『ダンバト』ファイナリスト16人に徹底インタビュー LDH発『D.LEAGUE』チームへの切符を掴むための決意
LDHによるD.LEAGUER AUDITION『ダンバトオーディション -DANCE BATTLE×AUDITION-』(以下、ダンバト)が最終局面を迎えている。三代目 J SOUL BROTHERSのNAOTOがチームディレクターを務め、オーディション合格者はLDHに所属し、日本発のプロダンスリーグ『D.LEAGUE』チーム「LDH SCREAM」のメンバーとして活動する。
オーディションには現在ファイナリストとして16名が選出されており、6月27日放送の『バズリズム02』(日本テレビ系)にてNAOTO・SWAYとファイナリスト16名で 「First Step feat. Ashley」をパフォーマンスする。リアルサウンドでは番組収録直後のファイナリスト16名に、4人×4チームでユニットインタビュー。それぞれのメンバーから見たファイナリストの強みや、最近気になっていることまでじっくり話を聞いた。(編集部)
百田來夢・高澤笑大郎・大串咲太郎・勅使河原空 合宿で見つけた“答え”
――まずは、『ダンバトオーディション -DANCE BATTLE×AUDITION-』とはどんな番組なのか、代表して説明をお願いします!
百田來夢(以下、來夢):『ダンバト』では、LDH発の『D.LEAGUE』チーム「LDH SCREAM」のメンバーを募集する『LDH D.LEAGUER AUDITION』の模様を、リアルタイムに近い形で放送・配信してくださっています。番組スタッフの皆様が、チームディレクターのNAOTOさんや僕たち候補生に密着してくださり、メンバー決定までの軌跡や裏側をお届けしています。
LDH発D.LEAGUEチームのダンスオーディション番組放送 LDH SCREAMの候補者たちがしのぎを削る
LDH発のD.LEAGUEチーム LDH SCREAMの候補者たちがしのぎを削るダンスオーディション番組『ダンバトオーディション…――皆さんの自己紹介をお願いします!
來夢:百田來夢、19歳です。リーダーシップを取ることや、クリエイティブなことに興味があり、ダンスの構成を作ったり、トラック制作を行うことが好きです。
大串咲太郎(以下、咲太郎):大串咲太郎、19歳です。ダンスでは、作品のバランスを見て波をつけること、作品を客観視することが得意だと思っています。ダンス以外だと、料理が得意です!
高澤笑大郎(以下、笑大郎):高澤笑大郎、最近17歳になりました。英語を喋れます。ハワイに住んでいましたが、このオーディションのために、日本に引っ越してきました。
勅使河原空(以下、空):勅使河原空、16歳です。中学校3年間美術部で、絵が描くことが好きです! あと、お花を生けられます。
――來夢さんは、リーダーシップを取ることが得意ということでしたが、オーディション期間中には発揮できましたか?
來夢:合宿審査でAチームのリーダーをやらせていただいた時に、リーダーとして何ができるのかを常に考えた結果、自分なりにいろいろな答えが見つかりました。これからもどんな立場であってもチームに貢献できるように、自分の武器を見つけて、確立していけるように頑張りたいです。
――答えが見つかったというのは、具体的には?
來夢:チームで意見がバラバラになってしまった時に、みんなが納得する形にまとめて答えを出すのが得意だと気づきました。全員が納得した上で気持ちよくパフォーマンスができるには、自分がどう動いたらいいのかを考えながら合宿審査の期間を過ごしました。
――隣に座っている咲太郎さんは、來夢さんはどのような人だと思いますか?
咲太郎:リーダーシップもそうですし、周囲の状況把握がすごいなと思います。ほかのメンバーが悩んでいるのを察知して、どうすればいいかを円滑に対応する、というリーダーとしての姿を一緒に過ごすなかでも感じています。
來夢:なかなか褒められることがないので、シンプルに照れちゃっています。ありがとうございます!
――咲太郎さんはダンスの作品全体に波をつけること、がアピールポイントでしたね。
咲太郎:3次審査の課題曲「Popcorn feat.RIEHATA, 遠藤 翼空&山本 光汰」(HONEST BOYZ®︎/※咲太郎が所属するBチームは3次審査グループミッション1位を獲得)の振り付けを自分たちで作ることがあったんですけど、その中で僕と中井蒼嵐くんと2人でサビの振り付けを作ることになったんです。そこで、あえてサビで落ち着かせようという意見が出せたり、最終審査でも一列になってビタ揃えの振りをやってみようというのを僕と(中屋)京太朗で考えて、お褒めの言葉をいただけました。
――來夢さんから見て、咲太郎さんはどういった方ですか?
