矢沢永吉、稲葉浩志、木村拓哉はなぜ憧れの存在でいられるのか 3人のスターの意外な共通点
ソロデビュー50周年を迎えた矢沢永吉が、8月27日に発売された雑誌『anan』2460号(マガジンハウス)のスペシャルエディション表紙を、同誌史上最年長でつとめる。同号は、11ページにおよぶスペシャルグラビアやロングインタビューで構成されている。
『anan』は過去にも2024年7月発売の2406号では当時59歳の稲葉浩志が表紙に初登場して話題を集めた。2024年12月発売の2427号では木村拓哉を表紙に起用。矢沢、稲葉、木村という中高年層に属するこの3人が、世代や性別などを問わず“憧れの存在”として、長く、そして幅広くリスペクトを集めていることがあらためて分かるだろう。
なぜ彼らは人々の“憧れ”であり続けることができるのだろうか。
矢沢永吉、稲葉浩志、木村拓哉の“永遠性”
その理由としてまず挙げたいのが、“永遠性”である。たとえば、スタイルが長年、ほとんど変わっていない点。髪の色や髪型は当然その時々にわたって変化するし、顔つきなどは当然、年齢とともに変化する。それでもそのスタイルについては、矢沢も稲葉も木村もこの数十年間、変わらない印象だという人も多いのではないだろうか。
矢沢はトレーニングはもちろんのこと、ライブステージでの照明による暑さ対策として、夏であってもスタジオに電気ストーブを持ち込んでリハーサルを行っているそう(※1)。鍛錬を積むことを怠らず、日々肉体をしっかり鍛え上げているのだ。
稲葉も常に最高峰のパフォーマンスを見せるために、日々トレーニングに励んでいるという。2023年7月放送『クローズアップ現代』(NHK総合)への出演時、稲葉は「身体のコンディションを保つための努力はもちろんありますけど」「もちろん大変だと言われれば大変なところもあるんですけども、でも好きでやってることでもあるし、あんまり恥もかきたくないみたいなこともあるし(笑)」(※2)と語っていた。
木村はドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系/2022年)の記者会見で、体重を毎日計測し、63キロ台の維持を意識していると話していた。日頃から筋力トレーニングも行っていて、さらには作品にあわせて体の動かし方も工夫しているようだ。
加齢によってボディバランスが崩れるのは、誰にでも起きること。しかし彼らは徹底して肉体を自己管理し、トレーニングなどの努力も地道に積み重ねている。それによってボディバランスがキープされ、フォルム面での“永遠性”に繋がっているのではないだろうか。「若い頃から見た目が変わらない」というのは、やはり多くの人にとって憧れの対象の一つになるのだ。
3人が変わらないのは肉体だけではない。衣装などビジュアル面での雰囲気も、長年同じイメージだ。矢沢の佇まいとしてパッと思い浮かぶのは、やはり白いスーツやタオルを肩にかけている様子。稲葉はタイトなレザーパンツにヴィンテージTシャツやフランネルシャツを合わせたハードロック系。木村は1990年代にファッションアイコンとして一世を風靡したときからアメリカンカジュアルなイメージが根強い。20代の頃から変わらず「この人と言えば、この見た目」とイコールで結ぶことができるのも、3人の“永遠性”を際立たせている。























