新ライブハウス「BEAT PARK OSAKA」誕生 アソビシステム社長 中川悠介らが考える“大阪”の可能性

アソビシステム 中川社長が考える“大阪”

 2028年3月に新大阪で開業する新たなライブハウス「BEAT PARK OSAKA」の記者発表が、9月3日、大阪・梅田スカイビルにて開催。運営に携わる株式会社ロッテホールディングス、野村不動産株式会社の代表者らが登壇し、事業立ち上げの経緯や未来図をコメント。また、アソビシステム株式会社の代表取締役 中川悠介らが参加し、大阪エンタメシーンの“いま”と“これから”を語り合うトークセッションが行われた。

 「BEAT PARK OSAKA」は、「アーティストとファンが熱い思いを共鳴させる場になってほしい」との願いを込め命名。ロゴは“熱狂の軌跡”をイメージし、音の波形から着想を得てデザインされた。ステージの背景には、同規模ライブハウスでは国内最大級となる横18メートル×縦5メートルの巨大LEDビジョンを有す。音響には、ドイツのCODA Audio製スピーカーが採用され、低音とボーカルの聴きやすさを両立させた。また広々としたホワイエ空間を持ち、観客同士のコミュニケーションの場としてだけでなく、ポップアップショップの開設や体験ブースの展示など多目的での活用が期待される。新大阪駅から徒歩3分という立地で、新幹線駅へのアクセスも抜群だ。

 この「BEAT PARK OSAKA」を運営するのは、日本ではお菓子メーカーとして知られる、株式会社ロッテホールディングス。日韓のプロ野球球団の運営をはじめ、韓国で「ロッテコンサートホール」を展開、2万人規模の『ロッテファミリーコンサート』主催などを手がけてきた。ライブハウス事業には新規参入となる。会見には同社代表取締役社長CEO 玉塚元一が登壇。「スポーツ・エンターテインメント部門の強化」「自社が所有する不動産アセットの有効活用」などを背景に、フィジカルなエンターテインメントコンテンツの市場規模拡大という、未来を見据えての参入であることを説明。将来的には大阪を旗艦店とした、全国展開をもイメージしているという。ネーミングライツパートナー・スポンサーも同時に募集するそうで、スポンサー企業との多彩な連携も期待される。

玉塚元一
玉塚元一

 また、エンターテインメント事業への参入経験と知見を持つ、野村不動産株式会社が協業パートナーを務める。代表取締役社長 松尾大作は、不動産デベロッパーの枠を超え、単に開発するのではなくユーザーの幸せと豊かさを提供していきたいという、野村不動産が抱える2030年ビジョンと合致するプロジェクトであることを説明し、「遊び心を大切に、人々から愛される場所を作っていきたい」とコメント。「BEAT PARK OSAKA」を新たな文化・エンターテインメントの新拠点として、新大阪エリアにおける新たな発展と創出を目指していきたいと話した。

松尾大作
松尾大作

 開業にあたっては、新会社として株式会社BEAT PARK OSAKAが設立された。代表取締役社長には、エイベックスホールディングスなどで経験を積んだ宅間弘治が就任。約1,600人規模の会場であることや新大阪駅から徒歩3分という立地に触れ、「アーティストがライブ会場を選ぶ際の選択肢が増える」とコメント。また、テホン企画と提携し、K-POPを中心としたグローバルなキャスティングを行うとのこと。音楽ライブにとどまらず、ダンスイベント、お笑い、演劇、企業の入社式や地域の文化イベントでの活用も行い、年間30万人以上の動員を目指す。

宅間弘治
宅間弘治

 記者発表の後半には、「BEAT PARK OSAKA」の宅間に加え、コンサートプロモーターズ協会 常務理事 佐藤浩史、アソビシステム株式会社 中川悠介、FM802 ラジオDJ 大抜卓人、高樹リサ(進行)によるトークセッションが行われた。トークテーマは、「なぜ今、新大阪に音楽拠点なのか?」「これからのライブハウスに求められるもの」「BEAT PARK OSAKAの可能性」。

トークセッションの様子
トークセッションの様子

 佐藤は、「アーティストもテクニカルスタッフもほとんどが東京在住で、宿泊費が高騰している」と、東京一極集中による現状を指摘し、「BEAT PARK OSAKA」にはそれらの課題をクリアするポテンシャルがあることをコメント。大抜は、『2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)』の観客の多くが関西在住だったことに触れ、関西の持つパワーとポテンシャルを強調した。

 「これからのライブハウスに求められるもの」として、「アメリカのライブハウスはホールとバースペースの境目が無いのがいい」と大抜。また会場内部のイメージ映像も公開されると、空間を贅沢に使った完成予定イメージに、「ワクワクした」とコメントした。中川は「ライブは、終わったあとにみんなで感想などを話すのが楽しい」と、広々としたホワイエに興味ありといった様子。「ファンのためのフォトスポットなど、会場全体を使っていろいろできそう」と、早くも想像が広がっているようだった。

 トークのあいだには、来年1月に韓国でワンマンライブ『CUTIE STREET Live in Korea 2027 WINTER』を開催する、CUTIE STREETからのメッセージ動画も公開された。「『BEAT PARK OSAKA』オープン決定おめでとうございます! 新大阪に新しいライブハウスができるなんて、私たちも今からドキドキです。私たちと一緒に大阪を盛り上げて行きましょう!」と、応援コメントを寄せた8人。中川は、大阪から新たなスターを生み出したいと考えていること、そのためアソビシステムの支社や自社スタジオを大阪に作ったことを話したうえで、さらに「韓国と親和性が高い会場ということで、立地の良さも含めて、グローバルに活動できるさらなるチャンスを感じている」とコメントし、「BEAT PARK OSAKA」の可能性やポテンシャルの高さに期待感をにじませた。

 最後に「人が行き交う街。大阪を元気にしたい。ここから新しいことを生み出していきたい」と宅間。「こけら落としはKAWAII LAB.さんで!」と佐藤。中川からの明言は無かったが、こけら落としアーティストには注目が集まりそう。これから約1年半後、どんなライブハウスが生まれるのか、大阪から始まる新しい物語に期待したい。

「BEAT PARK OSAKA」記者発表

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