2024.12.30 12:00

GLAYは今こそ最強である　25年ぶり紅白、フェス出演やコラボ……怒涛の30周年イヤーに証明する不動の地位

文＝大前多恵、画像提供＝ⒸLoversoul

　GLAYにとっても近しい関係にあるミュージシャンの訃報が続いた2023年。もちろん、ライブ一本一本を大切にする姿勢は今に始まったことではないが、インタビュー等で語られる言葉やライブのMCから推察できるのは、メンバーが全員健在かつ良好な関係でいられることの尊さをより強く自覚しながらバンド活動に取り組んでいるのではないか、ということ。2023年12月3日の日本武道館公演でHISASHI（Gt）が「死ぬまでGLAYをやらないか？」と呼び掛け、TAKUROが「はい！」と間髪入れず答え、後のソロライブでアンサーソングを披露するまでの一連の出来事も忘れられない。30年以上にわたりサポートを務めているドラマーTOSHI NAGAIと、アレンジでも見事な才を発揮するキーボーディスト村山☆潤と共に奏でるGLAYのバンドアンサンブルは今、至宝の輝きを放っている。

GLAY 30周年特報第三弾映像

　ベテランだが凝り固まることなく、より自由に、常に楽しみながら表現領域を無限に拡大していくGLAY。2025年1月3日・4日の福岡、18日・19日の横浜公演の後、24日・25日の郷里・函館アリーナでの追加公演でアリーナツアーは幕を閉じる。上述の2月22日のLUNA SEAとの対バンを経て、3月には「世代や国境を越えたアーティストとの共演」とだけ発表されている詳細未定なプロジェクトが控え、4月にはベストアルバムをリリース。5月31日・6月1日には東京ドーム、TERUの誕生日にあたる6月8日には京セラドーム大阪公演で30周年はグランドフィナーレを迎える。GLAYの30周年イヤーの後半がいよいよ始まる。