GPP、時代の最前線を奪いにいく気概と熱量 まつもとたくおが目撃した“最高水準”の初ステージ

GPP、最初のステージを目撃

 J-POPの未来を担い颯爽と登場したガールズグループ・GPPが12月16日、1st デジタルシングル『Bring it Back』をリリースした。その前日となる15日には、初お披露目となるショーケース『GPP DEBUT SHOWCASE LIVE』を都内で開催。力強くも繊細なダンスや圧倒的な歌唱、メンバーのキャラクターをミックスした“世界最高水準”のステージングを披露し、会場を埋めつくした約500名のファンや関係者たちを圧倒した。

GPP(撮影=Satoshi Hata/Daiki Miura)

GPP(撮影=Satoshi Hata/Daiki Miura)

 GPPは“J-POPの新たなマスターピース”になるべく誕生したガールズグループで、メンバーはRINKA、HONOKA、ANAMI、MOMOKA、MIKA、MIA、SARA、LUNAの8人。それぞれがオーディション番組の出身者やトップダンサー、女優、モデルなど多彩な経歴があり、なおかつ際立った個性を持っているのがセールスポイントのひとつになっている。

 デビューイベントのために用意された会場は、どの角度からも鑑賞できるステージを中央に配置。その周りを囲むように客席がずらりと並んでいた。格闘技のリングを思わせるセッティングは、「常識を打ち破り、時代の最前線を奪いにいく」と宣言した彼女たちにとって、これ以上ふさわしいものはないだろう。

GPP(撮影=Satoshi Hata/Daiki Miura)

GPP(撮影=Satoshi Hata/Daiki Miura)

 定刻になるとステージにメンバーたちが集結。中央に立ったHONOKAの独唱に導かれるように全員が美しいハーモニーを重ねると、ショーケースが幕を開けた。記念すべきオープニングナンバーは「Bring it Back [R&B ver.]」。デビュー曲をグルーヴィーにアレンジしたバージョンで、しなやかでシャープな踊りを見せる。約1年半におよぶ厳しいトレーニングを経て出来上がった華麗な動きに、早くも多くの観客が引き込まれているようだった。

GPP(撮影=Satoshi Hata/Daiki Miura)

 間髪を入れずに始まったのは「Buzz Down (Dance Break)」だ。冒頭でグループの“静”の魅力をアピールし、今度はダンスブレイクでグループの“動”の面をしっかり強調。オリジナルバージョンの「Buzz Down」では、メンバーそれぞれが笑顔で「盛り上がっていきましょう!」と呼びかけ、ボクシングのような振り付けで楽しませるなど、エンターテインメントの輝きもたっぷり感じさせてくれた。

GPP(撮影=Satoshi Hata/Daiki Miura)

 休むことなく3曲を歌い終えた8人はトークタイムへ。それぞれが簡単に挨拶をしたあとは、グループ名の由来を話し、グループのコンセプトである“限界突破”にちなんで「朝10時から夜10時までトレーニングの毎日だったのに、その合間にジムにいくメンバーもいた」「メンバー全員で焼き肉を30人分食べた」といったエピソードを紹介。すっかり和やかなムードになると、バラードとなる「MAYOIBOSHI」のイントロが流れ出し、メンバーたちが次々と情感たっぷりの歌声を響かせていく。

GPP(撮影=Satoshi Hata/Daiki Miura)

 「MAYOIBOSHI」のリリカルな世界から一転して、次は躍動感あふれるナンバー「Bring it Back [HipHop ver.]」で再びヒートアップ。トライバルなリズムとオールドスクールHIPHOPを組み合わせた濃厚なトラックとワイルドな姿でグループの持ち味を存分に発揮すると、その勢いに乗って、近未来的な雰囲気が漂うダンスポップ「Motivation」、タイトルから想像する雰囲気とは真逆の激しさを持つ「Time Break」でエネルギッシュなパフォーマンスを展開。特に「Time Break」は「トップレベルにキツい曲」(RINKA)で、終わった途端に8人の荒い息づかいが響きわたった。

GPP(撮影=Satoshi Hata/Daiki Miura)

 いよいよ終盤。ここでそれぞれが思いを口にした。

「私たちのスタートはここから。これからも末永く応援していただけると嬉しいです」(LUNA)

「これまで支えてくださった方々がいたからこそ、今日という日があると思います」(SARA)

「会場のみなさんが最後まで私たちと一緒に楽しんでくださると嬉しいです!」(HONOKA)

「誰ひとり欠けずに、この舞台に立つことができて本当に幸せな気分でいっぱいです」(ANAMI)

「このメンバーなら、どんな限界がやってきても突破できる自信があります」(RINKA)

「私たちの直近の目標はライブをたくさんすること。その第一歩を最高の空間でみなさんと過ごせて本当に幸せです」(MOMOKA)

「日々のなかで大変なことがあったら、GPPがそばにいます。一緒に限界を突破しましょう」(MIKA)

「GPPのパフォーマンスを観て少しだけでも希望や勇気、元気を感じてくださると嬉しいです」(MIA)

GPP(撮影=Satoshi Hata/Daiki Miura)
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 ラストは、今回のイベントのハイライトとなる「Bring it Back」のオリジナルバージョンだ。激しいリズムチェンジにしっかりと向き合った一糸乱れぬステップやジャンプ、フロアダンス。さらに360度の舞台をフルに使った8人のフォーメーションの美しさ、情熱的かつ安定感のあるボーカル&コーラス、シャウトするような熱いフロウ——。この一曲に詰め込まれた情報量はとてつもなく多く、瞬時にして多くのリスナーを虜にするに違いない。

GPP(撮影=Satoshi Hata/Daiki Miura)

 本格的な歩みを始めたGPP。オンリーワンの魅力を持つこのグループは、今後どんな困難が訪れてもクリアし、自身のカラーに染め上げるだろう。そんなことを確信した初のショーケースだった。

GPP(撮影=Satoshi Hata/Daiki Miura)

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