PSYCHIC FEVER 、日本を代表してLA『ennichi ‘25』ヘッドライナーで実力炸裂 アメリカで感じる確かな手応え

PSYCHIC FEVER 、LA『ennichi ‘25』レポ

 PSYCHIC FEVERが、2025年12月2日にアメリカ・ロサンゼルスのAurora Warehouseで開催された日本の音楽を世界へ届けるグローバルショーケース『ennichi ’25 Japanese Music Experience LA presented by CEIPA × TOYOTA GROUP “MUSIC WAY PROJECT”』に出演した。本イベントは、日本の音楽業界の主要5団体によって設立された一般社団法人カルチャー アンド エンタテインメント産業振興会(略称:CEIPA)とTOYOTA GROUPの共創プロジェクト『MUSIC WAY PROJECT』の主催によるもで、PSYCHIC FEVER のほか、Awich、JP THE WAVY、f5veが出演した。

 ライブ前夜には、現地業界関係者向けのカンファレンス『ennichi ’25 Japanese Music Industry Mixer』も開催され、文化庁長官・都倉俊一氏やCEIPA理事長・村松俊亮氏が登壇したほか、Jeff Miyaharaをモデレーターに、Peyote Beats(ever.y inc.)、☆Taku Takahashi(m-flo)、きゃりーぱみゅぱみゅらが、日本の音楽業界における海外進出のリアルと未来についてパネルディスカッションを行った。

 当日はPSYCHIC FEVERのメンバー全員も出席し、JIMMYは「僕たちは2022年のデビューからこれまで、海外を中心に活動してきました。今年2月にはロサンゼルスを含む6都市で初のU.S.ツアーを行ったことは貴重な経験となりました」とスピーチした。

 ショーケースでは、期待のHIP HOP・R&B・DANCEグループとしてPSYCHIC FEVERがトリを務めた。メンバー紹介のオープニング映像がスクリーンに映し出されると、会場からは「待ってました!」と言わんばかりのUS TOUR以来の大歓声が上がる。“和”の要素を取り入れた最新曲「SWISH DAT」をオープニングで披露し、英語でトークを展開。JIMMYは「P.C.F!! P.C.F!!」のコールアンドレスポンスでオーディエンスを煽り、JP THE WAVYをステージに迎えて、バイラルヒット曲「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」へとつなげた。

 クールなダンスパフォーマンスから一転、スローテンポな「Gelato」で甘い表情を見せた後は、3人編成のボーカルパートと4人編成のラップパートや、渡邉廉による力強いヒューマンビートボックスなど個性豊かな一面を見せ、PSYCHIC FEVERの引き出しの多さが存分に伝わるステージを繰り広げた。

 とにかくノリの良い現地のオーディエンスは、楽曲のダンスを完コピしてキレ良く踊る姿も見せていた。PSYCHIC FEVER のライブは今日で3回目だという現地のForEVER(PSYCHIC FEVERのファンネーム)に話を聞くと、「1年前にTikTokで(彼らを)見つけて、すぐに友達とのグループチャットにシェアしたんです。それでみんなで“Wait a minute?!(ちょっと待ってヤバ!)”となってファンになりました」「これまで観たJ-POPアーティストの中で一番エネルギッシュなステージだった」「ダンス、ボーカル、ラップと盛りだくさんで、独自のスタイルを貫いていて好き」といった声が寄せられた。HIPHOP・R&Bの本場であるアメリカにおいても、彼らの音楽が確かな手応えを持って受け止められていることが感じられた。

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