Kizuna AI、活動10周年で語る“未開の道”を歩めた理由 新曲「KAMACHO」に込めた本当にやりたいこと

「10周年はまだまだ通過点だと思っている」

――Kizuna AIさんはバーチャルYouTuberの先駆者として新しい文化を作り、広めるという役割を担ってきましたが、今ではその文化も一般的なものとなりました。そういった現状をどのように感じていますか?
Kizuna AI:不思議で嬉しいです。凄いなって思います。急に語彙力―――!!! 当時からVR〜XR〜メタバース〜ひとりがひとつアバターを持つ時代が来る!! と言われてはいたので、いずれ私みたいな活動が人間のなかでも広がる時が来るんだろうなと漠然と思ってはいたものの、文化を作るとか、VTuberというものを広めようと言う考えはなくて。私は活動を始めた頃、とにかく見つけてもらいたくて、覚えてもらいたくて、本当に自分の活動だったり、とりまく環境だったりに必死だったので、こんなスピードで広がって、しかも先駆者!? 私が!?と。 私の活動や、自分を表す言葉だった“バーチャルYouTuber”というものがみなさんの力で“VTuber”と言う言葉になり、様々な人が活動や応援で広げてくださって、この活動形態の総称になっていることを本当に誇りに思いますし、冒頭に戻りますが不思議で嬉しい。活動する人にも応援する人にとっても、もっともっと素敵なものになればいいなと思います。
――活動初期は“バーチャルYouTuber”というものに対して懐疑的な目が向けられたり、定着するまでに時間もかかったと思います。そういった世間のイメージとどのように向き合ってきましたか? また、初めてのことを実践する苦労や難しさもある中で、ここまで活動を続けてこれた理由はなんでしょうか?
Kizuna AI:世間のイメージについては「時間が解決してくれるだろうな」と思っていたので、あまり深く気にした事はないかもしれません。と言うのも、アニメオタクやボーカロイドの方達も、ネットの配信者やYouTuberさんたちも初めは同じだったと思うんです。そこから受け入れられている流れを見ていたので……! バーチャルYouTuberというのもそれらに近い領域ですから「世間が慣れたら大丈夫でしょ!」と! 続けられたのは自分の目標が変わらない事、何でも興味があり楽しいと思える事が軸にありつつ、活動当初に思い描いていたよりも展開が早かったことも、理由のひとつかもしれません。全然見つけてもらえずに5年、10年……とかだと……どうなっていたんだろう!? みなさんに見つけてもらえて、たくさんのチャンスや愛をもらえたから続けられていると思います!

――10年前のご自身に声をかけるとしたら、どんなことを伝えたいですか?
Kizuna AI:想像しているよりも凄いことになるよ!!!! 誰よりも自分を信じて突き進んでね!
――そして新曲「KAMACHO」がリリースされました。どんな作品になりましたか?
Kizuna AI:活動再開してからの1年間は、インディ音楽っていうこれまでにチャレンジしたことがなかった分野に挑戦してみました。ライブをやったり、コンテンツを作っていくなかで、あらためて「私がいま本当にやりたいことはなんだろうな」って考えて。一度自分の活動の軸に立ち返って、私はやっぱり「世界中のみんなとつながりたいんだ!」って強く思いました!!! みんなとつながたいを体現するために、多くの人に聴いてもらえる曲を作りたい! 過去の曲ももちろんそう思ってはいたんですけど(笑)! だから一回、より振り切って、ポップでキャッチーな楽曲を作ってみよう!って思って。
いまSNS総フォロワー数でいうと、1000万人以上の人がフォローしてくれていて、それは本当にすごいことだと自分でも思うんですが、でもそのなかで、知ってはいるけどちゃんと推してくれてる! って人の比率が少ないっていうのも事実として感じているんです。そんな現状を打ち破って、もっとたくさんの人に好きになって欲しい! こんな風に私が感じていることを直接的に、ストレートに伝えてみることが必要なんじゃないか! って思って、それを(Hayato) Yamamotoさんにお伝えしてできた曲が「KAMACHO」です!
――Hayato Yamamotoさんの作る楽曲の魅力をどう捉えていますか?
Kizuna AI:一度聴くと耳と心に残るフックを作る能力がすごくって、それがわざとらしく感じない所がさらにすごいです! 部分的に聴くとわかりやすくSNS向けなフックがあるのに曲全体を通して聴いても重くない!! 聴く人をいつの間にか自然に引き込めるところが魅力だと感じます!
――最初に楽曲を受け取った時の印象を教えてください。
Kizuna AI:なんだこの曲面白い!!!!!!
――レコーディング時に苦労したポイントはありますか?
Kizuna AI:あまりなく、Yamamotoさんがアゲアゲにディレクションしてくださりながらのレコーディングだったので「楽しい!」と言う感じだったのですが、しいてあげるならば! 〈K A M A C H O!〉と一文字ずつ優しく言うところが何回かあって、少しでも油断すると綴りを間違えてしまうので、歌い方と裏腹に緊張感がありました(笑)!
――特に気に入っている歌詞のフレーズを理由と合わせて教えてください。
Kizuna AI:〈悩むくらいならやってみます/食べず嫌いも強がりもやめます/…ほんとのこと、言います!〉と〈君が KAMATTE くれる〉までのふたつです! 私や、支えてくれるスタッフさんもどうしても始祖だったりレジェンドだったり、みなさんが言ってくれるポジティブな言葉に無意識に引っ張られる時があるんです。それによって何となくだけど中々言えない私の本心だったり、選ばず踏み出せなかったことをやってみよう! と言う気持ちが入っている部分で、歌に乗せるからこそストレートに伝えられる部分なのでお気に入りです!
――〈“かわいい”の戦国時代〉というフレーズがあります。今の時代において“かわいい”は単純にビジュアルを指す言葉ではなくなりましたが、Kizuna AIさんは“かわいい”という言葉をどのように解釈していますか? また、ご自身のかわいさはどこにあると思いますか?
Kizuna AI:その人の“らしさ”がにじんだときにふわっと生まれる魔法みたいなものかな? と思っています! 見た人、感じた人の心をやわらかく癒してくれる。私のかわいさですか!? 存在そのものがかわいいと思っています!(笑)
――MVや振付、新ビジュアルの注目ポイントを教えてください。
Kizuna AI:新ビジュアルは楽曲の雰囲気にあわせて、Kizuna AI史上もっともポップなビジュアルになってます! MVは楽曲の展開の多さに負けないように、飽きさせない工夫をしていただきました! 表情も含めて、どこを切り取ってもかわいく感じてもらえるカットを選んでいただいてます! 振付も、ライブで歌いながら踊れることと、曲のいろんなパートを切り出して、ショート動画でみんなが踊りたくなるように! を考えて作っていただきました! あとやっぱり私はライブがしたい!!! ので、ライブでみんなが真似できるようなところもいれていただいてます!
――ファンの方へ今伝えたいメッセージをお願いいたします。
Kizuna AI:ここまで続けてこられたのは、間違いなく応援してくれているみんなのおかげです! 10周年はまだまだ通過点だと思っているので、つながっていくためにもっともっと頑張るし、これからも一緒にいろんな事ができると嬉しいな! 本当にいつもありがとう。これからより一層! かまってくださいね!
■リリース情報

Digital Single「KAMACHO」
配信中
配信URL:https://lnk.to/KAMACHO
■公演情報
『オンラインLIVE 2026 “LOOK AT AI?”』
日程:2026年4月11日(土)20:00〜
配信場所:YouTube「Kizuna AI – A.I.Channel」
https://www.youtube.com/live/nxxZ-9EwtcI
■関連リンク
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