THE RAMPAGE ソロインタビュー Vol.13:藤原樹 憧れの先輩からもらった言葉&“愛猫との夢”も叶えた1年に

THE RAMPAGEソロ取材:藤原樹

 2024年に結成10周年を迎え、ドーム公演『THE RAMPAGE LIMITED LIVE 2024 *p(R)ojectR® at TOKYO DOME』を大成功に終えたばかりのTHE RAMPAGE。16人によるEXILE TRIBE屈指のダイナミックなパフォーマンスの人気は海を越え、アジアでの公演も増えてきた今、リアルサウンドではTHE RAMPAGEメンバーへのリレーインタビューを企画。アニバーサリーを迎えた活動への素直な心境、メンバーとの思い出などを語ってもらった。第13回はパフォーマー 藤原樹が登場する。(編集部)

10年前からの憧れと共演「頑張ってきてよかった」

――2024年はTHE RAMPAGEの結成10周年イヤーでした。どんな1年になりましたか?

藤原樹(以下、藤原):グループとしても個人としても、毎年どんどん忙しくなっているなと感じるんですが、その中でも今年は特に目まぐるしい1年でした。今年もアリーナツアー(『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2024 “CyberHelix” RX-16』)を回らせていただいたし、『BATTLE OF TOKYO』や『LDH LIVE-EXPO』もあったし、2度目の東京ドーム公演もやれました。本当に充実した10周年でしたね。みんなでいろいろなことに挑戦して、これからさらにTHE RAMPAGEが大きくなっていくための第一歩が踏み出せたような、もっと夢を叶えていきたいっていう思いがさらに芽生えた1年でした。

――この1年間で、新しく好きになったものやハマった趣味はありますか?

藤原:最近、日本酒が好きになったんですよ。来年1月から放送される『あらばしり』(読売テレビ・ドラマDiVE)というドラマで、日本酒店の店主役をやることになったので、クランクインする前に日本酒の勉強をしていたのがきっかけですね。今までもたまに日本酒を飲むことはありましたが、特に好んで飲む感じではなくて。でもいろいろな銘柄を飲むうちに、日本酒の奥深さに気づいてハマりました。今では仕事終わりに、家で一人で飲んだり、ちょっといいおちょこを買っちゃったりしてます。一番気に入ってるのは、ドラマにも出てくる「AKABU(赤武)」という銘柄です。他にもたくさん種類があるので、地元の日本酒などをいろいろ買い集めて知っていきたいなと思っています。

THE RAMPAGE
THE RAMPAGE

――10年間で特に印象に残っているライブ、またはターニングポイントになったと思うライブを教えてください。

藤原:ターニングポイントになったのは、やっぱり今年の東京ドーム2DAYSですね。メンバー全員「ドームは絶対に成功させてやる」っていう気合いがめちゃくちゃ入ってたし、逆に「成功させられなかったら、今後THE RAMPAGEはどうなるのか」みたいな、大袈裟に言うと生きるか死ぬかみたいな覚悟を持って臨んだのですが、結果的に集大成のようなライブを見せられたと思います。今までは、初めてのアリーナツアーだった『THROW YA FIST』ツアー(『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2019 “THROW YA FIST”』)が個人的に一番印象に残ってたんですが、今回でそれが更新されました。ドームでは個人で見せるパートもあったんですが、そのときのメンバーのパフォーマンスの完成度や、舞台裏で聞いたファンの皆さんの歓声が本当にすごくて、「THE RAMPAGEって本当にすごいメンバーが揃ったグループなんだな」と改めて実感しました。16人それぞれが自分の見せ方を10年追求してきたからこそ成し遂げられたものだと思うので、メンバーに対しても心強さを感じましたね。

