【今月の一冊】直木賞受賞作からノンフィクション超大作まで、各出版社の「年間ベスト作品」を紹介

 毎月のテーマに沿って、各出版社のおすすめの作品を紹介する新企画「今月の1冊」。初回のテーマは「年間ベスト作品」とし、2021年に刊行された作品のなかから、厳選した5作品をレビューする。直木賞受賞作からノンフィクション超大作まで、2021年の出版シーンを振り返るにピッタリな作品ばかりなので、未読の方は年末年始、読書時間の参考にしていただきたい。※ランキングではなく順不同。

・ポプラ社『死にたがりの君に贈る物語』綾崎隼
TikTokerけんごによる「ベストオブけんご大賞受賞」に輝いた話題作
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・早川書房『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬
アガサ・クリスティー賞史上初めて全選考委員が満点をつけた傑作小説
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・講談社『出版と権力 講談社と野間家の一一〇年』魚住昭
“出版と権力”の関係性を再考する上で重要なノンフィクション
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・新潮社『オーバーヒート』千葉雅也
第165回芥川賞候補となった次の時代を照射する一冊
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・KADOKAWA『テスカトリポカ』佐藤究
直木賞を受賞した弩級のスケールでクライムノベル
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