BE:FIRSTのソロ曲から溢れ出る人間性 JUNON、LEO、RYUHEIそれぞれが見せた唯一無二の表現
BE:FIRSTをさらに強くしていくためのプロジェクトである「One Of The BE:ST」。同プロジェクトは、メンバーそれぞれが音楽を通して個性を示し、音楽で遊んでいくというもので、5thシングル『Masterplan』に収録されたJUNONのソロ曲「Nova Flame 〜One of the BE:ST-01 JUNON〜」からスタートした。9月17日リリースの8thシングル『空』にはSOTAの「Chill with you 〜One of the BE:ST-04 SOTA〜」が収録される。そこで、これまでに発表されている3曲についておさらいをしてみたい。
第一弾となったのは、JUNONの「Nova Flame 〜One of the BE:ST-01 JUNON〜」だ自分の内に現れた「Nova flame」=“新たな炎”を噛み締めているような歌詞で、JUNONが高音とミドルボイスを活かしつつ、感情と向き合っている楽曲だ。また、同曲が収録された『Masterplan』のリリースから約2カ月後の2024年6月18日には、BE:FIRST公式YouTubeチャンネルでSpecial Dance Performance映像を公開。s**t kingz・NOPPOによる振り付けを色気たっぷりに踊ってみせた。グループでの楽曲ではどちらかというとボーカルの印象が強かったJUNONが、ダンスでも魅せられることを幅広い人に知らしめた楽曲だったのではないだろうか。
第二弾は、6thシングル『Spacecraft / Sailing』に収録されたLEOの「I just wanna be myself 〜One of the BE:ST-02 LEO〜」。同曲は緑黄色社会・穴見真吾(Ba)をプロデューサーに迎えた楽曲だ。2024年10月16日に公開されたSpecial VideoにはLEOが好きな野球やバイクなどが多々映り込んでおり、ハッピーで前向きな楽曲と相まってLEOらしさが全開。また、LEOが度々出演している『ラヴィット!』(TBS系)でテレビ初パフォーマンスもされ、“アーティスト・LEO”としての姿をお茶の間に届けていた。
そして第三弾は7thシングル『GRIT』に収録されたRYUHEIの「Loop 〜One of the BE:ST-03 RYUHEI〜」だ。RYUHEIがまとう色気を感じさせるチルな雰囲気を可視化したようなR&Bで、歌声とダンスの両方から彼のセンスが滲み出ている。繰り返す日常の中にある繊細な感情の変化を歌っているが、RYUHEIの歌声だからこそこの歌詞が映えていると感じる。6月21日にYouTubeで公開されたDance Practice映像では、振り付けを担当したAkoとともにダンスを披露。「スキルを見せる」というよりも、「ダンスを通して楽曲を可視化した」ような仕上がりで、RYUHEIの表現力の高さを感じられる内容になっていた。
こうして自身の個性と成長を世に放ってきたJUNON、LEO、RYUHEI。続くSOTAはどんな楽曲をリリースするのだろうか。彼が得意とするラップとダンスを見せるのか、はたまたまったくの新境地を開拓するのか。今から楽しみでならない。


























