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キングオブコメディ、ガリガリガリクソン……今季ドラマで注目すべき、個性派の芸人俳優たち

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 近頃、お笑い芸人が映画やドラマに出演しているのを目にする機会が増えた。ひと昔前であれば、明石家さんまやダウンタウンなど、その時代を象徴する限られた芸人が起用されていた印象を受けるのだが、最近はベテランに限らず若手まで、多くの芸人が役者として活動しており、高い評価を受けることもある。普段から漫才やコントで多種多様な役を演じる職業柄、演技が上手いと判断され起用される場合もあるかもしれないが、なによりも重要なのはニッチを攻めている個性ではないのだろうか。今季放送中のドラマに出演している(または出演していた)、注目すべき芸人俳優4人をあげてみたい。

今野浩喜(キングオブコメディ)

 落語家の立川談春をはじめ、恵俊彰(ほんじゃまか)や東国原英夫など、バラエティに富んだ役者が出演していることが話題となっている、TBSドラマ『下町ロケット』。今野浩喜は、主人公が社長を務める佃製作所の経理係長・迫田滋役として出演している。特徴的な容姿を含め、インパクトの強い独特なキャラクターが影響してか、2009年以降ドラマや映画へコンスタントに出演しており、『くそガキの告白』(2012)では映画初主演も果たしている。芸人としては、過去キングオブコント2010でグランプリを取得するなど、今野にはコント職人としての高いポテンシャルが備わっていることがわかる。面白いコントを生み出すには、自分が優れた演者になると同時に、笑いが起こる演出まで考えなければならない。コントを作る過程で培われたスキルが、彼の俳優としての魅力にも繋がっているのだろう。

ガリガリガリクソン

 TBSテレビ『監獄学園─プリズンスクール─』で、安堂麗治(通称アンドレ)役を演じるガリガリガリクソン。ドラマスタート前のビジュアル公開時点で、原作キャラの再現力の高さが話題となっていた。今回、ガリガリガリクソンが演じるのは、優しさとドMの変態性を持ち合わせた高校生というクセのある役どころ。しかし、もともとの芸風やヴィジュアルに近い役柄なので、適役といえるのではないか。演技に未知数な芸人を起用する理由として、芸人特有のコミカルな雰囲気や見た目を求める部分は大きいはず。漫画やアニメなどの二次元作品の実写化が増えるということは、芸人が役者として必要とされる機会も増えるのかもしれない。

兵動大樹(矢野・兵動)

 TBSテレビ『無痛~診える眼~』に出演している兵動大樹は、過去にMBS新世代漫才アワードや上方漫才大賞などで賞を受賞している実力派の芸人。アクの強い関西弁と巧みな話術を武器に、『人志松本のすべらない話』などを経て、じわじわとお茶の間へ進出してきたようだ。本作では、刑事課・課長という堅めの役を演じているにもかかわらず、そのコテコテな関西弁を前面に押し出した演技で、世間からは「演技が上手い」、「演技をしていても面白い」などと高評価を受けている。シリアスな作風においては、兵動のような笑いを誘うキャラクターが物語に緩急を与え、視聴者をあきさせない良いアクセントになることがある。今回がドラマ初出演となる彼だが、本作の評価によっては、俳優芸人としての道も開けるかもしれない。

      

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