MORE STAR ソロインタビュー Vol.1:新井心菜「メンバーのみんなも笑顔にしたい」 不器用でも、太陽のように輝くアイドルに

MORE STAR ソロインタビュー:新井心菜

FRUITS ZIPPER 櫻井優衣という“努力の人”へのシンパシー

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――個人ダンス表現審査で幾田りらさんの「Answer」を披露した際は、かなり評価が高かったですよね。きっと手応えがあったかと。

新井:そうですね。「Answer」は、自分のなかでいちばん感情と歌詞を理解できた曲でした。合宿の2〜3日前にこの曲が課題曲になったと教えていただいて、その日の帰りの電車のなかではじめて聴いたんですけど、思わず泣いてしまったんですよ。歌詞が、メイツとして活動する自分の心境とすごく重なって。

――終わりの見えない挑戦と、そのなかで起きる葛藤や不安が歌われているんですよね。そういう部分が重なると。

新井:はい。何十回、何百回と繰り返し聴いて、自分のなかに潜む闇の部分と向き合いました。練習中も、踊りながら泣いてしまうことが何度もありましたし……。今までは、落ち込んでも「しょうがない。頑張ろう」と気持ちを押し殺してしまうことが多かったんですけど、「Answer」のパフォーマンスを通して「弱い部分も含めて自分の良さなんだ」と思えるようになりました。

――そして、合宿オーディションの延長戦では、FRUITS ZIPPER 櫻井優衣さんのソロ曲「ずるい、かわゆい」を個人審査曲に選びました。

新井:櫻井優衣さんは今の私の憧れの存在ですし、この曲には私にはない“あざとい”、“かわいい”要素がたくさん詰まっていて。そこが素敵だなと思ったんです。それに、このオーディションは受かるか落ちるかだけじゃなくて、“成長できる場”にしたいと思っていたので、挑戦しようという気持ちが強かったんですよ。だからこそ、あえて自分が持ち合わせていない要素の曲にして、「こんな一面もあるんだ!」と思ってもらえるように頑張りました。

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――櫻井優衣さんへの憧れの気持ちはいつ頃から?

新井:FRUITS ZIPPERさんが結成された頃から見ていたんですけど、「こんなにアイドルのオーラを出せる人がいるんだ!」と衝撃を受けたんです。そこからどんどん惹かれていって、気づいたら憧れの存在になっていました。しかも、長い下積み期間がある努力の人だと知って、シンパシーを感じて。「私もちゃんと積み上げていけば、いつか近づけるかも」と思いました。

――パフォーマンスに手応えはありましたか?

新井:前日に喉を痛めてしまったこともあって、「もっとできたのに!」と思うところはあります。だけど、「あの時の自分の全力は出せた」と、映像を見返してみて思いますね。あと、デビューが決まってから優衣さんとご飯に行かせていただいたときに、「『ずるい、かわゆい』を披露したんです」というお話をしたら「よく挑戦したね!」と言ってくださったんですよ。ちゃんと心構えをしないと、ああいうあざとかわいい表現は難しいから、って。そう言ってもらえただけで「挑戦してよかった!」と思いました。私の実力はまだまだですけど……ほんの1ミリでも認めてもらえたような気がして、うれしかったです。

――報われましたね。ところで、合宿の映像を見返したりもするんですね。

新井:しますよ! デビューさせていただいた今、ファンの方に「ぬるくなったね」といわれるのがいちばん悔しいので。合宿でがむしゃらに頑張っていたあのときの自分の気持ちを忘れないよう、定期的に見て刺激をもらっています。

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――そして5日間の合宿オーディションを終え、結果は合格。MORE STARとしてデビューが決まりましたが、当時のお気持ちをあらためて教えてください。

新井:決まった瞬間は、安心と不安、両方ありました。9人組はカワラボ(KAWAII LAB.)ではじめての編成ですし、個々で見たときに知名度がある状態からのスタートではないので、「自分たちの力で這い上がっていかなければいけないんだ」という不安がどうしても……。だけどやっぱり、安心のほうがどちらかというと大きかったかもしれないです。きゅーすと(CUTIE STREET)に続いて2度目のオーディションだったので「今回落ちたら、もう自分はないのかもしれない」と思っていましたし。選んでいただけたときは、真っ先に「親に言いたい!」と思っていました。

――ご両親の反応はいかがでしたか?

新井:すごく喜んでくれました! 「おめでとう。やっとスタート地点に立てたね」って。両親はずっと支えてくれていたので、感謝の気持ちでいっぱいです。

――MORE STARのオレンジ担当になることは、なんとなくイメージしていましたか?

新井:全然していなかったので、びっくりしました! でも、プロデューサーの(木村)ミサさんから「太陽のような存在になってほしい」と言っていただいたとき、すごくしっくりきたんです。オレンジって、エネルギッシュで明るいイメージじゃないですか? 私はそこなんだって。みんなにパワーを届けられる存在なんだって。

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――最初にお話していた、憧れのアイドル像に近いものがありますね。「たくさんの人に笑顔やパワーを届けられる存在」という。

新井:私たちの曲に「ハグ!」と「タイムライド」という曲があって、その両方に〈パワー〉という歌詞が出てくるんですけど、どっちも私のパートなんです。だから……今は太陽みたいにキラキラ輝いて、みんなを照らせるアイドルになろうと思っています。それが今の自分のモットーですね!

――そのために意識していることはありますか?

新井:最近は、ありのままの自分でいようと意識しています。私、まわりから“真面目”と言われることがあって、たしかにそうではあるんですけど、実は抜けてるところもあるんです(笑)。母からは「真面目とマイペースのハーフ」と言われて、自分でもそう思っているんですけど。

――(笑)。どんなところがマイペースっぽい?

新井:わかりやすく言うと、多分天然なんですよ。私だけの世界があるらしくて、メンバーと話していると「今、変なこと言ってなかった?」ってなる、みたいな(笑)。で、それを面白がってもらえるのがうれしいので、いずれそんな一面が出たらいいなと思っています。こういうのって、無理して出そうとすると絶対に変になっちゃうので(笑)、自然に出てくるのがいちばんですね。

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