TOMORROW X TOGETHER、5人それぞれの“7TH YEAR” 自ら刻む成長の記録とたしかな意志――未来の行方を追う

TOMORROW X TOGETHERが4月13日にリリースした8thミニアルバム 『7TH YEAR: A Moment of Stillness in the Thorns』は、グループにとって新たなチャプターの幕開けを告げる一作だ。
タイトルの『7TH YEAR』はデビューからの7年、副題の『A Moment of Stillness in the Thorns』は「棘の茂みで風が一瞬止まった時」という意味であり、絶え間なく揺れ動く苦痛に一瞬訪れる静けさを表している。決して思い通りにいくことばかりではない。棘だらけの旅路を進むなかで、ふと風が止む瞬間はある。それでも、痛みも、不安も、混乱も、消えることはない。しかし、一瞬訪れた静寂は、自分が今どこに立っているのかを確かめるための時間になる――。
デビューから7年、所属事務所・BIGHIT MUSICとの再契約を経てリリースされた本アルバムは、メンバー5人が自分自身を見つめ直し、そしてグループを見つめ直し、不確実な未来を前にして揺れ動く感情をリアルに描いた作品だ。8年目を迎えた今、彼らはこれまでの活動を振り返って何を感じ、何を音楽に落とし込んだのか――。5人それぞれの“7TH YEAR”と現在地を読み解いていく。

SOOBINは、本アルバムのラストを飾る「Dream of Mine」で作詞に参加した。この曲に込められているのは、たとえ不確かな未来であっても、ときめきや好奇心が自分たちをその先へと進ませるというメッセージである。力強く刻まれるビートと荒々しいベース音が牽引する、どこか張り詰めた緊張感を帯びたトラックに乗せて、5つのボーカルが静かに闘志を燃やすように響く曲。〈호기심 가득 빛난 eyes/it's always been a dream of mine〉(好奇心で輝く瞳/それはいつだって僕の夢だった)と綴られているように、未知に対する衝動と未来を信じようとする意志を映し出したリリックは、再契約を経て、新たなチャプターへと踏み出したTOMORROW X TOGETHERの現在の姿と重なる。そこには、リーダーとしてグループの結束を支える存在でもあるSOOBINの芯の強さも滲み出るよう。グループ全体を俯瞰できる彼だからこそ、このアルバムを希望に満ちた形で結ぶことができたのだろう。棘の茂みで風が一瞬止まった時、その瞬間に差し込む光を、SOOBINは自らの言葉で描き出したのだ。
2024年にはソロミックステープ『YEONJUN's Mixtape: GGUM』、昨年はソロミニアルバム『NO LABELS: PART 01』リリースと、7年間で表現の幅を拡張し続けてきたYEONJUN。今作では「So What」の作詞曲を務めたほか、タイトル曲「Stick With You」の振り付けにも携わった。「Stick With You」は終わりの見えた愛を引き留めようとする切ない心情が込められた楽曲で、YEONJUNが提案したというコーラス部分のタットの動きは、一日、一日と時間を繋ぎ止めることを表現したもの。また、まわりにどう言われようが「だから何?」と自分を貫く姿勢を歌った「So What」は、他者の評価や不確実な未来を前にしても、自らの選択を肯定する強さを提示している。アルバム発売を記念したショーケースで、7年間を振り返って「思ったよりも決して華やかなことばかりではなかった」(※1)と語っていたYEONJUNだが、そんななかでも彼は自らを更新し続けることを選んできた。だからこそ、本アルバムを聴いてあらためて思う。彼の持つ推進力こそがこれまでの7年間の道のり、そしてTOMORROW X TOGETHERのこれからの未来を切り拓いているのだ、と。


BEOMGYUは、今作では「Dream of Mine」のコーラス部分で美しいファルセットや「So What」での挑発的なラップなど、楽曲ごとに求められる質感を的確にちらえてさまざまな表現を見せている。そこには、7年間で築き上げた彼のしなやかな適応力を感じさせる。アルバムの1曲目に収録された「Bed of Thorns」では、やや翳りを帯びたボーカルも相まって、自らの選択がもたらした結果を受け入れるというメッセージを内包したこの楽曲へ聴き手をさらに引き込む役割を担っている。アルバム発売を記念したショーケースでは、「嬉しかった瞬間も多かったですが、不安や悩みを感じた時もたしかにありました」と7年間の素直な想いを打ち明けていたBEOMGYU。思えば、昨年リリースされた初のソロミックステープの収録楽曲「Panic」も、闇が立ち込める日々を一緒に乗り越えていく決意が込められたものだった。光だけでなく影の部分にも触れながら、その感情を歌にして伝えていく。それは、彼自身が音楽を通して誰かに勇気を与えられると信じているからこそできることでもある。だから、私たちはBEOMGYUの歌声に惹きつけられるのだ。
