ジュニア 阿達慶ら、『タイプロ』ファイナリスト 浅井乃我との交流を明かす 大倉忠義も登壇「成長に繋がるといい」

ジュニアメンバー、浅井乃我との合流を語る

 ジュニアの阿達慶、千井野空翔、竹村実悟らジュニアメンバーが『ジュニア Showcase 2025 新星 -SHINSEI-』を開催。ゲネプロの後に行われた囲み取材の様子をレポートする。

 今回の囲み取材には、阿達・千井野・渡邉大我・野田開仁・宮岡大愛・山岸想・善如寺來とSUPER EIGHT 大倉忠義が出席。8人がそれぞれ自己紹介と尊敬している先輩を明かした。

阿達:憧れている先輩は堂本光一さん、中島健人くん、ACEesの那須雄登くんです。自分のアピールポイントは(華麗にターンをして)キラキラアイドルです!

千井野:憧れの先輩は亀梨和也くん、永瀬廉くん、ACEesの作間龍斗くんです。アピールポイントは大きな声です。

竹村:憧れの先輩は僕自身です。……あと大倉さんです。アピールポイントは度胸です。

野田:憧れの先輩は桐山照史くんです。アピールポイントは“関西らしさ”です。

渡邉:憧れの先輩は高橋恭平くん、永瀬廉くん、アピールポイントは“割と”スタイルがいいところです。

宮岡:憧れの先輩は山田涼介くん、アピールポイントは目です。

山岸:目標の先輩は木村拓哉さん、憧れの先輩は松島聡くんです、アピールポイントはどんな自分にも変身できるところです。

善如寺:憧れの先輩は少年隊さん、アピールポイントは名前です。“善如寺來”です。

阿達慶、千井野空翔、竹村実悟

 今回の公演は少年隊から事務所の歴史を辿るものに。パフォーマンスを終えての感想を聞くと、阿達は「『仮面舞踏会』からやらせていただいて、今回は少年隊さんが着ていた衣装を着させていただきました。軽い素材なのに重いというか。歴史が詰まっているのでその重みと闘いながら、ご本人の映像が流れているので、自分たちも見てもらえるように高めてきました」と力強く語る。千井野は「衣装さんには『初めておろすけど君たちで大丈夫かな』と言われました。その名に恥じないように頑張っています」と意気込んだ。

 今回の公演のプロデュースを手がけている大倉。このような公演になった経緯について、「東京グローブ座で先輩の楽曲を使って何かできないだろうかと思ったところ、ぜひやっていただけないだろうかと声がけいただいて、僕たちも先輩たちの舞台だったり楽曲だったり、自分たちも少年隊さんの舞台を見て勉強させていただいたという意識が強いので、そこから始まるストーリーが見れないかなと思いました」と説明。

 実際にゲネプロを観た感想としては「フレッシュで胸いっぱいになりました。(出演メンバーには)先輩方が活躍されてる時に生まれてない子もいたり。自分もそうでしたが、事務所に入って小学生で先輩の曲を踊ってもその時はピンとこないこともあったのですが、何年も経って、当たり前にダンスができるようになった時に、この“会社らしさ”が自然と身に付いているのかなと思います。普段あまり踊らないようなダンスも多いと思うけど、成長に繋がるといいなと思います」とプロデューサーらしく語った。

 かつては大倉自身もジュニアとして活動していた。自分自身がジュニアだった頃と比較して今のジュニアはどのように感じるかと聞かれると、「すごく達者だと思います。パフォーマンスのレベルは違うと思いますね。でも、気持ちの部分では俺たちも負けてなかったと思います」とコメント。竹村がすかさず「負けてないです」とツッコミを入れると、大倉が満足げに笑う場面も。

