CUTIE STREET 全員インタビュー 後編:急激なブレイク、かかる重圧も「楽しみながら乗り越えていきたい」 高い目標へと全力で

2025年に達成を目指す“3つ”の目標

――自分たちらしさを確立しつつある今、グループとしてどんな目標を掲げているのでしょうか?
川本:みんな一緒だよね。せーので言おうよ。
全員:せーの、CM(手で「C」と「M」を作りながら)!
――(笑)。
古澤:やっぱり、多くの人にきゅーすとを知ってもらうためには、TVのCMってすごく大きいなと思っていて。普段アイドルに興味がないおじいちゃん、おばあちゃん世代や、ご飯を食べながら何気なくテレビを見ている家族の皆さんが、ふとCMで私たちの姿を見て、「この子たち誰?」ってなることもあると思うんです。
板倉:CMに出ることで、「このCMの子だ!」ってイメージを持ってもらえるのも大きいですよね。名前をまだ知らなくても、印象に残るだけでファンになってくれる人もいるかもしれないですし。そのきっかけを自分たちで掴み取りたい。これまで応援してくれたファンのみんなにも「やったね!」って思ってもらえるように、チャンスを逃さずに走りたいです。


――素晴らしい目標だと思います。一方でCMに出演するためにも、さらに多くの人に知っていただく必要がありますよね。
板倉:そうですね。そのためにもSNSについては、自分たちでもすごく話し合って考えています。たとえば「キューにストップできません!」の〈適当に生きるな!!〉というフレーズも、メンバー同士でご飯を食べながら「これ、バズりそうじゃない?」って話して決めたもので。スタッフさんにも「こういう方向でやりたいです」と自分たちで提案して、一緒に工夫しています。
梅田:SNSの投稿や告知は、特にみんなで支え合ってやる文化ができています。私はよく「やばい、告知を忘れてた!」ってなるんですけど、笑瑠が「みんな、今日までだよ!」とグループLINEでリマインドしてくれて(笑)。そうやって支え合っているのもきゅーすとらしさだと思います。
桜庭:新しい企画もどんどん試して、リアルな日常も見せていきたいよね。今はライブやイベントの情報が毎日溢れていて本当に大変だけど、それは人気の証でもあると思うので、やっぱり「忙しいね」「大変だね」って言い合いながらも、みんなで1つひとつを楽しみながら乗り越えていきたいです。
川本:告知に関しては、スタッフさんにも「きゅーすとは本当に偉い」と褒めていただいたことがあります。普通、人気が出てきたら“言わなくてもお客さんが来る”って思いがち。でも私たちは「初心を忘れない」っていうか、どんなに大きな会場になっても、必ず告知するのが当たり前。誰かが「今日までだよ」と言い出したら全員が「じゃあ絶対にやろう」と一致団結します。ファンの方が情報を追い切れなくても、ちゃんと伝わるように努力したいなと思っています。

――CM出演を達成するために、自分たち発信で努力しているんですね。
川本:はい。そしてほかにも目標があって……。
全員:せーの、『輝く!日本レコード大賞』(TBS系)新人賞! 『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)出場!
――高い目標になりますね。なぜこの目標を設定したのですか?
増田彩乃(以下、増田):『輝く!日本レコード大賞』新人賞は、去年デビューさせてもらったからこその特別なチャンス。一生に一度しかない“新人”という肩書きでもあるので、そのタイミングで賞をいただけるように、今は本当に一日一日が勝負だなと思って活動しています。今年は人生が変わった年だったから、全員で後悔なく、がむしゃらにぶつかっていきたいんです。
桜庭:『NHK紅白歌合戦』は、やっぱり音楽をやっている人なら全員が憧れる場所ですよね。年末の日本最大の舞台。小さい頃から家族で観ていた番組に、自分たちが出られるようになるなんて、想像しただけで夢みたいです。ここに辿り着けるように、1つひとつ丁寧に積み重ねていきたいです。メンバーのみんなと、そしてファンやスタッフのみんなと一緒に、絶対に実現させたい目標です。


――それでは、7月23日にリリースされる2ndシングルCD『キューにストップできません!/ちきゅーめいくあっぷ計画』は、目標達成のための勝負の作品になりますね。大ヒットした1stシングル『かわいいだけじゃだめですか?』と比較されるという面もあると思います。
増田:正直、プレッシャーはすごく感じています。1stシングルが想像以上にヒットして、2作目でどう評価されるか、正念場だという自覚もしていて。でも今は「頑張りどき」だと割り切って、みんなでリリイベやツアーを全力でやりきっています。
真鍋:2ndは曲調も違うし、どんな風に受け止めてもらえるのか不安もあったけど、今までよりもグループの仲の良さや“きゅーすとらしさ”が詰まった曲だと自信を持っています。「ちきゅーめいくあっぷ計画」はありぼぼさん(ヤバいTシャツ屋さん)に書いてもらったこともあって、いろんな意味で新しい挑戦になったと思います。
川本:よく「2作目が勝負」「ここでヒットしないと一発屋」と言われがちだけど、今も新しくきゅーすとを知ってくださる方とたくさん出会えていて、不安はないです。1stでファンになってくれた人が、リリース期間にもどんどん増えて、今は“きゅーすと好き”な人がたくさんいる。今後好きになってくれる人も無限にいるはず。だから、プレッシャーよりも「もっとたくさんの人に届けたい」という気持ちの方が大きいです。
――6月8日に石川県のイオンモール白山で行われたリリースイベントには、5000人ものファンが駆けつけたそうですね。
板倉:「東京から来ました」っていう方がたくさんいらして。石川の方だけじゃなくて、わざわざ新幹線や飛行機に乗ってまで来てくれる方がいるんだって……もう言葉にならないくらい感動しました。最近は、イベントやフェスで初めて私たちを観る方も増えて、「初めて観たけど好きになりました」と言ってもらえることが本当に多いですし、現場で手応えを感じる瞬間が増えたのは、活動のモチベーションにもなっています。
川本:しかも、あの石川の会場に集まってくれたのは、自分たちを本当に好きでいてくれる人たちとか、自分たちに興味を持ってくれている人たちばかりで。5000人以上が目の前にいてくれた光景は、私たちにとって本当に大きな自信になりました。日々、ファンの皆さんが支えてくれているおかげで、プレッシャーを感じる場面もあるけど、そういう気持ちが一気に払拭される瞬間でもありましたね。


















