トゲナシトゲアリ、TrySail、ポピパ、オーイシマサヨシ……アニソン/IPコンテンツの武道館ライブの現在地
オーイシマサヨシ、キタニタツヤは昨年初武道館 星街すいせいも“夢”を実現
現在のアニソンシーンの中心に立っていると言っても過言ではない、アニソン界のエンターテイナーでもあるオーイシマサヨシ。昨年3月に行われたキャリア初の日本武道館公演『オーイシ武道館 〜オーイシマサヨシ ワンマンライブ at 日本武道館〜』では、自身が提供した楽曲をセルフカバーしたり、彼のダンスを完コピする一般参加客をステージに上げて一緒に踊ったり、Tom-H@ckやREAL AKIBA BOYZとコラボしたりと、彼の魅力がギュッと詰まった笑いあり涙ありのショーであった。
そして今年、彼の二度目の武道館公演『オーイシ武道館 Vol.2 〜オーイシマサヨシ ワンマンライブ at 日本武道館〜』が3月に開催予定。前回同様に同時生配信が予定されているのだが、その価格は今回もなんと1000円。ぜひ多くの人に新たな伝説の目撃者となってほしい。
ほかにも、アニソンと馴染みの深い様々なアーティストが日本武道館公演を経験している。『呪術廻戦』(MBS/TBS系)や『【推しの子】』(TOKYO MXほか)といった人気作の主題歌を手掛けたキタニタツヤは、活動10周年の節目で昨年5月に初の日本武道館ライブを成功させているほか、様々なアニメ主題歌の提供や劇伴制作などを手掛ける作曲家・梶浦由記は2023年にライブイベント『Kaji Fes.2023』で初の日本武道公演を開催した。また、多くの作品タイアップを務めた経験を持ち、歌い手やYouTuberとしても活動するシンガー・Geroはこの2月に初の日本武道館公演『さようなら、武道館』を開催予定であり、アニソンシーンにとどまらず国民的アーティストとして成長したLiSAは5月に通算12、13回目の日本武道館公演を5月に控えている。
視点をさらに広げると、直近の日本武道館としての大きなトピックは2月1日に行われた星街すいせいの初の武道館公演『Hoshimachi Suisei 日本武道館 Live “SuperNova”』で間違いないだろう。2022年に花譜がVTuber初の日本武道館公演を開催してから約2年半、VTuberという存在が当時よりもさらに世間に浸透し、「ビビデバ」や「Stellar Stellar」といったヒット曲も生み出した星街の認知度の高さも相まって、彼女の武道館公演はVTuber界隈だけでなく、日本の音楽シーン全体が注目するようなライブとなったのが印象的だった。
もちろん「武道館でライブをする」という彼女の夢が現実となったことも、星詠み(星街すいせいのファンの呼称)たちにとっては感慨深いものだったに違いない。
日本武道館で行われる数々のライブイベント。今後も様々な伝説が生まれる瞬間に立ち会えるに違いない。
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