「Take Me to Nirvana (feat. Vinida Weng)」での浮遊感のあるファルセットや、「21st Century Romance」の導入などでのTAEHYUNの“聴かせる”ボーカルは、彼の表現力の進化を強く印象づける。伸びやかな歌声でこれまでもグループの楽曲を牽引してきたTAEHYUNだが、今作ではとりわけ、揺れ動く感情を的確に描き出すことに長けている。今作のショーケースでも「デビューさえすればグローバルスターになるんじゃないかと思っていましたが、現実と理想のあいだにはかなりギャップがありました」と語っていた彼にとって、このアルバムで描かれる不安や虚無感は決して抽象的なものではなかったはず。『The Star Chapter: TOGETHER』収録のソロ曲「Bird of Night」でも、明日に進むために必要な時間だとして不安な夜をも肯定するメッセージを届けてきたように、TAEHYUNは感情の揺れをすくい取り、歌や言葉でしっかりと表現する力を磨いてきた。本作では「So What」で作詞にも参加。ブリッジのYEONJUNとの掛け合いも鮮やかで、〈끝을 모를 이 길을 우린 달려가지〉(終わりの見えないこの道を僕たちは走り続ける)というフレーズが、歩みを止めないという意志をまっすぐに刻む。理想と現実のあいだで迷いながらも、その時間を受け入れて前に進む。TAEHYUNの歌は、そうした7年の道程を映し出しているのだ。


デビュー当時はまだあどけなさも残っていたグループ最年少のHUENINGKAIだが、直近の日本5大ドームツアーのソロステージでは魅惑的なパフォーマンスで会場を沸かせていたことも印象深い。今作のタイトル曲「Stick With You」では歌い出しを担い、彼の切なげに響くボーカルが楽曲の世界へと聴く者を一気に引き込む。HUENINGKAIの歌声は透き通るようでありながらも、その奥に力強さを宿している点が特徴だ。だからこそ、「Bed of Thorns」のプリコーラスで緊張感を引き上げるラインや、「Dream of Mine」の〈No, I'm not afraid to love/No, I'm not afraid to fall, to fall〉(僕は愛することを恐れない/僕は落ちることを恐れない)といった不安を振り切るようなフレーズでは、繊細さと強度を併せ持った彼の歌声が活きている。また、HUENINGKAIがメロディ制作で参加した「21st Century Romance」は、エンジン音から始まり、どこか喪失感を感じさせながらも壮大なサウンドが広がっていく。感傷的なメロディに乗せて、ノイズに満ちた世界で自分の声に耳を傾けるメッセージが歌われている。アルバムのなかでも違った空気感をまとったこの曲を手掛けた点にも、彼の成長を感じさせた。
「棘の茂みで風が一瞬止まった時」という言葉が示す通り、棘は消えることはなく、この先も彼らの歩みとともにあり続けるのだと思う。不安や混乱、虚無といった感情は、進み続ける限り何度でも現れる。しかし、そういった感情を抱くことがむしろ成長の証となっていく。
デビューから7年、少年から成長を続けてきた青年5人は、今たしかな意志を持って未来へ向かおうとしている。さまざまな感情を抱きながらも、自らの手で切り拓いてきた道。その先へ向かうために、一度立ち止まり、自分たちの内面を見つめ直したのが、この『7TH YEAR: A Moment of Stillness in the Thorns』という作品だ。一瞬の静寂は、やがて終わりを迎えるだろう。そして、彼らは再び自分たちの足で進んでいくのだ。この先にどんな棘の茂みが待っていようとも、力強く――。
※1:https://realsound.jp/2026/04/post-2366874.html
■リリース情報
8th Mini Album『7TH YEAR: A Moment of Stillness in the Thorns』
発売中
配信URL:https://txt.lnk.to/7thyear_jpWE
『7TH YEAR: A Moment of Stillness in the Thorns』
計3形態(HUNGER/TENSION/ANXIETY Ver.)/3,190円(税込)
<収録内容(HUNGER/TENSION Ver.)>
*PHOTOBOOK:W250×H175×D15(mm)/1ea/88p
*POSTER:W290×H410(mm)/1ea
*LYRIC BOOK:W750×H100(mm)/1ea
*POSTCARD:W115×H165(mm)/1ea out of 5ea
*STICKER:W106×H118(mm)/1ea
*PHOTOCARD (SELFIE):W55×H85(mm)/1ea out of 5ea
*PHOTOCARD (UNIT):W55×H85(mm)/1ea out of 10ea
*CDR:W120×H120(mm)/1ea
*CD ENVELOPE:W125×H125(mm)/1ea
*ENVELOPE:W240×H165(mm)/1ea
<収録内容(ANXIETY Ver.)>
*PHOTOBOOK:W250×H175×D15(mm)/1ea/88p
*POSTER:W410×H290(mm)/1ea
*LYRIC BOOK:W750×H100(mm)/1ea
