大江千里、横山剣、角松敏生、氷室京介……66歳=緑寿を迎えるアーティスト、ジャンルを超えて輝く美学

 大江千里が9月6日に66歳の誕生日を迎えた。実は音楽シーンにおいて、“66歳=緑寿”を迎える世代には、ひとつの枠にとらわれず今なお多彩に活動を繰り広げるアーティストが非常に多い。

大江千里

 その代表格のひとりである大江は、尾崎豊や渡辺美里などを輩出したソニーミュージックによる『CBS・ソニーオーディション』合格を経て、1983年にシングル『ワラビーぬぎすてて』とアルバム『WAKU WAKU』でデビューを果たす。日常のふとした出来事や恋愛観を、文学的な比喩表現や映画的な情景描写で歌い、「十人十色」や「格好悪いふられ方」などがヒット。トレードマークの眼鏡と中性的なルックスからアイドル的な人気を博し、映画『スキ!』に主演するなど俳優としても活動した。47歳を迎えた2008年からは、ニューヨークに拠点を移し、2012年にジャズピアニストとしてのデビューアルバム『Boys Mature Slow』をリリースした。

大江千里「格好悪いふられ方」MUSIC VIDEO

 現在は、シンガーソングライターとしての経験とジャズを融合させた、“Senri Jazz”を掲げて活動中だ。マット・クロージー(Ba)、ロス・ペダーソン(Dr)とのジャズトリオ・SENRI OE TRIOとしても活動しており、12月5日には2人を迎えてレコーディングしたアルバム『HOMEWORK』のアナログ盤がリリースされる。

大江千里「Fresh Edge (消しゴムの角)」MUSIC VIDEO

横山剣

 1981年にクールスR.C.のコンポーザー兼ボーカルとしてデビュー、その後クレイジーケンバンドのボーカルとして1998年にアルバム『PUNCH!PUNCH!PUNCH!』をリリースした横山剣。昭和の歌謡曲をベースに、ロックやジャズ、演歌など多彩なジャンルを取り入れた音楽性とハスキーかつソウルフルなボーカルで、ドラマ主題歌「タイガー&ドラゴン」などがヒット。ボルサリーノのハット、サングラス、スーツというダンディなファッションや、高音で「イーネッ!」と叫ぶ独特なフレーズで人気を集め、俳優やラジオパーソナリティなど、マルチに活躍している。「東洋一のサウンドクリエイター」を名乗り、和田アキ子の「ルンバでブンブン」をはじめ、SMAP、平井 堅、TUBE、氣志團、加山雄三などへの楽曲提供も行い、地元・横浜にある横浜市立みなと総合高等学校の校歌の作曲も手がけている。

タイガー&ドラゴン / クレイジーケンバンド

 今年9月16日にはクレイジーケンバンドの26thアルバム『何?』をリリース。10月から2027年3月にかけては、全国ツアー『CRAZY KEN BAND TOUR ? 2026-2027 Presented by NISHIHARA SHOKAI』を開催する。

「何?」小沢仁志と横山剣の激圧!プロモーション

角松敏生

 1981年にシングル『YOKOHAMA Twilight Time』とアルバム『SEA BREEZE』でデビューした角松敏生。ファンクやソウルを取り入れた、洗練されたサウンドと爽やかな歌声で人気を集め、世界的なシティポップブームによって現在も高い人気を得ている。自身の音楽活動にとどまらず、1980年代には杏里や中山美穂などの楽曲プロデュースを手がけ、1990年代には「VOCALAND」プロジェクトを立ち上げ、女性ボーカリストの発掘に尽力し、吉沢梨絵などを見出した。バンド・AGHARTAとしても活動を行い、『第18回オリンピック冬季競技大会』(『長野オリンピック』)閉会式で演奏された「WAになっておどろう 〜イレ アイエ〜」は、V6のカバーでも広く知られている。近年は角松自身が脚本、演出、音楽を務める、音楽ライブとアクト&ダンスを融合させた新たな総合エンターテインメントプロジェクト『TOSHIKI KADOMATSU presents MILAD』を展開している。

角松敏生 「OSHI-TAO-SHITAI(SEA IS A LADY 2017)」

 デビュー45周年を迎えた今年は、6月に横浜アリーナ、8月にブルーノート東京にて45周年ライブを行い、9月5日からは『TOSHIKI KADOMATSU 45th Anniversary Live ~御礼参り~~』と題した秋ツアーを開催している。

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