩尻の金メダル男」と呼ばれるまでに。しかし、中学校以降1等賞が取れなくなっていく。挫折や失敗を重ねながらも人生経験を積んでいくという内容だ。

 “内村の集大成”とも言われている『東京オリンピック生まれの男』を元にした思い入れのある作品に知念を起用した理由はいくつかある。一つは、過去に共演した現場スタッフから「親子に見える」と言われたことだ。内村は、実際このようなコメントをしている。

「最初、僕の若いころは誰に演じてもらおうか、ずっと見当がつかなかったんです。そんなときに、スタッフから、知念くんの名前が挙がってきて。そういえば撮影現場で、親子に見えるなんて言われていたことを思い出して、そのときにふたりでひとつの役をできるなとイメージできました」(出典:『金メダル男』公式サイト

 そして二つめは、内村と知念の馬が合ったこと。内村はもともと若手芸人に目をかけることが多いが、知念は「超」がつくほどの人見知りだ。ドラマの現場で共演者やスタッフに話しかけてほしくない故に、床に貼られていたガムテープをひたすら眺め続け、“話しかけるなオーラ”を出していたという「ガムテープ事件」はファンの間で有名である。さらに以前、ラジオ番組『Hey! Say!7 Ultra JUMP』(文化放送)にて、プライベートでビデオカメラを購入する際はメンバーの薮宏太に全て任せ、食事のオーダーをする際はメンバーの有岡大貴にやってもらう、というエピソードを披露していたほど。

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