BE:FIRSTが持つ“魅せ方”のバリエーション 『THE SHOW』での名刺代わりのようなステージング

 5月3日に『BE:FIRST presents THE SHOW』(NHK総合)が放送された。同番組の出演者はBE:FIRSTの7人のみ。「いま現在の魅力が余すところなくパッケージされたセットリスト」でBE:FIRSTのパフォーマンスの良さを伝えていた。

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 同番組は「BF is...」でスタート。廊下や階段など、さまざまな場所を使ったパフォーマンスをしながらスタジオに向かうという構成だ。決して明るいとは言えない場所にもかかわらず、確かなパフォーマンス力をもってそれぞれが華々しいステージに向かっていく様子を見ていると、BE:FIRSTの成り立ちのようにも感じてくる。

 こうしたBE:FIRSTの高いパフォーマンス力はいたるところで見ることができた。例えば、「今日は画面越しに全員踊らせにきました。楽しんでいきましょう」というSOTAの言葉で始まった「Boom Boom Back」。バンドアレンジがされており、音源とは違った曲の魅力を提示していたが、あたかももともとこのアレンジなのかと錯覚してしまうほどの完成度だ。さらに、曲終盤には音源にはないダンスブレイクや、7人で声を合わせるパートも。音楽と向き合ってスキルを磨いてきたがゆえのステージングと言えそうだ。さらに、「誰よりも」ではダンスをせず7人が横一列になって歌うパフォーマンスを魅せた。これによって、彼ら全員が揺るがぬ歌唱力を持っていることも示せていたのではないだろうか。

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 歌、ラップ、ダンスと、自分たちらしいパフォーマンスを同番組で提示していたBE:FIRST。しかも、魅せ方のバリエーションも豊富であることにも気がつく。「Mainstream」や「Milli-Billi」ではややダーティーで攻撃的な雰囲気を、「SOS」では爽やかな雰囲気を、ソファーに7人がギュッと座って披露した「Shining One」ではキュートさも見せることができていたはずだ。

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