FANTASTICS 澤本夏輝・堀夏喜・八木勇征・中島颯太、メンバーだから知る変化 互いに刺激を与え合うグループ内の関係性

FANTASTICSから、グループの歴史を全20曲に詰め込んだベストアルバム『Welcome to Sunshine』が届けられた。ファン投票の結果が反映された選曲には、ライブを何よりも大切にしてきた彼らとファンと共に作り上げた作品になっている。
リアルサウンドでは今回、澤本夏輝・堀夏喜・八木勇征・中島颯太にインタビュー。ボーカルとパフォーマーそれぞれの視点から、活動の転機となった楽曲を回想した。個々のマインドの変化がいかにグループのパフォーマンスを底上げしてきたのか、その内側を紐解いていく。ダンス&ボーカルグループとして多角的な色を持ち続ける彼らが語る「FANTASTICSらしさ」の本質とは。(編集部)【インタビュー最後にプレゼント情報あり】
FANTASTICS、メンバーのターニングポイントになった曲は?

――ベストアルバムは、メンバーがセレクトしたFANTASTICS盤と、ファン投票によるFANTARO盤の2枚組で、全20曲が収録されています。収録曲を改めてご覧になっていかがですか?
八木勇征(以下、八木):FANTARO(※FANTASTICSのファンネーム)の皆さんの声を大事にしながらも、自分たちのターニングポイントとなった楽曲も入っていて。「FANTASTICSが活動してきた7年間をぎゅっと1枚にしたらこうなるよね」というものが体現されている1枚になっていると思います。

――「FANTAROの皆さんの声を大事にした」という言葉もありましたが、ファン投票の結果はどのようにご覧になりましたか?
八木:ライブでコール&レスポンスをする曲だったり、みんなと一つになる曲だったりが選ばれていて、FANTASTICSが大切にしているライブというものを、FANTAROと一緒に作ってきたことが活きているなと感じました。みんながライブに足を運んでくれて、一緒に楽曲を成長させてくれて、その上で好きになって投票してくれたのかなと思うと、本当にうれしいです。
中島颯太(以下、中島):意外だったのは「Overflow」。この曲は初期に出した曲で、しかもカップリング曲。ライブでもフル尺でやることはなかなかなくて、メドレーでサビだけやることが多い曲なのですが、選んでもらえということは、しっかり楽曲が届いているということだと思うので、うれしかったです。
――先ほど「ターニングポイントになった曲も入っている」とおっしゃりましたが、収録曲の中で、ご自身にとってターニングポイントになった曲や特に印象的な曲を教えてください。
八木:僕は「Drive Me Crazy」。この曲は白濱亜嵐さんが作曲に参加してくださった曲なんですが、楽曲はもちろん、衣装やパフォーマンスもすごくスタイリッシュな一曲でした。今、FANTASTICSに対して「洗練されている」というイメージを持ってくださっている方も多いと思うのですが、さわやかな印象から、よりスタイリッシュな見せ方へとシフトしていったきっかけは、この曲だったのかなと思うのでそういった意味でも印象に残っています。
――スタイリッシュに見せることに対して、当時は戸惑いや難しさは感じましたか?
八木:戸惑いはなかったですね。曲もパフォーマンスもカッコいいなと思ったので、思うようにそのままパフォーマンスできたと思います。
中島:僕は「PANORAMA JET」ですね。全曲がターニングポイントではあるんですが「PANORAMA JET」をリリースしたときのFANTASTICSの雰囲気がすごく良くて。“HOP STEP JUMP” を掲げた「FAN FAN三部作」の最後の曲だったのですが、まさにジャンプしているようなムードがあって、グループにとって勢いづくきっかけになった曲だと思います。
――歌う上で意識したことは何かありますか?
中島:ボーカルとしても、“ジャンプして次に行くぞ”という力強さを出したいと思って歌ったことを覚えています。この曲はリズミカルに歌わないとのっぺりとした印象になってしまう難しい楽曲なので、日本語詞ではありますが、どこか洋楽のようなニュアンスを意識して歌いました。
堀夏喜(以下、堀):僕は「Summer Bike」。「FAN FAN三部作」の中で唯一入っているのがこの曲なんじゃないかな。
中島:いや、「PANORAMA JET」も入ってます。
堀:(しょんぼりして)あ、そっか……。えっと「Summer Bike」は……(小声で)楽しかったです。
――そんなに落ち込まないでください(笑)。
堀:この曲はMVを沖縄で撮影したんですが、衣装もロケーションも良かったし、映像としての出来栄えもすごく良くて。当時「すごくいい曲に出会えたな」と感じたことを覚えています。FANTASTICSは夏の曲が多いんですが、そのなかでも特に印象深い曲ですね。
澤本夏輝(以下、澤本):僕は「Tell Me」ですかね。
――その心は?
中島:教えて!
堀:「Tell Me」だけにね(笑)。
中島:ふふふ(笑)。
澤本:この曲は『FUN!FUN!FANTASTICS SEASON3』(日本テレビ系)の主題歌で、それまでの楽曲とはまた違う雰囲気のカッコいい曲。FANTASTICSの見せる幅がまた一段階広がったなと感じました。パフォーマー一人ひとりの見せ場もあって、アーティストとしての考え方が変わった曲でもあります。
――どう変わったのでしょうか?
澤本:ただ踊るだけじゃないというか。踊りで見せる新しい仕草があったり、フィーリングを大事にしたり、いろいろとパフォーマンスについて考えるきっかけになりました。



















