CIRRAとf5veが切り拓くLDHガールズグループの新たな未来 E-girlsからGirls²、iScreamへ……受け継がれたDNAも辿る
Girls²とiScream:E-girls以降のLDHガールズグループを代表する活躍
そして、そこにもともとLDHで活動していたTOA、YUNA、HINATAが加わったことも、CIRRAのコンセプトや特徴を際立たせる大きな要因となった。TOAは、E-girlsが解散する少し前からGirls²として活動を重ねてきたメンバーだ。ドラマシリーズ『ガールズ×戦士シリーズ』(テレビ東京系)の出演者によって結成され、2019年6月にデビューした同グループは、全メンバーが歌って踊れる高いパフォーマンス力を武器に、子どもから大人まで幅広いファン層に支持されてきた。Girls²は今年も早々に活動の幅を広げており、1月には新曲「Melty Love」がドラマNEXT『聖ラブサバイバーズ』(テレビ東京系)の主題歌を務めたり、6月には初の日本武道館のステージで7周年記念ライブの開催を控えていたりと、話題は尽きることがない。
一方、YUNAとHINATAは、2021年6月にデビューした3人組ガールズグループ・iScreamの現メンバー。iScreamは、高難度のダンスを難なく踊りこなせるのはもちろん、アップテンポな楽曲からバラードまで、どのような曲でも自分たちの中に的確に落とし込み、歌い上げていく抜群の歌唱力が魅力のグループだ。全編CGのMVなど、グループとして生み出す表現の新たな可能性に挑戦し続けている姿もファンの共感を呼び、Girls²と同じく、E-girls以降のLDHガールズグループの代表である。
TOAとYUNA、HINATA。LDHで表現者として活動し続けてきた3人が、CIRRAのコンセプトに溶け込みながら、パフォーマンスを牽引している。だからこそ、CIRRAは世に放った1曲目から、他のガールズグループにはないLDHならではのカラーを感じさせるのだと言える。そんな10人が今年、国内の音楽シーンで大いに存在感を発揮してくれることを期待したいところである。
f5ve、個性溢れる活動で海外ファンを魅了
LDH所属のガールズグループといえば、f5veにも言及しておきたい。f5veは、E-girls/Happinessのメンバーとして活動していたKAEDE、SAYAKA、RURI、MIYUUに先述のiScreamからRUIが加わって結成された5人組のガールズグループだ。もともとは2022年、それぞれのグループ活動の傍らで日本発の『美少女戦士セーラームーン』公認のガールズプロジェクト SG5として活動したのが同グループの起源。海外での注目度の高さから、2024年5月にf5veとしてデビューを果たした。
活動を本格始動させてからわずか1年ほどの間に彼女たちが挙げた功績には、目覚ましいものがある。昨年5月にリリースした1stアルバム『SEQUENCE 01』のリード曲「Sugar Free Venom feat. Kesha」は、Apple MusicのJ-POP国別チャートにおいて34カ国でTOP10入りし、うち20カ国で最高位1位を獲得するなどチャートを賑わせた。その後6月には、アメリカ・ニューヨークで行われたLGBTQ×エレクトロポップの大型フェスティバル『LadyLand Festival』に出演し、現地のファンを魅了。8月には、Forbes JAPANの「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2025」に選出された。さらに12月には、1stアルバム『SEQUENCE 01』が、アメリカBillboardの「Billboardスタッフが選ぶ2025年のベストアルバムTOP50」で45位に選出され、イギリスのNMEでも今年リリースされたデビューアルバム・ベスト20にランクインした。そして今春には、アメリカとイギリスでグループ初の単独ライブツアーを行う予定だという。f5veは海外を中心に音楽ファンを惹きつけ、破竹の勢いで活躍の場を広げているのである。
E-girlsからGirls²、iScreamへ、そして新たな動きを活発化させているCIRRAとf5ve。今年はLDHのガールズグループたちが、日本のガールズグループシーンをさらに大きく盛り上げてくれるのではないだろうか。