CANDY TUNE「倍倍FIGHT!」バイラルチャートイン 玉屋2060%による“直感的に楽しめる”楽曲が後押しするSNSヒット
玉屋の楽曲は、TikTokなどショート動画との親和性が高いことでも知られている。たとえば、彼が手がけた女性アイドルグループ・Appare!の「ぱ ぴ ぷ ぺ POP!」は、そのポップなメロディと目まぐるしく移り変わる展開が話題となり、多くのユーザーによって動画が投稿された。また、男性アイドルグループのパンダドラゴンの「ないとびふぉーあだんす」「パLIFE!パLIKE!パLOUGH!パLOVE!」も振り付けの楽しさと楽曲のノリの良さが相まって幅広い層に受け入れられた。
「倍倍FIGHT!」も同様にキャッチーなメロディとわかりやすい構成が、自然とユーザーの耳を惹きつける要素になっている。特に本作では、歌詞のフレーズが短くリズミカルで、イントロで楽曲の盛り上がりが一気に訪れる構成が印象的だ。さらに掛け声のように歌えるパートが多く、リスナーが直感的に楽しめる要素が随所に散りばめられている。これは、玉屋が得意とする「聴くだけで体が動き出す」ような楽曲作りの真骨頂とも言えるだろう。さらに、「倍倍FIGHT!」は、TikTok上で「#倍倍FIGHT」チャレンジとしてユーザー参加型の企画も展開された。公式が振り付け動画を提供し、ユーザーがダンスを真似して投稿しやすい流れを作ることで、多くのユーザーが気軽に参加できる仕掛けとなった。このように楽曲そのものの魅力がSNSとの相性の良さを生み、拡散のきっかけとなっている。
デビューから2年ほど経ち、独自のカラーを確立しつつあるCANDY TUNE。「倍倍FIGHT!」は、彼女たちの持ち味である明るさと勢いを最大限に活かした楽曲であり、今後のさらなる飛躍を予感させる1曲だ。2023年にTikTokで話題となった「キス・ミー・パティシエ」をはじめ、今回のバイラルチャート入りを機に、より多くのリスナーがCANDY TUNEの音楽に触れ、その魅力に引き込まれていくことだろう。
※1:https://charts.spotify.com/charts/view/viral-jp-daily/2025-03-05

























