KID PHENOMENONメンバー紹介第1回：夫松健介　周囲に慕われ、グループの空気を切り替えるリーダー

　2026年に「LDH PERFECT YEAR 2026」を迎えるLDH。6年に1度の特別な1年は、これまで以上に特別なイベントが待ち遠しい1年になるはずだ。そんな中、注目を集めているのがNEO EXILE世代の活躍だ。LIL LEAGUE、KID PHENOMENON、THE JET BOY BANGERZ、WOLF HOWL HARMONYの4グループはそれぞれの特色を活かしながら、どんどん活動の規模を広げている。

　今回はそんなNEO EXILE世代のメンバーを紹介したい。第7弾はKID PHENOMENONより夫松健介をピックアップ。

　KID PHENOMENONは、2022年に開催されたLDH史上最大規模のオーディション『iCON Z ～Dreams For Children～』男性部門の第二章より誕生したグループ。2023年8月にシングル『Wheelie』でデビューを果たした。2025年は7月より半年にわたるファンミーティングツアー『KID PHENOMENON LIVE ＆ FAN MEETING TOUR 2025 ～D7SCOVER～』を開催し、12月3日には6thシングル『Black Flame』をリリース。ハイスキルなパフォーマンスに定評があり、今後の活躍に期待がかかっている。

　夫松は2003年大阪府出身。メンバーのなかでは最年長で、グループのリーダーを務めている。

　4歳の頃からダンススクールに通い始め、アーティストになることを目指して技術を磨いてきた。小学校の頃に書いた文集にも、「ダンスで日本一」「ダンスで世界へ」といった夢を綴っていたという。『iCON Z ～Dreams For Children～』にはラストチャンスの想いで参加。ダンスだけでなく、歌やラップでも高評価を獲得し、第三次審査の個人ランキングでは4位にランクインした。EXILE SHOKICHIには「表現多彩なマルチプレイヤー」「こういう子がキーマンになってくる」と太鼓判を押され、第四次審査に向けて行われた過酷なフィジカルテストでは1位も獲得するなど、総合力の高さが目立っていた。

　KID PHENOMENONとしてデビューして以降も、ダンス歴10年以上の実力を活かしたダイナミックなダンスでファンを魅了している。加えて、安定的な歌唱力、ステージでのクールな表情や、パッと目を引く華やかさを持ち合わせていることも彼の魅力だ。

　オーディション時代から、リーダーの役割を務めていた夫松。オーディション中に結成されたグループにはダンス未経験者もおり、グループ全体の技術の底上げに悩むこともあったという。それでも、「チームのテンションを上げるためには、僕が下がったら絶対にダメだ」という想いで、士気を高めるために奮闘していた。同じように、KID PHENOMENONでも個性豊かなメンバーをまとめるのに当初は苦労し、佐藤峻乃介に相談していたという。一方で、共同生活においてはメンバーがよく夫松の部屋を訪れているといい、そんなエピソードからは周りから慕われていることが伝わってくる。愛されリーダーとしてのポジションは、夫松の責任感の高さと、メンバー想いの優しさから成り立ったものだろう。

　『iCON Z ～Dreams For Children～』第1章でデビューが叶わなかった時はエンターテインメントの世界を諦めようとしていたというが、ファンの支えもあって続けてこれたという。リーダーとしてKID PHENOMENONを引っ張りながら、夫松はこれからもステージ上で輝かしいパフォーマンスを見せてくれるはずだ。メンバーと笑い合いながら大きな夢を叶えていく彼の姿を、今後も見届けたい。