五期生の加入で問われる“日向坂46の真価” 乃木坂46の成功例を踏襲したメンバー発表の成果は

 日向坂46の五期生が続々と発表されている。これはグループにとって新たな時代の幕開けを告げるトピックであり、ファンからの期待は高い。五期生の加入によってグループのパフォーマンスや活動にどのような変化が生まれるのか、おひさま(日向坂46ファンの呼称)の関心は今ここにあるだろう。今後グループにどのような化学反応が起こるのか、それはまだ誰にもわからない。ただ、確かなのは、日向坂46がまた一つ、大きな転換点を迎えようとしているということだ。

 今回、運営が打ち出した五期生のお披露目方法は、かつての乃木坂46の成功例を踏襲しつつも、日向坂46ならではの“らしさ”を追求したものだ。3月10日に11名の合格を発表。そして翌日から毎日正午に一人ずつ、グループの公式YouTubeチャンネル「日向坂ちゃんねる」で新メンバーを公開している。この戦略が、連日新たな話題を生み出し、ファンエンゲージメントを高めるとともに、世間の注目を集めることに成功している。

 初期から日向坂46を支えてきた一期生の卒業が相次いでいることで、グループの構成は大きく変化。今年1月には、キャプテンである佐々木久美、そして佐々木美玲、高瀬愛奈という一期生メンバー3名が、13thシングルをもって卒業することが発表された。これに先立って、昨年末には一期生の加藤史帆、東村芽依、二期生の丹生明里、濱岸ひよりが卒業。さらに遡ると、齊藤京子や高本彩花といった一期生メンバーもグループを離れている。

 しかし、そこで発表された新たなメンバーの加入によって新しい風が吹き込み、グループの表現の幅を広げる機会にもなる。これまでの歴史を土台に、新たな個性が加わることで、グループはさらなる進化を遂げていくのは、これまでの日向坂46が示してきたものだ。

 公開された五期生メンバーの紹介動画では、『ひなたフェス2024』を開催したグループとも縁深い“日本のひなた”でもある宮崎県で撮影された映像が用いられたり、特技を披露したりするなど、各メンバーの個性や魅力を最大限に引き出す工夫が見られる。大野愛実のピアノ演奏や、片山紗希のチアダンス、下田衣珠季の卓球、佐藤優羽の薙刀などは、早くもファンの間で話題となっており、それらが今後の活動にどのように反映されるのか、楽しみな人も多いだろう。

日向坂46 五期生 「はじめまして、大野 愛実です。」
日向坂46 五期生 「はじめまして、片山 紗希です。」
日向坂46 五期生 「はじめまして、下田 衣珠季です。」
日向坂46 五期生 「はじめまして、佐藤 優羽です。」

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