fav me、涙も葛藤も乗り越えて見せた輝かしいステージ 1周年記念ライブで踏み出す明るい未来への一歩

2026年5月18日、fav me(ファボミー)の1周年を記念した『1st Anniversary Live 「STILL A NEW WORLD」』が豊洲PITで開催された。fav meは、2025年4月22日に『STARTING NEW WORLD』をSpotify O-EASTで開催してデビュー。アソビシステムの新アイドルプロジェクト・PEAK SPOTから生まれたアイドルグループで、阿部かれん、小野寺梓、川岸瑠那、瀬乃まりん、中本こまり、丸山蘭奈、澪川舞香からなる7人組だ。

開演時間になるとオープニングSEが流れ、fav meのロゴのバックドロップが飾られたステージにメンバーが登場。そして始まった「New World」は、初めて配信リリースされた幕開けの楽曲だ。終盤には、1年前にはなかった中本こまりによるフェイクも。大きなスケールとともにfav meの1周年ライブはスタートした。

「ちゅーしよう」は、初めてMVが制作され、fav meというグループの世界観をいち早く表現した楽曲だ。間奏では、ファンの掛け声が早くも会場に響いた。続く「ギュッてして!」は、ほぼノンストップで始まり、イントロでスモークが噴き上がった。「蒼のラブレター」のイントロでは、ライブに来たことを後悔させないと澪川が宣言。そこから「ケーキを食べればいいんじゃない!?」もほぼノンストップ。会場にはレーザーが飛び交い、最後はメンバーとファンが大きく手を振った。
「あの空はずっとキミの色」「君が好きだ」「わんだーらんっ!」のメドレーでは、川岸が「豊洲PIT史上最大の声、出せますか!?」とファンに呼びかけた。「シンデレラブ」からはスマートフォンでの撮影が可能に。「すきなんかじゃ...にゃい!」は、2025年に1stシングルとしてCDがリリースされた楽曲で、途中でヒップホップ調になるパートがあるのも現在ならではだ。撮影可能の最後の楽曲は「Eye to eye!」。現在メンバーが多くの動画をTikTokに投稿している楽曲だ。実際、1周年ライブの前には「Eye to eye!」も含め、全員が1日2本投稿に挑んでいた。

そして、突然披露された新曲が「ワタシイロ」だった。ワクワクが止まらない、というような歌詞が耳に入ってきたように、2年目への期待を高めるような楽曲だった。「あの時、キミが好きだった」では、7人のボーカルが成長を感じさせ、落ちサビでの小野寺、瀬乃、中本、澪川のボーカルの流れも聴き応えがあるものだった。

「あの時、キミが好きだった」が終わるとメンバーが一度ステージを去り、インストルメンタルが流れてから、メンバーが再登場し、ダンスを披露。ロックナンバー「ストレイト・ストライド」は、パフォーマンスに切実さが滲み、最後はスモークが噴き上がった。続く「Trust me」もロックナンバーだ。「アストラ」の冒頭には、オーケストラの音色とドラムンベースのパートが足され、7人はダンスを展開。終盤では金テープがフロアに噴射された。

