大江千里、横山剣、角松敏生、氷室京介……66歳=緑寿を迎えるアーティスト、ジャンルを超えて輝く美学

氷室京介

 BOØWYのボーカリストとして、1982年にアルバム『MORAL』でデビューを果たし、日本のバンドシーンに影響を与えた氷室京介。1988年に東京ドームで行ったライブ『LAST GIGS』にてBOØWYの活動に終止符を打ち、同年にシングル『ANGEL』でソロデビュー。自身初のミリオンセラーを記録した「KISS ME」などを世に送り出すが、聴覚の不調を理由に2016年のドームツアー『KYOSUKE HIMURO LAST GIGS』をもってコンサート活動を休止している。他アーティストとのコラボも行っており、GLAYとは「ANSWER」をリリースしたほか、2006年にはジョイントライブを味の素スタジアムで開催した。

GLAY feat. KYOSUKE HIMURO / ANSWER

 そして2020年には、B'zの松本孝弘のソロアルバム『Bluesman』収録楽曲「Actually」で、作詞とボーカルを担当している。近年は表立った活動は行っていないが、今年はBOØWY初の日本武道館公演の開催から40周年の年であり、それを記念した最新リマスター音源による『"GIGS" JUST A HERO TOUR 1986』40TH ANNIVERSARY EDITIONが配信リリースされ、BOØWYの解散宣言をした日である12月24日には同作の『COMPLETE BOX』が発売される。

 1960年代から1970年代にかけて、歌謡曲だけでなくシンガーソングライターのムーブメントが起きたほか、海外のロックが多数流入し日本の音楽シーンに多大な影響を与えた。多種多様な音楽ジャンルが入り乱れた時代に、思春期を過ごした緑寿の世代。ひとつの活動に固執することのない、彼らの自由でボーダーレスな活動の根底には、そうした思春期の影響があるかもしれない。

 ちなみに今年緑寿を迎えたアーティストはほかに、爆風スランプのサンプラザ中野くんやパッパラー河合、スターダスト☆レビューの林 "VOH" 紀勝、「残酷な天使のテーゼ」などで知られる作詞家の及川眠子、BARBEE BOYSのKONTAと杏子、REBECCAの土橋安騎夫、THE STREET SLIDERSの土屋公平と鈴木将雄など、非常に多い。ジャンルや時代の垣根を越えて進化を続ける彼らの今後の活動にも、期待は高まるばかりだ。

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