 今回、渡邉・野田は関西ジュニアからの参加になった。東京のメンバーとのリハーサルを経て関西との違いについて、「小さい子でもダンスが上手い子が多くて、リハーサルのペースも速くて、それに追いつくのが大変でした。僕は振りの覚えるのが遅めなので、リハーサル後から参加だったこともあり、覚えるのに苦労しました」と渡邉が振り返る。野田は「リハ場の雰囲気が関西と違います。そこに戸惑うこともあったけど、リハから得られるものもあると思います。みんな理解力の速さもすごくて、誰かが動いたらすぐに判断してできているんです。僕たち2人が関西に持ち帰って自分のものにできたらと思います」と真剣な眼差しを向けた。

 今回の公演で比較的年少組に入る宮岡。「20歳から12歳まで幅広くステージに出ていて、お兄ちゃん方のパフォーマンス力がすごく高いので、僕たちも負けていられないなと思いました。『闇を突き抜けて』で振りが揃わなくて、千井野くんから『この曲は対決なので敵対心を持ってやったらいいよ』というアドバイスをもらいました」と明かした。それを聞いた千井野は「先輩が踊ってる『闇を突き抜けて』を見たり、一緒に踊る経験をしたので、下の子にアドバイスができました」と照れながら話す。

 少年隊の「ABC」を宮岡・善如寺と共に披露した山岸は「リハーサルの時に阿達くん、千井野くんから『もっと大人っぽく表現したほうがいよ』『ここをもっと揃えると全体的にまとまるんじゃない?』とお客さんから見た目線でアドバイスをもらいました」と明かした。善如寺も先輩メンバーから言われたアドバイスのエピソードを求められると、しばらく考えた後、体を小さくして「全部言われちゃいました」と小声に。そこで、大倉からのアドバイスに関するエピソードについて聞くと「個人的にっていうのはなかったです」と再び小声に。大倉が「善如寺くんはすごい個性的で自分の空気感をしっかり持っているので。この3人(宮岡・山岸・善如寺)はそれぞれの個性を大事にしてほしいから、自分からアドバイスとかは特にないんですよね。ダンスなどについては、振付師さんにアドバイスもらっているので、このまま何も気にせず伸び伸びしてほしいなと思っています」と方針を語った。

 今回の公演の大きなトピックといえば『timelesz project』に参加していた浅井乃我の参加だ。彼が参加した経緯について大倉は、「オーディションは僕も見させていただいたのですが、オーディションが終わって、会社の方が乃我くんに声がけしたみたいで。そこからジュニアに関わらせてもらっている身として面倒をお願いされて、本人からもジュニアで一から頑張りたいという思いを聞いて。あれだけ知名度も上がって活躍しているのに、そう考えている気持ちに何か力になれればと思い、今回から参加してもらいました」と説明。

 浅井のパフォーマンスについては「魅力があるなというのは感じましたし、彼の存在でみんなもちょっとピリっとしています。ライバルが現れた、みたいな。今までは一緒にステージに立った人たちだけで公演を作り上げてきましたが、みんなすごいギラギラしていたみたいで。彼らにとっても刺激になる存在ですし、パフォーマンスもかっこよかったですね」と大倉は語る。

 そんな浅井の仲間入りを受けて「ここまでに来る道のりは違いましたが、みんなで一つの舞台を作るので、いい意味で特別扱いをしないで準備しました」「浅井くんは歌もダンスも上手くて、『負けてられないぞ』というか。いい意味での焦りみたいなのも感じていました」と準備期間を振り返る。竹村は「最初は戸惑う部分もあったのですが、後半僕たちが他のことをしていても、浅井くんが1人だけイヤホンつけて自分のパートのダンスを踊っていたりして、そこでちょっとだけ持っていた敵対心みたいなものも和らいで、今は楽屋でわちゃわちゃおしゃべりをしています」と状況を語る。千井野は「僕たちはグループに入っていない、個人の集まりなので」「(浅井が入ったことで)いい意味でギラギラしていて、僕たちはライバルなんだと改めて認識させられた」と意気込んだ。

 最後に阿達が「僕たち27人、この事務所らしさとこの事務所の未来を感じられるように、でも先輩方が紡いできた伝統をしっかり受け継いで、26公演全員で駆け抜けていきたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください」とメッセージを送った。

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