藤田富&武田玲奈が語る、国民的ヒーローを演じるために必要なこと 武田「弱音を人に見せたくない」

『仮面ライダーアマゾンズ』インタビュー

武田「シーズン2では、ひとりでも強く生きていける強い美月を演じたい」

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武田玲奈

──それぞれの役柄で共感する部分はありましたか?

武田:美月は悠のことしか頭になくて、ずっと追いかけ続けるんですが、最後には彼を自然に返そうとします。自分のことよりも大切な人のことを優先してしまう気持ちには共感できますね。あと、もしも大切な人ができた時は、私も美月と同じような感じになっちゃうのかなって。

藤田:悠と僕の境遇がすごい似ているなと感じていて、僕も小さい頃は勉強しなさいっていつも言われて育ってきました。小学生の頃は、当時打ち込んでいた水泳や劇団を受験のためにやめるように言われたり、中学に入ってからも成績が落ちるから部活には入らないようにとか、生活する上での制限がありました。親が言うことは絶対なんだと思う反面、本当にやりたいことは別にあるんじゃないかと、悶々とした感情を抱いていたと思います。きっと親の言いつけに従っていた頃の悠もそうだったと思うし、だからこそ、いままで演じたどれよりも感情移入しやすい役でしたね。

──第2シーズンの制作も決まり、これから海外にも配信される予定ですが、そこに向けての心意気を教えてください。

藤田:そういう話は全然知らなかったんですよ。日本だけの放送だと思っていましたし、地上波で放送される事もギリギリまで知らなかったです。嬉しいですが、言ってくれない東映さんは本当にずるいなって(笑)。シーズン1の悠は、仮面ライダーアマゾンとしては強いですが、人間的にはすごく脆いです。出演できるのであれば、シーズン2ではいままでとは180度違う、精神的にたくましくなった大人の悠を見せていきたいです。

武田:美月もずっと悠に依存している女の子だったので、ひとりでも強く生きていけるような、強い美月を演じたいです。

藤田:力も強いですし、シーズン2からは美月も駆除班として戦っていると思います(笑)。

武田:人間じゃないものと戦う経験は映画『暗殺教室』でもしたので、駆除班で戦うのもありかもしれませんね(笑)。

(取材・文=泉夏音)

■番組情報
『仮面ライダーアマゾンズ』(各話30分 全13話)
BS朝日(7月3日スタート)毎週日曜 深夜1:00~1:30放送
TOKYO MX(7月6日スタート)毎週水曜 22:30~23:00放送
出演:藤田富、谷口賢志、武田玲奈、東亜優、俊藤光利、加藤貴子ほか
監督:石田秀範、田﨑竜太、金田治
※Amazonプライム・ビデオでは、テレビ版より長尺となるノーカット・オリジナル版が第11話まで配信中だ。(6月13日現在)
(c)2016「仮面ライダーアマゾンズ」製作委員会
(c)石森プロ・東映

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