ふぉ~ゆ~は“光射す場所へ” おともだちと叶えた夢、空のCDケースに込めた愛ーー武道館公演ロングレポート

「続けてきてよかった」ーーCDデビューをサプライズで知らされたふぉ~ゆ~。結成から15年という長い年月をかけて、彼らは特大の夢を掴んだ。
越岡裕貴、松崎祐介、福田悠太、辰巳雄大からなるSTARTO ENTERTAINMENT所属の4人組グループ・ふぉ~ゆ~が、8月13日に東京・日本武道館にて一夜限りのコンサート『ふぉ~ゆ~ 一夜限りの15周年LIVE I♡YoU ~3939です~』を開催。MC中、それもフライング中という前代未聞のスタイルで、CDデビューの決定がサプライズ発表された。
平均年齢39.5歳で掴んだCDデビュー。会場を揺らすほどの「ポンス!」が響く日本武道館で、5年前に販売した“空のCDケース”についにCDが入るという喜びを、ファン=“おともだち”と噛みしめた。
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15年の歩み、宙を駆けたフライングとCDデビュー発表
開演5分前、メンバー自ら場内アナウンスを担当して来場者をおもてなし。辰巳の「ふぉ~ゆ~のライブはみんなも出演者だからね!」という言葉に、会場からはさらに大きな歓声が寄せられ、続けておともだちによる「ふぉ~ゆ~」コールが武道館に響いた。
暗転すると、メンバーの幼い頃の写真が映し出される。グループ結成から、『PLAYZONE』『Endless SHOCK』シリーズと事務所伝統の舞台作品のタイトルに続いて、単独公演のタイトルも。そしてポップアップで勢い良く登場した4人は、真っ白な衣装に身を包み「どうも! ふぉ~ゆ~です!」と声を張り、「Everything 4 You」で華々しく幕を開けた。
メンバー全員が1986年生まれの同い年。名前に“ゆう”がつくことから名づけられたふぉ~ゆ~。そんなつながりがある4人は、個性を発揮しながらも息ぴったりにフォーメーションを変え、マイクスタンドを巧みに操る演出で会場を沸かせた。福田が叫ぶ。「一夜限りの15周年ライブ、盛り上がる準備はできていますか?」に、「イエーイ!」とレスポンス。ジュニアも登場して一層賑やかさを増した。


メンバー紹介曲「4EVER 4U.!!!!」では「1、2、3、4」のカウントでさらにメンバーもさらに気合が入った様子。メンバーの投げかけにファンも「4U!」と大きな声を返す。越岡が「いらっしゃいませー!」と迎えると、特大の「こっしー!」コールが。続く辰巳は、オーディエンスの声を浴びるよう耳に手を当て、「ついに来たぞ武道館!」「一緒に伝説作る準備できてる?」と投げかける。福田もコールを浴びるように両手を広げたり、客席にマイクを向けたりしながら「みんな今日はひとり残らず全員で愛しあっていこうぜ!」と愛を叫ぶ。松崎は華麗なターンを決めながら、「武道館、調子はどうだー?」と叫ぶなど、会場のボルテージは早くも最高潮に。そして曲の終盤では〈Everybody 4U〉をファンが先導し、さらなる一体感が生まれた。
その後も「大丈夫さ」ではジュニアと肩を組みながらパフォーマンス。この日の音を支える「す~ぱ~3939BAND4」の紹介に続いて、事務所の伝統とも言えるジュニアの自己紹介へ。ピンク色を基調にしたお馴染みの衣装を着たジュニアが2列に並び、左右交互に名前を言うなど、和やかな空気に包まれた。
続くブロックでは紗幕が降り「星屑の譜-ウタ-」「Velvet Touch」としっとりと聴かせるナンバーで表現力を発揮。大人ならではの魅力に溢れるシネマティックな世界観で魅了した。一転、「ニハロハ・パルパ」では客席も踊る。熱気が高まり続ける中「コール&レスポンス 4U.」へと突入。メンバーそれぞれのパートではキャーと黄色い声援が飛び交ったり「トゥクストゥール」が響いたり。歌詞の一節〈なにわ担当キャーって言え〉ではお決まりの大歓声が。そして〈ポンス〉では、大きな会場で過去イチと言えるほどの「ポンス」が響いた。これにはメンバーも「すげー!」と笑顔がこぼれていた。