來夢:ポジティブだなと思います。落ち込んでいる姿も見たことはあるんですけど、それを見せないようにしていて、何に対しても前向きなので、そこは自分も見習わないといけないなと思います。
咲太郎:來夢くんとは小さい頃から知り合いなので、改めて褒められると……。
來夢:あんまり言わない。
咲太郎:人生で初めて褒められました、來夢くんに。
來夢:いやいや、そんなことないよ! 言い方が悪い(笑)。
――笑大郎さんは最近までハワイで暮らしていたんですよね。
笑大郎:9歳から16歳まではハワイに住んでいたので、日本語は小学校3年生レベルのまま、英語を習いました。6カ月前に日本に来てからは、みんなからも日本語を教えてもらったりしていて助けられています。
――ベタな質問ですけど、最近覚えた日本語はありますか?
笑大郎:「チェーン店」と「個人店」という日本語を、空から教えてもらいました。
來夢:日本語かな? それ(笑)。
笑大郎:お互いラーメンが好きなので、チェーン店の話の流れになって教えてもらいました。
――空さんから見て笑大郎さんはどういった方ですか?
空:最強ですよね。背も高くて、顔も小さくてイケメンで、英語が喋れて。背が高い人って踊る時に悪目立ちしちゃうこともあるんですけど、笑大郎はそれすらも良いところに変えてパワフルに踊るし、見ていて学ぶことが多いです。
――空さんは絵と生花がお好きということですが、それがダンスに活かされる部分というのはありますか?
空:表現力という言い方をすれば、描くだけではなく、美術館に行って絵を見たりもしているので、いろいろな芸術を吸収しています。そういったところはダンスに自然と活かされているのかなと思います。
――笑大郎さんから見て、空さんはどんな方ですか?
笑大郎:空は身長や体型も似ているので、ダンスを見ていて自分のことを見ているような気持ちになることもあります。特に、アニメーションダンスを踊っているときの空がとてもかっこよくて、そういったところもインスピレーションを感じています。
「スキルも人間性も成長できた」(咲太郎)
――オーディションを受ける前の自分と今の自分を比べて、成長した部分はありますか?
來夢:オーディション前に11キロのダイエットをして、NAOTOさんに「トレーニングをした方がいいよ」とアドバイスをいただきました。今は週3でジムに通っていて、食生活でも体を作るためのご飯にして、体の変化も目に見えて分かるようになってきました。踊りのほかにも、人間性の部分でも変わったことを自分でも感じますし、成長させてもらったという感謝の気持ちでいっぱいです。
笑大郎:「ほかのみんなと比べると、ダンススキルに差がある」と審査員の方々からご指摘いただいたので、オーディションが始まってからスキルアップすることを意識しました。みんなからいろんなスキルを学んだり、真似してきたからこそ、成長できていると思っています。
――7月11日の有明アリーナでの最終審査に向けた思いを聞かせてください。
來夢:NAOTOさん、SHIGEさん、Deeさん、スタッフの皆さんとオーディション候補生メンバーに感謝の気持ちを持ってパフォーマンスがしたいというのが一番にあります。19歳なので、年齢的にもここで掴まないといけない、ラストチャンスだと思っているので、有明アリーナのステージでは、自分のパフォーマンスで一人でも多くの人を笑顔にして、影響を与えられるようなパフォーマンスができるように頑張りたいです。
咲太郎:スキルも人間性も細かいところまで成長できたと思うぐらいの経験をさせていただきました。関わってくださっているみなさんへの感謝を忘れずに、オーディションで培ったものを7月11日の大舞台でパフォーマンスにぶつけて、LDH SCREAMのメンバーとして名前を呼んでいただけるように、あとはやるのみだなと思っています。
笑大郎:感謝の気持ちを込めて有明アリーナでは全力で踊りたいと思っていますし、ダンスでみなさんを笑顔にしたいという目標があります。後悔のないように全力で踊って、楽しみながら頑張りたいと思っています。
空:感謝の気持ちはもちろんですが、有明アリーナでのパフォーマンスで皆さんに恩を返せるように、その気持ちを全力でぶつけて夢を掴みたいと思います。