ICEx、グループ・個人ともに飛躍を遂げた一年に 『Da-Da-Da』で見せる新たな一面、冠番組への想いを語る

「各々が活躍すれば、ICExの名前も広まる」ーー個人での活動で得るもの
――今年に入ってから、ドラマ出演や音楽番組でのパフォーマンスなど、個人での活動も活発になってきているかと思います。個人での活動はグループにどんな影響を与えていると思いますか?
阿久根:個人でドラマに出る際に、出演者名のところにグループの名前が書いていただけることも多いじゃないですか。だから、個人でのお仕事といっても、グループを背負っている意識は強いです。僕個人の活動を見てくれた人がICExのファンになってくれるかもしれないですし、グループのことも大切にしながら個人での活動をやらないといけないと思っています。
あとは、役者の活動とアーティスト活動、ジャンルは全然違いますけど、役者として培ったものをグループの表現に持ってこれるし、グループの活動で培ったものを個人の仕事に持っていけるという部分もあるのかなと。だから、個人の仕事もグループの仕事も、どちらもやっていて価値があるものだと思いますし、とても楽しくやらせてもらっています。
千田:竹野は特に、ドラマに出て演技をすることで表現力が磨かれたのかなと感じます。ドラマで培った表現力を、今回のシングルでめちゃくちゃ出している印象があって。個人の活動を重ねるごとにかっこよくなっているなと思いますね。
竹野:ちょっと照れくさいんですけど、でもたしかに個人での仕事を通じて表現力が上がって、グループのパフォーマンスでもそれを活かせている感覚はあります。
中村:僕たちは普段、曲ごとに違うストーリーの中の人物像を演じて、お客さんに見せているわけで。俳優の仕事で演技を勉強すれば、曲の世界観にお客さんを連れていく力ももっと磨かれるんだと思います。それに、各々が活躍すれば、ICExの名前も広まる。表現力が高まる上に、グループの活動も広がっていくので、個人の活動には一石二鳥のメリットがあると感じます。

――志賀さんと筒井さん、竹野さんは、今年7月に『音楽の日2025』(TBS系)に出演し、パフォーマンスを披露されました。八神さんも12月22日に『オールスター合唱バトル』(フジテレビ系)に出演予定ですね。音楽番組で個々の力を発揮するのは、どういう良さがあるのでしょう?
志賀:『音楽の日2025』ではダンス企画「DREAM DANCE」のハーフタイムショー・次世代ダンスパフォーマンスに出演させていただいたのですが、実力のある方々が集まっていたのでかなり刺激を受けました。リハーサルもすごかったですし、普段ライブなどで一緒になることが少ないグループ同士で共演できて。皆さんすごくかっこよかったので、改めて僕らもグループでの活動をより頑張ろうと思えた機会になりました。
竹野:『音楽の日2025』に出演できたことは本当に嬉しかったですし、光栄でした。当日は刺激的なことがたくさんあって。いろいろなアーティストの方と一緒に踊らせていただいたり、ダンスバトルなどを観させていただいたり……この世界は上には上がいて、自分たちももっと頑張らなければいけないなと心の底から思いました。
筒井:普段テレビで観ていて、「かっこいいパフォーマンスをする人たちだな」と思っていた方々のダンスを間近で見ることができたので、自分の中で世界が広がった感覚がありました。温世が言っていたように、ICExの名前を背負って出演したので、自分たちのパフォーマンスで爪痕を残せるように、しっかりと準備をして踊りましたね。
八神:みんなが言っていることと同じになってしまうんですけど、音楽番組に出演させてもらうことで、いろいろな音楽をやっている方と出会って、自分たちにない歌い方やパフォーマンスの仕方を知れるのはすごく勉強になります。引き出しが増えるというか。個人で音楽番組に出演することで、得られたものはきっとたくさんあるんじゃないかと思います。
『愛されICExの作り方』での試行錯誤、今後挑戦したい企画とは?