*POSTCARD:W165×H115(mm)/1ea out of 5ea
*STICKER:W106×H118(mm)/1ea
*PHOTOCARD (SELFIE):W55×H85(mm)/1ea out of 5ea
*PHOTOCARD (UNIT):W55×H85(mm)/1ea out of 10ea
*CDR:W120×H120(mm)/1ea
*CD ENVELOPE:W125×H125(mm)/1ea
*ENVELOPE:W240×H165(mm)/1ea
『7TH YEAR: A Moment of Stillness in the Thorns (THORN Ver.)』
計5形態(SOOBIN/YEONJUN/BEOMGYU/TAEHYUN/HUENINGKAI)/2,310円(税込)
<収録内容(THORN Ver.)>
*PHOTOBOOK:W250×H175×D7(mm)/1ea/36p
*POSTER:W410×H290(mm)/1ea
*LYRIC BOOK:W750×H100(mm)/1ea
*POSTCARD:W115×H165(mm)/1ea
*STICKER:W150×H58(mm)/1ea
*PHOTOCARD:W55×H85(mm)/1ea out of 5ea
*CDR:W120×H120(mm)/1ea
*ENVELOPE:W240×H165(mm)/1ea
『7TH YEAR: A Moment of Stillness in the Thorns (PPULBATU Ver.)(Weverse Albums ver.)』
計5形態(CHOI YONG MEONG/HWANG CHOON/BAMGEUT/DA-GO-NYANG/HHM NYA RING)/2,090円(税込)
<収録内容(PPULBATU Ver.)>
*CARD HOLDER:W90×H120(mm)/1ea
*USER GUIDE:W55×H85(mm)/1ea
*QR CARD:W55×H85(mm)/1ea
*PHOTOCARD (SELFIE):W55×H85(mm)/1ea
*STICKER (PPULBATU):W55×H85(mm)/4ea
『7TH YEAR: A Moment of Stillness in the Thorns (Photocard Case Ver.)』
計4形態(THORN/HUNGER/TENSION/ANXIETY Ver.)/2,860円(税込)
<収録内容(THORN/HUNGER/TENSION/ANXIETY Ver.)>
*OUTBOX:W80×H102.5×D20(mm)/1ea
*PHOTOCARD CASE KEYRING:W74×H92×D11(mm)/1ea
*PHOTOCARD (OFFICIAL PHOTO):W55×H85(mm)/1ea
*PHOTOCARD (SELFIE):W55×H85(mm)/5ea
* STICKER:W65×H33.5(mm)/1ea(※2026/3/23更新)
*NFC DISC:W50×H50(mm)/1ea
*NFC GUIDE:W55×H85(mm)/1ea
■ツアー情報
『2026 TXT MOA CON IN JAPAN』
愛知・IGアリーナ
2026年5月23日(土)OPEN 15:30/START 17:00
2026年5月24日(日)OPEN 14:30/START 16:00
千葉・LaLa arena TOKYO-BAY
2026年5月27日(水)OPEN 18:00/START 19:00
2026年5月28日(木)OPEN 17:00/START 18:00
福岡・マリンメッセ福岡 A館
2026年6月16日(火)OPEN 17:30/START 19:00
2026年6月17日(水)OPEN 16:30/START 18:00
兵庫・GLION ARENA KOBE
2026年6月23日(火)OPEN 18:00/START 19:00
2026年6月24日(水)OPEN 17:00/START 18:00
<チケット>一般発売:2026年5月2日(土)13:00〜
・指定席/注釈付き指定席:16,000円(税込)
・ステージサイド体感席/立見(千葉・福岡・兵庫公演のみ):15,500円(税込)
※枚数制限:1公演につき2枚まで
※3歳以上要チケット。3歳未満は入場不可。
※別途プレイガイド手数料がかかります。
※ 受付対象席種は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※各チケットの注意事項および詳細は特設サイトにてご確認ください。
※ 予定枚数に達し次第、受付終了いたします。
TOMORROW X TOGETHER 日本オフィシャルサイト:https://txt-official.jp
X:https://x.com/TXT_bighit
日本 X:https://x.com/TXT_bighit_jp
メンバー X:https://x.com/TXT_members
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