「アストラ」が終わり本編を締めくくると、fav meはファンと記念撮影を行い、さらにTikTok用動画を2本撮影。ところがその前に、サプライズで1周年を祝う花がスタッフから7人に渡され、ケーキもステージに運ばれてきた。そして、fav meは、9月2日に2ndシングルがリリースされることを発表。6月からはリリースイベントも行われるという。さらに、9月から12月にかけて、札幌、福岡、名古屋、大阪、東京を回るツアー『東名阪札福秋ツアー2026』も発表。そして、挨拶をしてからメンバーがステージを去った。
アンコールを受けてステージに再登場したfav meは、再び「ワタシイロ」を披露。そして7人それぞれが、以下のように想いを語っていった。
「私はあなたに好きになってもらえて本当に幸せです。この1年で20トンぐらい涙を流したと思うんですけど、でもそんなに本気になれることって最高だし、嬉しいし、夢も幸せも、今日来てくれたみんなにも、これから出会うみんなにもずっと届け続けたいなと思ってます。本当にいつもありがとうございます。みんなで夢を見よう!」(中本こまり)
「みんなそれぞれ一人ひとりが、SNSとか動画とか、いろんな形で私たちに愛を届けてくれてるからこそ、私たちはこうしてステージで輝くことができるし、みんながfav meのことを日常で思い出して、少しでも励みになれるような存在とか、私のことを思い出して『今日も一日頑張ろう』とか思えるような存在になって、少しでも笑顔になれるようなハッピーをこれからもたくさんたくさんみんなに届けていきたいし、もっともっとみんなのことを幸せに、もうハッピー全開にできるように、2年目も、みんなで一緒にいろんな夢を見ていきたいです。本日はありがとうございました」(瀬乃まりん)
「fav me1周年、そして私もアイドルになって1年が経ちました。緑のペンライトや、名前を呼んでくれる声、そして愛してくれるみんなの存在、支えてくれるメンバーやスタッフの皆さんに何度も救われました。この1年を振り返ってみると、本当に1人じゃここまで来れなかったなって心から思います。2年目はみんなと一緒にもっともっと大きい景色を見れるように頑張るので、ついてきてください。今日は本当にありがとうございました」(丸山蘭奈)
「今日は来てくださって、本当にありがとうございます。こうして1周年を迎えられたのもふぁんみー(fav meのファンネーム)のみんながいてくれたおかげです。楽しい日だけじゃなくて不安になる日もたくさんあって、『どうなるんだろう?』とかいろいろなことを考えたりしたんですけど、こうやってみんなが、メンバーだったりファンの方だったりスタッフだったり、たくさんの人が支えてくれるおかげで、これからも頑張りたいなって思い続けます。これからも一緒にいろんな夢を見ていきたいです。よろしくお願いします」(澪川舞香)
「この1年間、本当にみんなのおかげで1年を過ごせました。でも初めて……フレッシュぶるわけじゃないんですけど、初めて経験することが結構あって、例えばこういう可愛い衣装を着たりとか。いっぱい練習して、改めてアイドルができて幸せだなって思ってます。みんないつも本当にありがとう。心から愛してます」(小野寺梓)
「今日という大切な瞬間を一緒に過ごしてくれてありがとうございます。みんながいてくれるからこうして輝けるし、アイドルでいられます。アイドルにしてくれて本当にありがとう。2年目はもっともっとみなさん、かっ飛ばす準備できてますかー!? 2年目もスーパーキラキラアイドル目指して頑張ります、よろしくお願いします」(川岸瑠那)
「私がまだSOSを出していないのに、支えてくれるメンバーのみんなだったりとか、スタッフの皆さんだったりとか、もちろん家族のみんなもそうだし、私よりも私のことを理解してくれてるふぁんみー(ファン)のみんながいるから、『すごくしんどいな』とか『立ち止まってしまいたいな』と思う日が来たとしても、みんながSNSだったり現場だったり、すごく温かい言葉をたくさんかけてくださるから、ここまでみんなと手をつないで走ってくることができました。1周年アニバーサリーライブのこの会場に立てて、本当に心の底から幸せだなと今感じています。2年目は、みんなに幸せをもらったぶん、みんなのことをたくさん愛す1年にしたいと思います。2年目もよろしくお願いします」(阿部かれん)
そして、アンコールの最後に歌われたのは「Stage of the Future」。その壮大さは未来を描くかのようだった。ミラーボールの明かりがフロアを照らすなか、小野寺は「これからの私たちの未来、楽しみにしていてください!」と呼びかけた。「Stage of the Future」を歌い終えると、fav meはマイクではなく肉声で「ありがとうございました!」とファンに伝え、会場のすみずみのファンに手を振り終えるまでステージを去らなかった。
今回のfav meの1周年ライブについて、メンバーは完売を目標として掲げていたが、ソールドアウトには至らなかった。しかし、無理に完売のアナウンスをすることもなかったのが潔かった。なにより、会場には多くのファンがおり、コールなども非常に熱いものだった。
4月にfav meにインタビューした際(※)、メンバーは自分たちの現状を非常にシビアに見ており、危機感を抱いている姿勢も印象的だった。アソビシステムから華々しくデビューしたグループとはいえ、すべてが順風満帆とはいかない。fav meは、そうした葛藤を隠すことなく歩みを進め、見事なパフォーマンスを見せた。そこに、『1st Anniversary Live 「STILL A NEW WORLD」』の真の価値があったはずだ。PEAK SPOTをどう牽引していくのか、2年目も見守り続けたい。
※
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/98df54bef8d1c2e4bb63055687909d7e32341ea6
<セットリスト>
01. New World
02. ちゅーしよう
03. ギュッてして!
04. 蒼のラブレター
05. ケーキを食べればいいんじゃない!?
06. あの空はずっとキミの色、君が好きだ、わんだーらんっ! メドレー
07. シンデレラブ
08. すきなんかじゃ...にゃい!
09. Eye to eye!
10. ワタシイロ
11. あの時、キミが好きだった
12. ストレイト・ストライド
13. Trust me
14. アストラ
<アンコール>
15. ワタシイロ
16. Stage of the Future


