――グループでの活動の幅も広がっていますよね。10月20日からは、ICEx初の冠バラエティ番組『愛されICExの作り方』(BSフジ)がスタートしました。現在の心境を教えてください。
阿久根:冠番組を持つことはメンバーみんなの夢だったので、それが今叶えられたことがすごく嬉しいです。テレビ番組は観てくださる方がいるからこそ成り立つわけで、改めてCOOLerが僕たちを応援してくれる、ありがたさを感じました。貴重な機会をいただいたと思います。
八神:最近の男性ダンス&ボーカルグループは、“面白さ”が強い武器になることも多いので、バラエティを実際にテレビでやらせてもらえるのはありがたい機会だと思っています。スタッフさんに自分たちの冠番組が決まったと教えてもらってから実際の撮影まで、実は結構スパンが短かったので、まだあまり実感が湧いていない部分もあるのですが、2話までオンエアで観てみて、やっぱりテレビのすごさを感じます。
竹野:番組のお話いただいた時は、正直不安や緊張のほうが強かったのですが、今はもっとこの番組を色んな人に知ってほしいなと思えています。「ICExって、こんなこともできるグループなんだぞ!」と、テレビでも活躍する僕たちの姿を見せたい気持ちが強いです。
@icex_official \ 愛されICExの作り方/ 毎週月曜24:00~放送中!🧊 #TVer #FOD にて見逃し配信中! コメントにて感想をお待ちしています! 気まずさを吹き飛ばす渾身のドライバーショットに注目👀✨ #愛されICExの作り方 #愛されICEx #ICEx ♬ オリジナル楽曲 - ICEx OFFICIAL
――「愛されランキング」のコーナーでは、与えられたお題をバラエティとして面白く成立させるために、皆さんがそれぞれのアイデアで“笑い”を追求して演技をしている姿が印象的でした。テレビの前で思わず笑ってしまうほど面白かったですし、皆さんの新たな一面を知ることができた気がします。
八神:「愛されランキング」は、テーマに対してどんな演技をするか、実は撮影前にめちゃくちゃ考えています。
阿久根:一人ひとりのキャラクターを出すことを大切にしながら、番組スタッフの方と個別で打ち合わせを重ねて演技に臨んでいます。
八神:裏側を明かすとちょっと恥ずかしくなってきた(笑)。
阿久根:「アドリブでやってます!」とか言えたらかっこいいけどね(笑)。
八神:僕たちもバラエティはまだまだ勉強中の身なので、めちゃくちゃ準備して臨んでいますね。
――この番組では、ICExの皆さんのバラエティ対応力を高めるために、毎回異なるゲストが“コンサルタント”として登場します。最初のゲストはお笑い芸人の大久保佳代子さんでした。
山本:大久保さんはバラエティの最前線で活躍されている方なので、大久保さんからいただいた指摘はすごく勉強になっています。バラエティでどう振る舞うべきなのか、やってはいけないこと、やったほうがいいことなど、とても明確に教えてくださって。そういうバラエティの作法のようなものを自分たちの冠番組で知れて、少しずつですが成長している実感が湧いてきています。コンサルタントの方は毎回変わりますが、その方々の言葉をしっかり受け止めて、バラエティ番組に強くなれたらと思っています。
――大久保さんからのアドバイスで、特に印象に残っているものはありますか?
山本:たくさんあるんですけど、特にカメラで撮影されている時の立ち位置は最初にすごく指摘していただきました。1話では、老舗・山本山の旗艦店「ふじヱ茶房」でロケをさせてもらったのですが、お店の方から商品の説明を受けるとき、メンバー全員でまとまって移動してしまって。そうしたら、大久保さんがすかさず「まとまって移動したらみんなの顔が見えないでしょ!」って教えてくださったんです。
あとは、名前の活かし方。ロケ地がせっかく“山本山”なのに、僕はそれを活かせなくて、大久保さんから「あなた、名前に山本ってついているんだから使いなさいよ」とアドバイスをいただきました。でも一番は、とにかく発言するというか……意欲的に取り組む姿勢が大事なのかなと思いました。怖がっていてはダメで、ゲストの方に身を委ねてとにかくチャレンジしてみる。それを大久保さんから教わったので、これからはもっとガツガツ前に出ていけるように頑張りたいです。
――ちなみに、山本さんは1話でかなり緊張されているように見えたのですが、実際はどうだったのでしょう?
山本:みんな緊張していたのですが、僕は特にプレッシャーを感じてしまって、気が気じゃない状態で……(笑)。オンエアで自分の姿を観たら、やっぱり顔がめちゃくちゃ引きつってしまっていたなと思いました。でも、そういう反省を繰り返して成長していけると思うので、これから収録を重ねる中でもっと自然に振る舞えるように頑張ります。
――『愛されICExの作り方』で得た経験を、今後どのように活かしていきたいですか?
志賀:グループでゴールデンタイムのバラエティ番組に出演したり、個人でもバラエティ番組などで活躍できたりしたらいいなと思います。
――いつかやってみたい番組などは、いかがでしょう。
中村:ドッキリ! ドッキリ企画をやってみたいです。素の反応が出てしまうと思うんですけど、いざ急にオファーがあったときに困らないように、今回のバラエティ番組でいろいろな角度から対応力を高めたいです。
千田:僕は、ICExは体を張ったほうがいいと思っていますね。動けるメンバーも多いので、今のうちに体を張っておきたいなと。
八神:若いうちにね。
――「体を張る」とは、バンジージャンプに挑戦するとかですか?
千田:バンジージャンプもそうですし、運動系の企画とか、サバイバル系の企画とか。ICExって一人ひとりの個性が強いので、何をしても面白いんじゃないかなと思っています。メンバーの個性が見えてくると思うので、体を張る企画にも挑戦してみたいですね。



















