MORE STAR「世界一の幸せものです」 1stワンマンで流した喜びの涙 七夕の夜に輝いた未完成の星たち

 2025年12月、アソビシステムのアイドルプロジェクト KAWAII LAB.よりデビューしたMORE STARが7月7日、東京・豊洲PITにて、『MORE STAR 1stワンマンライブ「MILKY STAR」』を開催した。

 平均年齢18歳という瑞々しさと、発展途上だからこその爆発力を秘めた彼女たち。グループ名には、未熟で未完成な彼女たちが「もっと(MORE)成長し、輝き・憧れの存在(STAR)になれるように」という願いが込められている。9人で活動をしている彼女たちだが、鈴木花梨と山本るしあが体調不良による療養のため残念ながら出演を見送り、新井心菜も怪我の治療のため一部演出/振付を制限して座ってライブに臨むこととなった。

 会場に「きらきら星」のピアノのインストゥルメンタルが流れ始めると、ステージ脇からメンバーたちが気合いを入れる生々しい声が漏れ聞こえ、客席から大きな歓声が沸き起こる。ゆっくりと客電が落ちると、1500人の“うぃずもあ”(ファンの呼称)たちが掲げる色とりどりのサイリウムの光と、ステージで星のように瞬く照明が相まって、フロアは七夕の夜にふさわしい幻想的な雰囲気に包まれた。

 Overtureが流れ、カラフルなライティングがステージを染め上げると、新井、遠藤まりん、笹原なな花、高梨ゆな、中山こはく、萩田そら、森田あみのが勢いよく登場。ブレイクビーツに合わせたソロダンスでひとりずつ個性をアピールし、新井の「最高の時間過ごそうね!」という堂々たる宣言とともに、ライブは「WITH KAWAII論」で幕を開けた。うぃずもあからは、会場を引き裂くほどの猛烈な〈K・A・W・A・I・I〉コールが巻き起こる。間髪入れずに森田が「今日は世界でいちばん幸せな1日にしようね」と呼びかけ、「ハグ!」へ。フロアとの息の合った〈MORE!〉〈STAR!〉のコールアンドレスポンスで、序盤からボルテージは最高潮へと達した。

 最初のMCでは、ひとりずつ自己紹介。萩田が「盛り上がってますか? 今日は7人ですが、9人分のパワーで盛り上げられるようがんばります!」と頼もしく気合いを語る。また、この日初お披露目となった新衣装について、中山が「生地のきらきらが星座みたいになっているのがポイント」と解説。新井が「後ろのひらひらがお気に入り。お姫様みたいじゃないですか?」と嬉しそうに語ると、これが七夕の“織姫”をイメージしたものであることが明かされた。すかさず笹原が「みんなにもっと『かわいい』って言ってほしい! 『かわいい』ちょうだい!」とおねだりすると、うぃずもあからは地鳴りのような「かわいい!」の声が返ってくる。相思相愛の空気が流れるなか、「今日配信リリースした新曲聴いてきた人?」と問いかけると、フロア中の手が綺麗に挙がった。

 「声を出す準備できてますか?」という掛け声から、本日配信されたばかりの初のサマーソング「サマーゴー!!」を初披露。弾けるような笑顔とハツラツとしたパフォーマンスで、会場を真夏にすると、続く「ぴたぴたきゅん」では、メンバーそれぞれの歌声のキャラクターの強さを際立たせ、「相ラブユー」へとノンストップで駆け抜けた。

 萩田が「今日みんなめっちゃ声でてない? 『サマーゴー!!』も声出してくれていて、さすがだなと思いました!」とうぃずもあの熱量を絶賛。中山は「夏が大好きなのでいっぱいやりたい」、遠藤は「メンバーが一列になってヘッドフォンを抑えながら〈Music〉っていうところがお気に入り」と新曲の魅力を語る。

 すると、高梨が「七夕にライブできるなんてとっても嬉しいんですけど……ちょめでたなことない?」と切り出す。この日、7月7日は笹原の誕生日当日。「なな花、お誕生日おめでとう!」とメンバーとうぃずもあが一斉に叫ぶと、瞬時に会場全体が笹原のメンバーカラーである黄色のサイリウム一色に染まり、天の川のような美しい光景が広がった。

 幸福感溢れるムードから一転、「まだまだ新曲は続きます」と、「ハグ!」を提供したYUTORI-SEDAIの金原遼希(Vo/Gt)が書き下ろした新曲「KAKUMEI」へ。ラップパートを織り交ぜたミドルテンポな楽曲で、初披露にも関わらずうぃずもあたちは的確なコールで応戦していく。続くインターミッションでは、重低音の効いたビートに合わせて軽快かつクールなダンスを見せ、彼女たちのスキルの高さを見せつける。そのまま「大人未満」へと繋ぎ、これまでの“KAWAII”だけではない、少し背伸びをした大人っぽいギャップで魅了した。