 あと個人的に印象に残っているのは、今年の『LDH LIVE-EXPO』でEXILEさんの「Someday」をパフォーマンスさせてもらったことです。この曲は、リリース当時、小学校6年生だった僕がTAKAHIROさん役のキッズダンサーとしてMVに出演させてもらったんですが、EXPOでは、一緒にMVに出ていた(浦川)翔平といわしょう(岩谷翔吾)さん、BALLISTIK BOYZの(砂田)将宏と(深堀)未来と、5人でパフォーマンスしました。曲の最後にTAKAHIROさんが「夢を叶えてきた5人に大きな拍手を!」と言ってくれたんですが、それがすごく印象的でしたね。10年前に憧れていたTAKAHIROさんたちと同じステージで踊れて、〈あれから/数えきれないほど/夢を叶えてきたけど〉というサビの歌詞を聴きながら「頑張ってきてよかったな」ってめちゃくちゃ感動した瞬間でした。

――10年の活動で、特に変わったと思うメンバーと、そのエピソードを教えてください。

藤原:やましょう(山本彰吾)さんです。今はライブを作るときに先頭に立って進めてくれていますが、初めてのツアーとかは全然そんな感じじゃなくて、リーダーの陣さんが大体まとめてました。それが気づけば、“やましょうさんが居なければTHE RAMPAGEのライブは作れない”と言っても過言ではないくらい頼もしい存在になっていて、みんながやましょうさんに頼っています。パフォーマンスはもちろん、発想力とか想像力もすごいし、ライブ作りが本当に得意な方なんだなと思います。グループに居てくれて本当に良かったし、これからも欠かせないメンバーだなと改めて感じます。

藤原樹
藤原樹

――この10年の活動で、最も驚いたこと・予想外に嬉しかったことは何でしょう?

藤原:愛猫のマースとの写真集(『樹 & マース フォトブック「Mars」』)が出せたことです。猫を飼い始めて、それが仕事に繋がるというのは飼い主としてすごく嬉しいですし、想像もしていなかった個人的な夢が叶った出来事だったなと思います。もうマースにもファンがついているような感じもあるんですよ(笑)。写真集には、自分で撮った写真もカメラマンの方に撮ってもらった写真もいろいろ入ってるんですけど、ありがたいことにHMVの2024年写真集ランキングは1位にランクインして、それも嬉しかったですね。

――2024年現在の気分で、特に思い入れの深いTHE RAMPAGEの1曲を教えてください。

藤原:「Knocking Knocking」ですね。この曲は2ndシングル『FRONTIERS』のカップリングで、それまではゴリゴリの曲ばかり出していた中で、初めてR&Bテイストにチャレンジした作品でもあります。だから当時のホールツアーで初めてパフォーマンスしたときの思い入れは強いです。この曲では僕がシャツを脱ぐパフォーマンスをするんですが、そのときの歓声がすごいんですよ。ファンの方の間でも、「Knocking Knocking」といえば僕が脱ぐ曲みたいなイメージになってると思います(笑)。『THROW YA FIST』ツアーや最近の東京ドームなど、いろいろなライブでパフォーマンスしてきて、ファンの方からも人気の楽曲なので、演出もどんどん進化させて、次やるときはさらにパワーアップした姿を見せたいと思っています。

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE / Knocking Knocking (Dance Video)

――10周年の先へ進んでいくにあたり、これから目標に掲げていることを教えてください。

藤原:THE RAMPAGEとしては、来年のツアー(『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2025 “PRIMAL SPIDER”』)がもう決まっていますが、一番の目標はやっぱりドームツアーです。ドームツアーができるアーティストって本当に数少ないと思うので、僕たちが早く成し遂げられるように、さらに人気にならないといけないなという焦りも少しありますね。でも今年東京ドーム2DAYSをやってみて、僕たちは16人の大きなグループですし、ドームのステージが似合うなと改めて感じたので、まずはドームツアーという夢を叶えて、このまま15周年、20周年と、16人で仲良くやれたらいいなと思っています。

 個人の活動に関しては、今年も舞台やドラマなど役者の仕事を中心にやらせてもらったので、引き続き力をつけていきたいです。新しいことを始めるよりも、今の活動をさらに深めていきたいですね。もちろん、ダンススキルも磨いて最高のパフォーマンスができるように努力したいし、俳優としてもさらに勉強して貪欲に頑張っていきたいです。そしてそれが、THE RAMPAGEを知らない方がライブに来てくれることに繋がったらいいなと思っています。

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