FANTASTICS 八木勇征は大物MCに? アルコ&ピース 平子祐希との『超越ハピネス』に直撃、果たしたい“約束”とは

八木勇征&平子祐希、初MCの舞台裏

 FANTASTICSの八木勇征が、4月25日からのNHK Eテレ『超越ハピネス』(毎月最終土曜日放送)で初のMCに挑戦した。三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典からバトンを受け継ぐ大役に挑んだ八木を、「大物ですよ」と手放しで称賛するのは、共に番組進行を務めたアルコ&ピース・平子祐希だ。

 多様な“幸せのカタチ”を掘り下げる同番組。今回は俳優・アーティストの光宗薫が母と出演し、食べることを自分でコントロールできなくなり、心と体の両方に影響を及ぼす「摂食症」と向き合うなかで見つけた“超越ハピネス”を語る。収録を終えたばかりの二人を直撃すると、本番前の微笑ましい舞台裏から、平子による八木への止まらない絶賛トークが続々。さらには、距離を一気に縮める“ある約束”まで飛び出した。(佐藤結衣)

経験から生まれた“その人だけの教科書”をヒントに

FANTASTICS 八木勇征

――収録を終えたばかりのおふたり。まずは率直なご感想をお聞かせください。

八木勇征(以下、八木):光宗さんは、僕が学生の頃から拝見していた方だったので、今日お会いできるのをすごく楽しみにしていました。以前、活動を一時お休みされていたというニュースも拝見していたので、今回、そうしたパーソナルな部分について直接お話を伺えたことは、僕自身にとってもすごく大きな経験になりました。

平子祐希(以下、平子):今回のお話では「摂食症」という大きな柱がありましたけど、それは決して特殊なことではなくて。自分のコンプレックスだったり、「社会の中でこうあらねば」と自分を律しすぎて苦しんでしまうというのは、誰もが持っている感情だと思うんです。そこに対して、無理に自分をさらけ出す必要はないんだという光宗さんの考え方は、多くの人にとって大きなヒントになるんじゃないかなと感じました。

八木:本当にそう思います。周りに見られることへの恐怖心を持っている方はたくさんいると思いますし、まっすぐ向き合いすぎてしまう方もいらっしゃると思います。そういう方たちにとっても、「一人じゃない」と思っていただけるような、すごく温かくて心に刺さる回になったと思います。

アルコ&ピース 平子祐希

――痛みや苦悩を伴うセンシティブな経験談をトークしていく上で、MCとして意識されていることはありましたか?

平子:僕が個人的に感じていることなんですけど、「センシティブ」という言葉は説明のために必要なものですけど、実は全員が何かしらセンシティブな部分を持っていると思うんです。紆余曲折や喜怒哀楽があって、みんなそれぞれ違う生き方をしている。でも、どこかで必ず交差する部分があるはず。今回の光宗さんのお話も、彼女が作ってきた“彼女だけの教科書”を見せてもらうような感覚でした。その中から、自分と重なる部分に赤線を引いて、何かしらのヒントや答えを得られる……。そんな番組でありたいなと思いましたね。

八木:僕も作品などを通して繊細なテーマに触れる機会があるのですが、毎回が学びの連続です。テーマだけを聞くとざっくりとしたイメージしか持てなくても、今日のようにゲストの方から直接お話を伺うことで、解像度がぐっと上がりました。繊細なテーマであればあるほど話が重くなることもありますが、それを聞いて暗い気持ちになるのではなく、そこから“自分も頑張ろう”と道を切り開く力をもらえます。表現者として、僕もこの経験を機に、もっと良いエンターテインメントを届けていきたいと改めて思える時間になりました。

28歳にして「大御所」の風格? 平子が震えた八木勇征のMC力

――八木さんは今回“初MC”という大役に挑まれました。隣にいらした平子さんから見て、八木さんのMCぶりはいかがでしたか?

平子:いや、もうね……この男は、なんだろうな……恐ろしいですよ(笑)。普通、若くしてMCという立場に立つと、どうしても「自分が回さなきゃ」とか「爪痕を残さなきゃ」っていう“我”が出ちゃうものなんです。それは悪いことじゃなくて、若さゆえの正義感なんですけど。でも、八木くんのこの腰の据わり具合は一体なんなんだと!

八木:ははは! 言い過ぎですよ(笑)。

平子:いや、本当に。どっしり構えて、懐を深く作って。そこに誰が何を投げかけても、ふんわり柔らかく受け止めてくれる。この絶対的な安心感は、やろうと思ってできることじゃないんです。僕なんていまだに“我”が出ちゃって、闇雲に手を広げようとしちゃいますからね。八木くん、今おいくつ?

八木:28歳です。

平子:28歳! よく「人生何回目」なんて言いますけど、きっと人生5回目くらいなんじゃないですかね。しかも、そのすべての人生でMCをやってきたでしょ。そんな貫禄がある。昭和の大御所というか、大橋巨泉さんを見ているような……。

八木:大橋巨泉さん! 光栄です。

平子:とにかく“八木ペース”が絶対的にあるんですよ。普通はスタジオの空気やゲストさんの熱量に飲み込まれて乱されるものなんですけど、八木くんは全く動じない。“肝が据わっている”を通り越して、もう“太い”んです。太い……うん、MCに対して“太い”っていう表現を使ったのは初めてかもしれません(笑)。

八木:自分では全くそんなふうに思えていないんですけど(笑)。でも、今回こうして平子さんとご一緒させていただけると決まってから、とにかく心強かったです。やっぱりトーク番組は、ゲストの方にいかにリラックスしてお話ししていただけるのが一番だと思っていて。そのためにも、僕は会話を楽しむことを意識しようと考えていたので。平子さんが流れを作ってくださって、僕はそこについていこうと思っていました。

平子:20代で「番組はゲストさんのものだ」ってスタンスでいられるのが、やっぱり“太い”んだよなぁ(笑)。

――おふたりの掛け合いを見ていると、もはや何度もタッグを組まれているような安定感がありますが、相性についてはいかがですか?

平子:……僕としては、ふとモニターを見た時にツーショットが映るじゃないですか。その時、「なんで八木くんの隣に“煮っころがし”が転がってるんだろう」って思っちゃった自分がいるんです。

八木:ちょっと! そんなことないですよ(笑)。

平子:いや、もうちょっと顔を崩してきてほしいわけ。朝方までお酒を飲んでパンパンの顔で、髪もセットせずに来てもまだ勝てないんだから。あんまり仕上げてこないでほしい(笑)。

八木:あはは! でも僕は、平子さんとお隣にいさせていただけるのが本当に居心地いいんです。僕、平子さんの声がすごく好きなんですよ。隣でずっと聞いていたいなって。もちろんお話の内容も聞いてますけど、耳が幸せだなぁと思って癒やされています。

平子:嬉しいこと言ってくれますね。でもね、彼、収録直前に僕のことをイジってくるんですよ。僕、以前お笑い芸人として写真集を出したんですけど、その特典で「バックハグ」っていうのがあったのを、本番直前にニヤニヤしながら「後ろからお願いします」とか言って! 「昭和のMC」は、裏での仕掛けも一級品ですね(笑)。

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