 さらに、未発表の新曲「アフターオール」へ。メンバー全員がタオルを手に取ると、サビで一斉に頭上で回す。うぃずもあたちも自身のタオルやペンライトをぐるぐると回し、会場一体となって盛り上がる。キャッチーでメロディに、ギターを弾くようなインパクトある振付や、後半には「M・O・R・E・S・T・A・R」の文字をうぃずもあとともに大合唱し、新曲とは思えないほどの圧倒的な一体感を生み出していった。

 森田は「新曲なのに、みんなもう知っている曲みたいだった!」と驚きを隠せない様子。萩田も「みんなで作っているライブだと思って嬉しかった」と語る。また、会場前に掲げられたメンバー直筆のノボリの話題になり、笹原が「(大好きなキャラクターの)モンチッチといつかお仕事ができますようにって本心を書きました(笑)。本当にお仕事したい!」と明かす。遠藤は「みんなが明るく過ごせますように」と書いたと語り、「これからもMORE STARがみんなのことを明るく照らし続けられるお星さまの存在でありますように」と、グループの未来に想いを馳せ、「あしたの準備ができたなら」へ。続く「タイムライド」では、うぃずもあたちの特大のコールやミックス、ガチ恋口上が会場いっぱいに響き渡る。本編のラストを飾ったのは、彼女たちの原点であるデビュー曲「もっと、キラッと」。この日いちばんの歓声がこだまするなか、7人は思い切りパフォーマンスを届け、万感の拍手に包まれながら本編の幕を閉じた。

 うぃずもあによる熱烈な「MORE STAR」コールに導かれ、アンコール衣装に着替えた7人が再びステージに登場。「サマーゴー!!」の振付レクチャーを挟み、うぃずもあとともにTikTok撮影や記念写真撮影を行った。さらに、グループから嬉しいサプライズ発表が連発。新曲「サマーゴー!!」が8月26日に発売される1stシングルCDの表題曲に決定したこと、さらにメモリアルムービーの投稿、そして同曲がテレビ朝日の夏の大型イベント『テレビ朝日・六本木ヒルズ SUMMER FES』のドリームソングに起用されたことが明かされ、祝福の拍手のなか、本日2回目となる「サマーゴー!!」を再び全力で披露した。

 ここで、メンバーが一人ずつ、うぃずもあへ向けて、感謝のメッセージを伝えた。新井が「私はKAWAII LAB.でアイドルができて、そしてMORE STARでいられて、世界一の幸せものです」と喜びを伝えると、遠藤は「この景色をここにいるみんなと見れたことが本当に嬉しくて、本当に楽しくて……泣かないと思ってたのに」と抑えきれない感情が涙となって表れ、「応援してくれる気持ちを絶対に裏切りたくないし、これからもその一つひとつに応え続けられるグループであり、人でありたいです」と決意を新たにした。「これからもみんなで叶えたい夢、たくさんありますよね?」と投げかけた森田は、「そんな夢を、ここにいるうぃずもあと、メンバーみんなで、これからもたくさん思い出として作れたら嬉しいです」と未来へ進んでいく意思を示した。

 最後に萩田が、「私たちMORE STARにはまだまだ叶えたい夢がたくさんあって、ここにいるうぃずもあの皆さんと一緒に見たい景色が本当にたくさんあります。これからも私たちらしく一歩一歩前に進んでいく姿を一緒に見届けてください。皆さん、これからも私たちについてきてください!」と言葉を紡ぎ、「次で本当に最後の曲になります。もっともっと声出せますか!」と問いかける。ラストを飾ったのは、この日2回目となる「ハグ!」。フロアからは割れんばかりの「ハグ!」の地鳴りのようなコールが鳴り響く。メンバーたちはステージを縦横無尽に駆け巡り、うぃずもあ一人ひとりの目を愛おしそうに見つめながら歌い上げ、会場全体が完全にひとつになる大団円を迎えた。

 森田が「これからもみんなでたくさんの思い出を作りたいです!」と告げ、「以上、MORE STARでした!」と全員で一礼。最後は7人がしっかりと手を繋ぎ、マイクを通さない生声で「ありがとうございました!」と感謝を叫び、名残惜しそうに、眩しい笑顔のままステージをあとにした。

<セットリスト>
01. WITH KAWAII論
02. ハグ!
03. サマーゴー!!
04. ぴたぴたきゅん
05. 相ラブユー
06. KAKUMEI
07. 大人未満
08. アフターオール
09. あしたの準備ができたなら
10. タイムライド
11. もっと、キラッと
EN1. サマーゴー!!
EN2. ハグ!

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