Pizza Mt. CHICKEN、RyK & UWABE、いお、Som、owariちゃん……【TuneCore Japan コラボ】次世代アーティスト紹介 Vol.13

「誰でも」世界中(185カ国以上)の配信ストア・プラットフォームへ配信できる、ディストリビューションサービスを展開しているTuneCore Japan。同社とリアルサウンドがコラボレーションし、インディペンデントアーティストの楽曲プロモーションをサポートする企画「MEDIA NETWORK」では、注目すべき次世代アーティストたちの独自性や魅力について、より音楽的な視点からレビューしていく。
第13回となる今回は、Pizza Mt. CHICKEN「ロックスター」、RyK & UWABE「Driftin」、いお「アポトーシス・フロウズ (feat. 可不)」、Som「hibana」、owariちゃん「残花」の5作品をピックアップした。(編集部)
Pizza Mt. CHICKEN「ロックスター」

「ホットスナックのような、多くの人に愛される音楽を届ける」というテーマを掲げて活動している福島県郡山市発3人組音楽ユニット。7月にリリースされた「ロックスター」は、軽快なビートと歯切れの良いエレキギターのリフを土台としたサウンド。キラキラした音像、爽やかなメロディを届けてくれるが、歌われている想いは少しほろ苦い。永遠に続くものはこの世に存在せず、受けた優しさを返すこともできないまま日々が過ぎていく様を描いており、やりきれなさをたっぷり噛み締めているのが伝わってくる。生きていくための力を授けてくれるロックスターに対して呼びかけている歌だが、そういう存在になりたいという願いも込められているのだと思う。
アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists/Pizza_Mt.CHICKEN
配信リンク:https://linkco.re/emDF0afx?lang=ja
RyK & UWABE「Driftin」

R&Bやヒップホップを主軸としつつジャンルレスにメロディを紡ぐシンガーソングライター RyK。2023年12月に東京で始動したニュージャンル・パーティ SLAMのメンバーによるB2Bユニット UWABE。両者によるコラボレーション「Driftin」は、ビートをスリリングに乗りこなしながら放つ言葉が活き活きと迫ってくる。グルーヴィーなノリとメロディアスさを完璧に両立させた声は、歌とラップの境目を全く感じさせない。響かせる音がひたすら“心地よさ”と化している。描いているのは、音楽とともに生きながら人生を切り拓いていることへの喜びと矜持。自分にしか進めない人生を堂々と示す様が爽快。耳を傾けていると、心が穏やかにときめく曲だ。
アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists/RyK
配信リンク:https://linkco.re/5T7gu5f1?lang=ja
いお「アポトーシス・フロウズ (feat. 可不)」

2019年に「夢のまにまに」を動画サイトに投稿して活動をスタート。楽曲制作、ミックスでも手腕を発揮しているボカロP いお。「アポトーシス・フロウズ (feat. 可不)」も合成音声が、情感豊かに歌っている。伝えることのないまま押し殺した気持ちを“花”のイメージに託して描いているのが切ない。報われることがない宿命なのに芽吹き、蕾となり、咲き、静かに散っていく花を、可不の歌が想像させてくれる。無機質なトーンの合成音声だからこそ、その響きの核に膨大な感情が渦巻いている気がすることがある。そういう感覚は、ボカロ愛好者ならば心当たりがあるのではないだろうか。この曲の魅力もそこにある。血の通った悲しみがたっぷり滲んでいる。
アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists/io-683
配信リンク:https://linkco.re/pH36TMxz?lang=ja
Som「hibana」

「J-POPを聴いて育ち、K-R&Bに影響を受け、ひとりごとのような音楽を作っているシンガーソングライター」と自身のことを紹介しているSom。「hibana」は、恋心が芽生えた瞬間の心の揺らぎと、その後も胸の奥に残り続ける熱について歌っている。歌詞などで明言されているわけではないが、暗闇で見つめる線香花火が何となくイメージされる曲だ。火花をパチパチと放って燃え尽きたあとも網膜を染める光の残像。熱を帯び続けているように感じられるあの淡い色は、始まった恋を突き動かしていく感情と重なるものがあるのだと思う。穏やかなピアノの調べを基調としたジャジーなトラックが、仄かにハスキーなSomの歌声を効果的に彩っている。
アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists?id=1054615
配信リンク:https://linkco.re/dtPCGNC3?lang=ja
owariちゃん「残花」

孤独や虚無感、祈りの届かない闇をテーマにした楽曲制作を全て自身で手掛けているowariちゃん。ビートを的確に捉えて言葉を躍動させる「残花」の歌は、極上グルーヴの塊。サウンド面に関しては“ダンサブル”と称しても間違いではないのだろう。しかし、聴き心地は“アッパー”や“開放的”といった感じではない。描かれているのは世界に対して抱く疎外感。そつなく生きることができず、多数派に属しながら平穏に日々を送ることもできない現実と向き合っている。苦しむ気持ちを否定していないのがこの曲のリアルさであり、誠実さだ。〈君が希死念慮を越えた数だけ/花を植えようかな〉が印象的。聴きながら思い浮かぶ風景が、リスナー各々にとっての何らかの光となるのだと思う。
アーティストページ:https://www.tunecore.co.jp/artists?id=1027927
配信リンク:https://linkco.re/X2bq1g5u?lang=ja
■関連サイト
TuneCore Japan:https://www.tunecore.co.jp/
MEDIA NETWORK:https://www.tunecore.co.jp/wanted/medianetwork
























