中森明菜、どんなに活動休止しても求められ続ける“唯一無二”の存在感 デビュー43周年を機に振り返る軌跡
デビュー40周年を迎えた2022年には、新たに個人事務所とファンクラブを設立。その翌年には林哲司の50周年記念トリビュートアルバムに収録された、新録セルフカバー曲「北ウイング-CLASSIC-」が話題に。その後「北ウイング-JAZZ-」も発表され、アレンジが変わっても色褪せない原曲と、どんなアレンジにも対応して楽曲を輝かせる歌声の魅力に多くの賛辞が集まった。昨年は、香取慎吾の3rdアルバム『Circus Funk』に「TATTOO (feat. 中森明菜)」で参加したほか、ニッポン放送にて特別番組『中森明菜のオールタイムリクエスト』が放送されて健在ぶりを発揮した。
そして今年4月19日、20日に大分スポーツ公園で開催された、野外音楽フェス『ジゴロック2025 〜大分“地獄極楽”ROCK FESTIVAL〜』に出演。1994年に小室哲哉が作編曲した「愛撫」や、「DESIRE -情熱-」などのヒット曲を歌い、43年のキャリアで初の野外フェスのステージながら、パワフルなパフォーマンスで来場者を沸かせた。また、6月7日〜9日には東京ドームシティ内・Gallery AaMoで写真展『43rd ANNIVERSARY AKINA NAKAMORI PHOTO EXHIBITION』を開催する。
どんなに活動休止をしようとも、時代を超えて求められ続けてきた、その歌声と希有な存在感。特にデビューから最初の活動休止までは、少女と大人の間で揺れ動きながらまばゆい光を放った黄金時代で、今回公開された『紅白』での映像はまさしくそれだ。歌声と音楽性の進化、『紅白』だからこそのきらびやかな衣装やセットは必見だ。告知のトレーラー映像で中森は、「毎回『うまく踊れるかな?』と不安いっぱいでステージに立っていた」と当時を振り返りながら、「私も楽しみにしています。ぜひ、あの頃を懐かしみながら、一緒に楽しんでいただけたら」とコメントしている。アクションを起こすたびに大きな話題となり、魅惑の歌声で新たなファンを獲得してきた中森明菜。今回の配信を機に、再び“中森明菜”という大きな波が訪れるかもしれない。

























