THE JET BOY BANGERZが踊ると音が聴こえてくる LDHを背負って掴み取った『THE DANCE DAY』優勝

TJBB『THE DANCE DAY』を振り返って

 5月20日、『THE DANCE DAY』(日本テレビ系)が放送された。2022年に始まり今年で第4回となる本大会。今年の優勝チームはLDH所属のTHE JET BOY BANGERZだ。昨年は惜しくも優勝を逃した悔しさを胸にリベンジに臨み、見事トロフィーを手にした。

 何年、何十年も前からJ-POPのダンスシーンの発展を代表するような存在であるLDHの中でも、THE JET BOY BANGERZ。EXILE NAOTOが「ダンススキルがずば抜けてる、オールスターみたいなチーム」と評するほどの実力派グループで、パフォーマー7人全員がダンスのプロリーグ・D.LEAGUEに所属している。TVerでは本編の見逃し配信に加え、s**t kingz・shoji、TAKAHIRO、BALLISTIK BOYZ・松井利樹によるスペシャル解説付きプレイバック動画も配信され、そこでも彼らは絶賛の嵐だった。

 1stラウンドで披露した作品のコンセプトは“最終形態”。楽曲はOZworldの「Gear 5 SO-SO Remix」だ。冒頭ではTAKIが楽曲のジャケット写真を模して座禅を組むような状態で担ぎ上げられた印象的なポーズで始まり、さらにその後ろからHINATAが飛び上がる派手な構成で一気に目を奪う。スピード感のある技からスローな振りまで精密なユニゾンで全員の技術を見せつつ、鼓動のごとくヒットを打つシーンではTAKUMIがセンターに立ったり、SHIGETORAがバク転をしながら脚で音ハメをしたりと、要所要所の見せ場でそれぞれのメンバーの強みを見せていく。バリエーション豊富なフォーメーションで楽しませるパフォーマンスに、トラヴィス・ペインは100点を付け合計は782点。99点を付けたs**t kingzのkazukiは「誰を見たってずっと上手いのはもちろんで、今日のパフォーマンスは特に『この瞬間に何を見せたいからこういう風にしてる』っていうのがすごく伝わってきた。一番最初の肩車のような奇抜な形で始まることによって、こっちがワクワクする。ここからどうなっていくんだろう、って。そういった全体の展開の作り方も含め、表情もスキルもすべて最高でした」と絶賛した。

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