竹野内豊、千原せいじ&ウーマン村本の"怖い"役者ぶりを称賛「リアリズムのある演技だった」

『at Home』トークレポート
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 芸人である2人の演技について、竹野内は「普段テレビで観ているイメージと違う」と語り、映画が海外で上映されるなどして、芸人であることを知らない人が観れば、すごく怖い人だという印象を与えるのではないかと予想した。それほど「リアリズムのある演技だった」といい、千原は「人生で褒められたことがないから、なんて言ったらいいかわからん」と照れていた。

 同作は、父・母・長男が犯罪で生計を立てている"家族"だが、血縁がないという設定。難しい役柄に、竹野内は「どうやって"家族"を見せていけばいいか迷いましたけど、現場に入ったらみなさんが自然体だったんで、距離感なんかもリアルに(出ていると思う)。撮影が進んでいくにつれて、徐々に縮まっていくような、いい空気感を出せたと思います」と撮影中を振り返った。

 撮影は1ヶ月に満たない短期間で行われたそうだ。そんななかでも、子役が撮影の合間に、映画の小道具であるピストルで周囲の人を撃つ真似をし、竹野内が松雪が「うっ」と撃ち抜かれたふりをする......という一幕もあったという。村本も銃を向けられたため「うええ」と言ったが、ターゲットにされていたのは実は村本の後ろにいたスタッフで、恥ずかしい思いをしたというエピソードを話した。

 トーク終盤には、千原が「いろいろ言うたけど、仕事やから。映画はフラットに楽しんでほしい」。竹野内豊は「見終わったあとに感慨深い映画に仕上がっているんじゃないかと思います」と締めくくった。独身である竹野内が6年ぶりに父親役を演じた同作は、22日から公開がスタートする。

(編集部)

■公開情報
監督:蝶野博『(「未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」)
原作:本多孝好「at Home」(角川文庫)
脚本:安倍照雄(「手紙」「不思議な岬の物語」)
出演:竹野内豊 松雪泰子 / 坂口健太郎 黒島結菜 池田優斗 村本大輔 千原せいじ 板尾創路 / 國村隼ほか
製作:映画「at Home」製作委員会
制作プロダクション:KATSU-do
制作協力:ブースタープロジェクト
配給:ファントム・フィルム+KATSU-do
2014年/日本/カラー/110分/DCP
(C)映画『at Home』製作委員会

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