ふぉ~ゆ~は“光射す場所へ” おともだちと叶えた夢、空のCDケースに込めた愛ーー武道館公演ロングレポート

「3939です!」ーー40分間の愛ある対応、笑顔あふれた囲み取材
終演後には、多くの報道陣が待ち構える会場で囲み取材に応じたふぉ~ゆ~。輝く真っ白な衣装に着替えて登場し、各メディアのリクエストに笑顔で「3939です!」と応じていた。
まずはひとりずつ自己紹介をしながら挨拶。辰巳は「空中でデビュー発表を聞くのも初めてのグループだと思うので、まずは結果を残せたかな」と得意げに話し、「ふぉ~ゆ~らしく、今までのおともだちとも一緒に歩んでいきたい」と意気込みを語った。

福田は空中で聞いたデビューの知らせに「自分が想像してないことがこれから起きていくのかなっていうので、すごくワクワク」とコメント。平均年齢39.5歳でのデビューについても、「歴史を変えてしまったのかな」としつつも、「もっともっと歴史を変えていけたら」と結んだ。
越岡は「大阪府出身で、父親が社長で金持ちです」と笑いを誘い、「僕たちとおともだちとの絆はもうすごく深いものなんで、なんとかミッションクリアして2ndシングルにつなげられるように」と意気込む。松崎は、ファンやメンバーへの感謝を述べ、「僕の気持ちを一言で言います。トゥクストゥール!」と松崎節で笑わせた。
この15年の思い出を聞かれると、「それを聞いたら24時間かかります」と福田。「結成して数年間は正直、自分たちだけでやってた感覚がちょっとあって。その時にできた自分たちはこういうのが好きとか、こういう風にやったら面白くなるかもしれないみたいなことが少しずつ大きくなって、今につながっている」と分析。今後の目標を聞かれると、「ミッションクリアでしょう」と即答し、「まずは目の前のことに夢中になるのが僕ららしくできるのかな。ミッションクリアを目指して、それも楽しんでいけたら」と答えた。
レポーターから、当初はCDケースの中に入れるお渡し会をするのが目的だったが、CDデビューには結びつかなかったか、と聞かれると、辰巳は「『リリースするだけでデビューではない』んだと(言われた)」。越岡も、ファンに向けてなんて言ったらいいのかを聞いたところ「記念グッズかな~」と濁されるなど、はっきりしない時間が続いていたと話す。
当初はオリジナル曲を何曲か詰めたCDなどを想定していたとのことで、「感謝の気持ち、空のケースに約束を守るよっていう気持ちのグッズみたいな気持ちではいたんです」と辰巳が続けると、松崎も 「5年前の約束ですね」と同調していた。
その後も様々な質問に笑いを交えながら軽快なトークで楽しませた4人。熱狂のステージを終えた直後だが、疲れを微塵も見せることなく、約40分間、最後の最後まで笑顔で応じていた。

ジュニア時代、諦めることを考えていたことがあると過去に明かした彼ら。ならばとダメモトで、と直談判したことで運命が少しずつ動き出したのだ。グループ結成から15年。入所から数えれば相当な年月だが、この長い道のりを歩める人はどれだけいるのだろうか。
年に一度しか仕事がなかった時代を経て、“命綱”という舞台での奮闘。自分たちがやれることはすべてやるという勢いで突き進み、相次ぐ舞台への出演に単独ライブを重ねてきた。その多忙ぶりはSMAPや嵐並みだと言われたこともある。そんな彼らは、4人にしかできないエンターテインメントでファンに“楽しい”を届けてきたのだ。
かねてから“初”を共有してくれたふぉ~ゆ~。今回はこの上ない特大の“初”で驚かせた。一夜限りの武道館でのライブ。初のフライング。初のデビュー発表。事務所初となる平均年齢39.5歳でのデビュー。それもミッション付きのデビュー。この先にはグループにとって一生に一度のデビューシングルのリリースが待ち構えている。
いつもライブ終わりには、楽しい思い出をおみやげのように持たせてくれるふぉ~ゆ~だが、「武道館でライブを行ったグループ」という自慢できるエピソードに加えて、11月11日のCDデビュー日には、空のケースにいよいよCDが入るという特大のプレゼントをくれた。それも直談判していたという、なんとも彼ららしいエピソードで、何よりもその心が嬉しい。
誰よりも先輩の背中を見てきた4人。武道館のステージにはもう“誰か”の背中はなく、4人が最前列に立った。そして自分たちもそうしてもらったように、小さなジュニアたちを引き連れ、目の前には4色のペンライトを振って声を張る“おともだち”がいる。
事務所の伝統を受け継ぎながら、磨き続けてきたパフォーマンス技術と並々ならぬ根性で築き上げたふぉ~ゆ~のエンターテインメントが、CDデビューによってより広い層へと開かれる。この先の道のりも変わらずに楽しく、そして健やかに(元気よく乾杯しながら)、4人のメンバーとおともだちとで“光射す場所へ”ーーふぉ~ゆ~らしく道を切り拓いていくのだろう。



