曲間にはジュニアによる寸劇がスタート。夢をバカにされたと涙する少年に声をかけるところから始まる。「夢は叶うまで見続けたらいいんだぜ」「諦めなければ見続けられるんだ」と励ます仲間たち。そして彼らによる透明感のあるユニゾンが響き、「せーの、Take off!」で、なんとふぉ~ゆ~の4人がフライングで登場。「飛んだぞー!」と辰巳、福田も「俺ら夢叶えたぞー!」と喜びを叫ぶ。大歓声が起こり、宙を舞う4人を見上げるオーディエンス。越岡は「この景色絶対に忘れない」と感慨深げだ。松崎は〈何度突き落とされたって〉のパートを一層パワフルに響かせた。
歌い終えるとさらなる大歓声を浴び、「ふぉ~ゆ~飛んでるぞ!」と辰巳。福田も「俺たちの、夢を見てるんだぞー!」と叫ぶ。松崎も「最高だぜ!」。越岡は「高所恐怖症でちょっと怖い…」と率直な感想を。辰巳が「みんな夢は諦めなかったらこうやって叶うんだよ」と、自ら証明してみせた。
ここでジュニアを見送り、改めて「僕たちがふぉ~ゆ~です」と挨拶し、フライングのままMCタイムへ突入。普段となんら変わらぬ様子でトークを続け、初の撮影タイムへ。福田は「こんなにカメラ向けられるとこんな気持ちになるんだ」と感慨深げ。「我々ふぉ~ゆ~、結成15周年にして空を飛ぶという夢を叶えました!」と胸を張った。
辰巳が「一夜限りの15周年記念ライブにお越しいただき、誠にありがとうございます」と挨拶。福田も「楽しんでいただけていますか?」と投げかけた。辰巳が「目標の武道館に、僕らついに立ってます……っていうか飛んでます」と笑いを誘うと、福田も「浮き足立つ、浮き足立つ言うとりましたが……」と続け、松崎が「まさか本当に浮くとは!」と笑ってみせる。
「『コール&レスポンス 4U.』を作った時、ヒャダインさんと一緒に作戦を練ってた時に、いつか飛べたらいいよねっていう話もしたし、ジュニアの子に“いつかお空を飛びたいな”のパートを歌ってもらえたら嬉しいななんて話をしてたのが……2個夢叶いました!」と辰巳が語り、メンバーも「ヒャダインさんありがとう」と口々に感謝を述べた。
これまで武道館公演に向けてカウントダウンをしてきたふぉ~ゆ~。福田が「ここで皆さまにカウントダウンふぉ~ゆ~についてどうしてもお伝えしたいことがある」と切り出し、辰巳も「本当の意味を知ってもらいたい」とムービーが流れた。「COUNT DOWN」の「CD」が強調されていくにつれ、大歓声が沸き起こる。辰巳が「これが本当の意味のカウントダウンfor youだったんですよ!」と説明し、メンバーが「CD!」と投げかけると、すぐさま「for you」と返すオーディエンス。CDのC&Rでしばし盛り上がる中、さらに映像は続いてーー。
2026年11月11日にテイチクエンタテインメント・インペリアルレコードからCDデビュー決定のサプライズ発表が行われ、会場を揺らすほどの大歓声に包まれた。口々に「えー!」と驚くメンバー。辰巳が「違う違う! 俺らが聞いてたのと違う」、越岡も「本当に知らない、本当に知らない、本当に知らない!」と続け、松崎も「怖い、怖い!」福田も「違う違う! スタッフ!」と激しく動揺するメンバー。

さらに「年内にデビュー曲のMusic Video 再生回数100万回突破」「デビューシングルCD売り上げ5万枚達成」というミッションが掲げられ、達成できなければデビューシングル以降の契約は白紙という条件が発表された。
動揺が続く中、DOMOTOの堂本剛がVTRで登場。デビュー決定へのお祝いのメッセージを寄せ、ふぉ~ゆ~ファンをはじめ自身のファンに向けても記録を目指そうと呼びかけた。さらに20th Centuryの3人も登場。4人は深々と頭を下げながら耳を傾けていた。
続いて、VTRに櫻井翔が登場すると、頭を抱えて驚くメンバー。櫻井は、小さな頃からの付き合いだと振り返りながら祝福。「目標の時期が見えないまま走り続けるっていうのは本当に難しいことだと思いますし、皆さんの日々の努力とその大きさを改めて痛感するところです。デビューというのはゴールではなくて、あくまでスタート地点。そこから始まる色々なことをみんなで乗り越えていくっていうのがこれからの道のり」「4人で力を合わせて走って」と祝福した。
さらに相葉雅紀が登場すると、松崎は何度も飛び跳ねて喜びを表現。「みんなで力を合わせて楽しみながらいろんな壁を越えて、応援してくれている皆さんを楽しませていただければ」と激励。豪華メッセージのオンパレードに驚きを隠せない4人。会場からは「おめでとう」と祝福の大歓声が寄せられた。
事態を呑み込めない様子だが、辰巳が「僕らがみんなにこの武道館で届けようとしていたのは、5年前に空のCDケースを(グッズで)出して、10周年にCDケースだけでもと出したグッズに、僕らはずっとこの2、3年直談判して、そこにCDを入れたいんですと。どんな形でもいいんです。デビューじゃなくていいんです。とにかく5年前にした約束を15周年では叶えたいって言って……」と説明。「一人ひとりの目を見ながら、“ありがとう”って言いながら、そのCDを入れていきたいんですって。それを僕らは叶えたと……」と、どこか半信半疑。
続けて「CDを渡したいっていうのは、そういうことであってるんですよね? 一人ひとりの目を見ながら渡せるのかな? お渡し会、そういうこともできるってことか……」と呟くと、越岡も「できるのか……」とぽつり。ここで辰巳が、不安をかき消すように「それはやります!」と言い切ってみせると、松崎も「やります」と宣言。辰巳は「空のケースを持ってくれてる方には、本当に一人ひとりの目を見て“ありがとう”って言って中身を入れます! それは僕らにしかできないことだから。僕らとおともだちとの約束でしかできないこと」「それはやります。必ず!」と改めて宣言すると、福田も「時間かかるかもしれないけど」と前のめり。
さらに、突然のCDデビュー決定の知らせに踏み込むと、福田が「生(ビール)4つでいい?」と冗談を飛ばす。辰巳が「11月11日に俺らがデビューするの?」「で、え!? ……ミッションって何!?」と、条件を前に慄くメンバーに、客席からは「大丈夫」「任せろ!」「余裕だよ」などの声が飛び交った。さらに年内に100万回再生という条件に、またしても会場から「いける!」の声が。
辰巳が「初めてだよ、ミッション付きデビューって。聞いたことない」とこぼすと、松崎が「弊社初じゃない?」、越岡も「俺たちの絆を見せる時だ!」と高らかに叫ぶ。デビューの11月11日時点には、メンバーのうち2人が40歳を迎えていることに気づくと、松崎は「夢は諦めるものじゃない!」「みんな! Don’t give up!」と強調した。























