平野紫耀、28歳の誕生日で期待したいさらなる飛躍 無邪気さとたくましさを手に新たなステージへ

平野紫耀、誕生日を機に振り返る一年の活躍

 平野紫耀が、1月29日に28歳の誕生日を迎える。

 昨年の平野は、Number_iとしてはもちろん、個人でも多方面で存在感を示していた。起点となったのは、27歳の誕生日を迎えた直後、2月にサントリージン「翠(SUI)」のCMキャラクターに就任したこと。その後、「ボシュロム アクアロックス® ワンデー UV シン」、「Wonjungyo Hair」、「液体ムヒS」、「ムヒアルファEXシリーズ」といった広告に単独出演を果たしてきた。

 なかでも印象に残っているのが、デジタルハリウッド大学の「みんなを生きるな。自分を生きよう。2024」篇のCMだ。平野は、大東立樹(CLASS SEVEN)が演じる後輩の相談に乗る先輩役として出演。将来に悩む後輩に対し、「本気で夢を追うって、簡単じゃないんだってマジで」と夢を追い続ける難しさを伝えつつも、「でも、その夢を実現できたら、きっと『最高だ!』って思えるんだよ」と、明るいメッセージを送っていた。「だから、とにかく一歩踏み出す」「最終的に、自分の道は、自分で選ぶしかないでしょ!」――そう力強く唱える姿は、今も大きな夢を掲げて走り続ける平野自身と重なるものだった。

 Number_iとして音楽活動に取り組むなかで、5月にはミニアルバム『No.O -ring-』をリリースした。本作品からメンバーがそれぞれ担当を分けて収録曲をプロデュースするようになり、リードトラックの「BON」を手掛けたのが平野だった。楽曲では、海外でも人気な盆栽を自分たちに喩え、盆栽を成形する針金をファンとし、グループが成長していく過程やファンとの関係性が歌われている。その斬新なアイディアにも驚かされたが、楽曲自体も展開が目まぐるしく、和楽器の音色が豊富に含まれているなど、入念に作り込まれていた。

Number_i - BON (Official Music Video)

 さらに、MVはオマージュが満載で、遊び心にあふれている。公開時には個人でInstagram Liveを行い、興奮気味に解説を入れながら、作品が世に放たれていく瞬間をファンと一緒に見届けていた平野。MVは、公開からわずか2日で1000万回再生に到達する記録も残した。リリース後は自身を“BONパパ”と称する場面も時折見られ、我が子のように愛している作品なのだということが伝わってきた。

 7月には、バラエティ特番『3people 1minute』(日本テレビ系)でMCにも挑戦。“3人以内1分以内”というルールのもとで行われるパフォーマンスをジャッジする内容で、高評価が出ると一緒に喜んだり、ユーモアのあるコメントで場を和ませたりと、参加者を優しくサポートしながら番組を進行していた。

 また、この一年では、自身が尊敬する人たちと共演する機会もあった。たとえば、Number_iとして出演した『2024FNS歌謡祭 夏』(フジテレビ系)では、幼い頃から大好きだったというKREVAと「イッサイガッサイ」をコラボ歌唱。トークパートで「家宝にします!」とコメントしていた通り、憧れの人と立ったステージは貴重な思い出になったに違いない。

 KREVAのほかにも、以前から好きなアーティストのひとりとして挙げていたVaundyとは、9月リリースのフルアルバム『No.Ⅰ』でソロ楽曲「透明になりたい」を一緒に制作した。自身が以前に見た夢を曲にしたいと思い、この世界観を表現できるのはVaundyしかいないと、声をかけたのだという。先に挙げた「BON」などでは独特のハスキーボイスを活かした低音ラップを披露している平野だが、この曲では抜け感のある繊細な歌声を響かせている。そんな歌唱の仕方からもVaundyへのリスペクトが感じられた。

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