髙橋優斗退所発表のHiHi Jets、2024年は“いつもと違う”1年だった? 各ジュニアグループの状況を総括
9月19日、HiHi Jets・髙橋優斗が10月1日をもってSTARTO ENTERTAINMENTを退所することを報告した。誰がいつ辞めてもおかしくないのが“ジュニア”であるとは言えど、先頭を真っ直ぐにひた走り、ジュニアの顔として多くのファンが信頼していた存在でもある髙橋からの突然の発表に彼を知る多くの人々が衝撃を受けている。
一方で気になるのはHiHi Jetsの今後の活動についてだろう。退所を報告した動画にはHiHi Jetsのメンバー5人が出演し、経緯や現在の心境を報告したが、今後の活動についての明言は避けられた。公式サイトの発表によると髙橋は去年から退所の意向を伝えていたとしているが、言われてみれば今年のHiHi Jetsのグループの動向はこれまでと異なる動きが多かったように感じる。
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メインビジュアル公開
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デコチャリにまたがり舞台を
縦横無尽に駆け回る🚴
華やか衣裳にもぜひ注目ください🌟チケットは8月25日(日)
10:00 発売開始です🎟https://t.co/AVHZ5Ve44H… pic.twitter.com/DgJly9maV9— 松竹演劇部 (@shochiku_stage) August 23, 2024
現在関東のジュニアユニットで活動しているHiHi Jetsは、同年代の7 MEN 侍や少年忍者、SpeciaLなどと比較すると、ドラマや映画、外部の舞台における俳優業の仕事が少ないグループだった。長いグループの歴史を振り返っても事務所主催を除いた舞台出演は、2023年に上演された井上瑞稀の主演舞台『ルーザーヴィル』(7 MEN 侍の本髙克樹も出演)のみとなる。
そこから今年に入っては、井上と橋本涼のダブル主演舞台『劇走江戸鴉~チャリンコ傾奇組~』が10月から新橋演舞場で上演されたほか、ジュニア全体を見渡しても演技での評価が高い作間龍斗も、11月から上演されるニッポン放送開局70周年記念公演『138億年未満』で主演を務める。
映画に関しては、猪狩蒼弥が出演した7月公開と映画『先生の白い嘘』と8月公開の映画『恋を知らない僕たちは』、12月公開予定の作間出演映画『うちの弟どもがすみません』の3本が制作された。
しかし、そうした映画や舞台が増える一方で、今年に入ってからドラマへの出演は減少。現時点で4月から6月にかけて井上が出演した『95』(テレビ東京系)と6月から7月にかけて橋本が主演を務めた『墜落JKと廃人教師 Lesson2』(MBS/TBS系)のみとなっている。
【 🎪Theater 】
帝国劇場2024 年新春公演
『Act ONE』
日々たくさんのご声援ありがとうございます✨💫本日終演しますと、明日は休演日です🙇🏻♂️
最後までよろしくお願いします☺️💕#林一敬 くん #手島麗央 くんも一緒に📸#HiHiJets #美少年 #7MEN侍 #少年忍者 #ジュニア#アクトワン pic.twitter.com/qHHSKtO8LN
— ジュニア公式 (@jr_official_X) January 4, 2024
グループでステージに立った機会を振り返ると、帝国劇場にて元旦から上演された関東ジュニアの舞台『Act ONE』(美 少年、7 MEN 侍、少年忍者ほかも出演)、3月から5月にかけて全国5都市を周った『HiHi Jets Arena Tour 2024 BINGO』のみである。
同時期にアリーナツアーを開催していた美 少年は、3月の『第38回 マイナビ 東京ガールズコレクション2024 SPRING/SUMMER』や7月に行われた令和6年能登半島地震の被災地復興支援を目的とした『『PEACEFUL PARK 2024 for 能登 -supported by NTT docomo-』に出演。7 MEN 侍は、4月に『SODA presents Battle of Rock ~Mission of 7 MEN 侍~』というロックバンドとの対バンライブに出演、7月からは全国ホールツアー『7 MEN 侍 LIVE 2024 and JOY!』、9月からは6人の主演舞台『MASSARA』が幕を開けたりとグループ全員での稼働が忙しない。21人という大所帯ゆえに結成当初は全員での稼働が少なかった少年忍者も、5月の『少年忍者 Arena Concert 2024 The Shining Star』、8月の『少年忍者 LIVE「PASSION!! ~忍 in the Summer 2024~」』というコンサートに加え、去年までは一部のメンバーのみが出演していた舞台『DREAM BOYS』も今年は全員が出演する。
2024年のHiHi Jetsは他グループの活動と比べると、グループ全体での活動を抑え、先にあげた俳優業などの個人活動を活発に行っていた印象を受ける。こういった活動内容の変化は、もしかすると髙橋の退所を見据えた上で起こったことだったのかもしれない。